21日に行われたエールディヴィジ第18節ユトレヒト戦に1－1と引き分け、PSVの開幕連勝記録が『17』でストップした。

　今シーズンのオランダ国内における公式戦は“全勝”と破竹の勢いで邁進するPSVだが、レコード更新目前でその記録が途絶えることになった。エールディヴィジ後半戦の初戦となる第18節が21日に行われると、PSVは敵地でユトレヒトと対戦。7分にDFセルジーニョ・デストのクロスにFWヨハン・バカヨコが頭で合わせて幸先良く先制するも、53分に左サイドを破られて失点。終盤にかけてはFWイルビング・ロサノのシュートがバーを強襲するシーンもあったが、追加点を奪えないまま、1－1の勝ち点1を分け合う形となった。

　そしてこの結果、ピーター・ボス監督が率いるPSVのエールディヴィジ開幕連勝記録は『17』でストップ。フース・ヒディンク体制下のPSVが1987－88シーズンに記録し、以降36年間破られることのなかった同リーグにおける開幕最多連勝記録に肩を並べたものの、史上初となる開幕18連勝には届かなった。

　エールディヴィジ開幕最多連勝記録タイとなった現チームの主将FWルーク・デ・ヨングは試合後、「ここで終わってしまうのはひどく残念だけど、この記録をどれだけ誇りに思うべきかという話でもある。僕たちは一緒に素晴らしいフットボールができることを証明したのだから、今再びそれを取り戻さないとね」としつつ、「他にもたくさんの記録が残っている。それでいて最後には、目に見えるもの、“本当の賞”が大事なんだ」と6シーズンぶりのリーグ優勝に向けた意気込みを示した。

　そんなPSVの次戦は、ミッドウィーク開催となるKNVBカップ・ラウンド16のフェイエノールト戦。昨シーズンのリーグ王者が相手だが、未だに続く国内無敗記録がどこまで伸びるかにも注目だ。また、エールディヴィジでは27日にアルメレ・シティと対戦する。

PSVの開幕連勝記録は『17』でストップ [写真]=Getty Images