令和6年1月22日

令和5年11月17日(金)『令和5年公認会計士試験論文式試験』の合格発表が行われ、高崎商科大学 (所在地:群馬県高崎市、学長:築雅之) から2名の現役生合格者を輩出しました。合格者の内訳は、4年生2名で、いずれも商学部会計学科の在籍者です。
今回の合格者輩出により、北関東甲信越の国公私立大学の中で唯一9年連続で現役大学生の公認会計士試験(論文式試験)合格者を輩出する快挙となりました(自学調べ)。本学では、独自の教育システムによる会計教育を取り入れ、企業経営や地域社会の発展に向けて主体的に行動できる会計人の育成を行っています。


創立者の写真の前で撮影に応じる合格者(左)石関、(右)大宮。



令和5年試験は合格率7.6%の狭き門
今回発表となった令和5年公認会計士試験論文式の合格者は全体で1,544名(合格率7.6% 合格者数1,544名/願書提出者数20,317名)。そのうち大学在学中(短大含む)の合格者は652名。高崎商科大学からは商学部会計学科 4年生の合計2名が合格しました。今回の合格をもって、本学では9年連続で現役大学生の合格者を輩出したことになり、9年間累計の現役合格者数は32名に上ります。なお、論文式試験の受験資格を得るための1次試験の位置づけにある短答式試験においては、過去9年間累計で46名(令和6年1月時点)が合格しています。




■合格者のコメント


石関 光基(21歳)
高崎商科大学 商学部 会計学科4年/群馬県立前橋商業高等学校(商業科)出身

 論文式を受験した時期が最終学年の大学4年生だったこともあり、合格でき安堵しています。合格の吉報を受けて、大学の先生やスタッフの皆さんに良い報告ができたことはもちろん、母校の高校でお世話になった先生に報告に行けたときはとても嬉しく感じました。
私は当初、高校卒業後は国税局への就職を考えていたのですが、高校2年生の冬にもっと会計の勉強がしたいと思い、大学への進学を決めました。私がいた高校は高崎商科大学が簿記会計教育を支援するプロジェクトの協定校になっていました。その支援のおかげで高校3年生の6月に日商簿記1級に合格できたこともあり、高崎商科大学に進学を決めました。
 入学して一番衝撃を受けたことは高難易度の資格試験に挑戦している人に囲まれて学べることでした。同じ目標を持って互いに刺激しあえる仲間がいることは幸せでした。そんな環境はスランプの際に自分に何が足りていないのかを見つめなおすきっかけになりました。
また、実務家講演が多くあり、授業で学んだ内容と実務の関係性を確かめやすい点や、大学の様々な科目を通して会計以外の観点から社会の仕組みを理解できる点は、非常にためになりました。というのも会計は企業活動に起因しており、経済や金融に関する授業も会計と深く結びついているためです。
 将来のことに関しては、まずは人から信頼される会計士になることが一番にあり、そのうえで地元群馬の商業教育に貢献できる会計士になりたいと思っています。身に付けた力を母校に還元できれば最高ですね。機会があれば一つでも多くのことを後輩に伝えられたらと思っています。大学の入学時点の目標を達成できてとても嬉しいです

<石関さんの資格試験の合格歴>
日商簿記検定1級(高校3年生、高崎商科大学の支援による)
・税理士試験 簿記論(1年次)
・税理士試験 財務諸表論(2年次)
公認会計士試験 短答式(3年次)
公認会計士試験 論文式(4年次)
・大手監査法人に内定(4年次)


大宮 一真(22歳)
高崎商科大学 商学部 会計学科4年 / 長野県中野西高等学校(普通科)出身
 大学の入学時点の目標を達成できてとても嬉しいです。高校1年生のときに公認会計士の仕事を知り、最初は数字に関わる仕事がしたいと思って目指し始めました。高校は普通科で簿記の存在を知らなかったため勉強まではしていませんでしたが、大学入試が終わったタイミングで日商簿記3級の勉強を始めました。
 将来を見据えて本気で勉強するのは公認会計士を目指してからが初めてだったので勉強方法を工夫するのが一番大変でした。スタッフや先生方に様々なアドバイスをもらい、学び方でこんなにも成果に違いが出るのだと自覚しました。また、所属していた経理研究所にはスタッフが常駐していますし、共通テスト関係の日以外は土日でも使えるため、勉強をどこでやろうと悩むことなく集中することができました。このほかにも勉強する上での環境が整っており、想像以上にありがたかったです。
 公認会計士として貢献できる領域はとても広いです。将来的には地元に貢献できる会計士になりたいと考えています。自分の地元の長野県では大学進学で県外へ出てそのまま県外で就職してしまう人が多いと感じています。この理由として、県内の就職口が少ないことが大きな原因と考えています。そのため、会計士として企業を支え長野県の企業を大きくすることができれば長野県に戻ってくる人が増え、地元に貢献できるのではないかと思っています。

