福岡市都市景観賞とは

https://tottoko.city.fukuoka.lg.jp/about/


【設計者コメント】

市民賞は市民の方々に自ら選んでいただく賞です。都心の大型開発でありながらこのような賞を受賞することが出来たのは、「公共の場の継承」と「福岡が成長していく期待」にあるのではないかと思います。計画地は福岡市中心部において歴史ある小学校の跡地でありこれまでも地域の運動会夏祭りが行われてきた貴重な公共の場となってきました。今回の計画でも行政と連携しつくりだした広場により、世代を問わず多くの人の居場所となっています。同時に、航空法緩和により周囲から際立つ高さをもった建物は様々な場所から見ることができ、福岡が新しいステージへと成長する期待が感じられます。これらは多くの方々のご尽力により実現したものであり、設計者として携わることのできる街づくりに活かしていきたいと思います。「福岡大名ガーデンシティ」の建築主・施工者をはじめ、関係したすべての皆様に感謝をしております。ありがとうございました。

【建築概要】

名称:福岡大名ガーデンシティ

所在地:福岡市中央区大名2丁目6-50

建築主:大名プロジェクト特定目的会社(積水ハウス株式会社西日本鉄道株式会社、西部ガス株式会社、株式会社西日本新聞社、福岡商事株式会社)

設計者:久米設計・醇建築設計共同企業体(株式会社久米設計九州支社、株式会社醇建築まちづくり研究所)

施工者:清水・鴻池・積和建設九州特定建設工事共同企業体/古賀・内山・岐阜〈大名〉建設共同企業体

延床面積:91,423平方メートル

階数:(タワー棟)地上25階/(テラス棟)地上11階

構造:(タワー棟)S・CFT・制振/(テラス棟)S

竣工:2023年3月

受賞:福岡市都市景観賞_市民賞・グッドデザイン賞

【設計コンセプト】

広場を中心として都市に開かれたクロスカルチャー拠点

福岡大名ガーデンシティは福岡市中心部における旧大名小学校の跡地活用事業です。オフィス、ホテル(ザ・リッツカールトン)、商業を積層した「タワー棟」と住宅及び創業支援施設に地域の公民館からなる「テラス棟」に消防団施設、イベントホール、広場を加えた複合施設で構成されています。旧小学校のグラウンドを再生した広場を中心に市民、地域住民をはじめオフィスワーカー、海外からのホテル宿泊客等、様々な人が集うことができるグローバルなビジネス環境とクロスカルチャーの拠点を創出しました。「タワー棟」は広場につながる貫通通路を軸として二つのボリュームに分割し、前後にずらすことで天神ビッグバンアイコンとなる躍動感と象徴性を持たせています。この立体的に雁行した形はかつて城下町であった大名地区に残る「かぎ型」の町割に由来しており貫通路の視認性を高めると同時に、市の中心、天神からの人の流れを広場へ導くことで天神広域の都市の交流と憩いの空間を創出しています。


【久米設計 ENGINEERING & DESIGN】

https://www.kumesekkei.co.jp/e_and_d/assets/0056/fukuoka_daimyo_garden_city.pdf

【会社概要】

株式会社久米設計

「豊かさ」を拓く。私たちは「豊かさ」とは何かを真剣に考える多様な個性の集合体です。地域・人を大切に、未来を見据えた新たな価値を創造していきます。

1932年の創設以来、数多くの都市、建築の設計を手掛けてきました。技術とデザインの融合を追求し、人と社会への貢献を目指す企業です。本社を東京都江東区潮見に構え、社員数約650名(約450名の資格を有する専門家)を擁し、国内外の幅広いプロジェクトに取り組んでおります。持続可能な社会の実現へ、技術とデザインで貢献してまいります。

URL:https://www.kumesekkei.co.jp/

所在地:東京都江東区潮見2-1-22

代表取締役社長 藤澤進

【久米設計Instagram】

https://www.instagram.com/kumesekkei/

配信元企業:株式会社久米設計

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