<大宮さんの資格試験の合格歴>
日商簿記検定3級(高崎商科大学合格後、高校在籍時)
日商簿記検定2級(大学1年次) 
日商簿記検定1級(大学2年次) 
・税理士試験 簿記論(大学3年次) 
・税理士試験 財務諸表論(大学3年次)
公認会計士試験 短答式試験(大学3年次)
公認会計士 論文式試験(4年次)
・大手監査法人に内定(4年次)



税理士試験、日商簿記1級など、多くの難関資格合格を実現
公認会計士試験と同様に難関国家試験とされる税理士試験においても、本学では多数の実績を残しています。令和5年11月30日に発表された「令和5年度第75回税理士試験」では、簿記論8名、財務諸表論9名が合格し、過去9年間累計で簿記論87名、財務諸表論77名の合格者を輩出したことになります。

<過去9年間の合格実績(平成27年令和5年)※令和6年1月19日時点>
公認会計士試験(論文式)32名合格/公認会計士試験(短答式)46名合格
・税理士試験(簿記論)87名合格/税理士試験(財務諸表論)77名合格

全経簿記上級47名合格/日商簿記検定1級84名合格

■「会計力」を強みに監査法人や大手企業への就職を実現
公認会計士試験合格者の卒業生は、EY新日本有限責任監査法人、有限責任あずさ監査法人、有限責任監査法人トーマツ、PwCあらた有限責任監査法人などの大手監査法人への就職を果たしています。早期合格者には大手監査法人の協力のもとインターンシップに参加できるなどの仕組みもあり、地方から優秀な人材を輩出できる仕組みを構築。また、監査法人に勤務する卒業生を招聘した実務講義「監査実務体験会」なども開催。実際の監査現場(職場)で行われている事例をもとにしたケーススタディを行い、大学の学びが実務でどのように活きるかを実感できる機会も提供しています。
本学では「会計の力で社会に貢献できる人材の輩出」を目標にしているため、公認会計士だけではなく、企業会計人として帝国データバンク、東海東京フィナンシャルホールディングス、Japan Asset Management、群馬銀行などの大手企業への就職も実現しています。「会計」はこれからの企業で働くすべての人たちにとって必要なビジネス言語であり、経営戦略に基づいた思考・判断・行動、そして積極的にビジネス提案ができる力として求められています。本学の会計学科では、1年次での日商簿記2級の保有率は80%(令和4年度実績)。学科生全員が簿記・会計の能力を身に付け、様々な業界で職業会計人として活躍できるよう学びの構築を行っています。

「学んで損なし」会計学科


■独自の教育システムによる会計教育。価値を提供できる人材輩出を実現
本学の会計教育は、民間資格予備校に頼らず、現役の公認会計士等が直接指導する「実務家教育」をポリシーとしています。現役の公認会計士複数名が大学教員として難関国家資格の指導まで行われるケースでは全国でも珍しく、正課授業科目と合わせて会計教育の専門機関である「経理研究所」のプログラムを受講することにより、公認会計士試験や税理士試験、日商簿記1級などの難関資格取得を目指すことができます。
AI時代を迎え、公認会計士に求められる能力も変化しつつあり、経営コンサル的な対人能力や課題解決力などの付加価値型の業務もその一つです。また、大学などの高等教育機関に限らず、中学校では「社会科」、高等学校でも「公共」「政治・経済」において「会計」が扱われており、初等中等教育での会計・金融教育も始まりました。これからの企業で働くすべての人たちにとって必要な「会計力」。本学は、地域社会の健全な発展を担う会計プロフェッショナルの育成に群馬県は商都・高崎の地で取り組んでいます。


高崎商科大学経理研究所。建学の精神は「自主・自立」



■高崎商科大学
商学部 会計学科 (会計コース/金融コース) 定員70名
商学部 経営学科 (経営コース/情報コース/観光まちづくりコース) 定員130名

高崎商科大学の実務家教育 経理研究所プログラム 会計を志す6つのエピソード
高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部 〒370-1214 群馬県高崎市根小屋町741
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公式サイト:https://www.tuc.ac.jp/
担当:高橋

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