手帳製造・OEMを手がけて69年の伊藤手帳株式会社(本社名古屋市東区代表取締役社長 伊藤亮仁)は、和歌山大学経済学部柳ゼミに在籍するハイファイブ(担当:経済学部副学部長 柳 到亨 担当学生:3回生木村満厘 池中唯人 天野優音)が提案した、留学生の心のお守りになる手帳「留学DIARY」の商品化を行います。

1月17日(水)伊藤手帳は和歌山大学へ伊藤訪問し商品化へ向けてのキックオフを行いました。

キックオフでは、商品化までの日程、手帳の仕様、販売プロモーションの選定と実施時期について話し会いが行われました。

▼商品化の背景
「留学DIARY」は実際に商品化を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジSカレ(Student Innovation College 以下Sカレ)2023で伊藤手帳が掲げた「デジタル化時代に必要な手帳」というテーマにおいて1位を獲得しました。

コンセプトは留学生の心のお守りになる手帳です。
留学前のわくわくした気持ち、留学中の不安をかき消す気持ち、留学後の懐かしむ気持ちと、留学に関する3つのステージで手帳が果たす役割を最大限に引き出した提案でした。
尚、「デジタル化時代に必要な手帳」のテーマには17大学19ゼミ64名が参加しました。

▼「留学DIARY」商品化までの主な流れ
1.2月21日(水)11時~12時 新商品「留学DIARY」完成品発表会
場所:和歌山大学 西3号館コミュニケーションスクエア
発表会概要:ハイファイブが留学DIARYを考えた経緯・商品説明・商品化に至るまでの苦労した事・楽しかった事などを学生が主体となって発表します。また商品化を行った伊藤手帳より取組みに関する感想(和歌山大学発の手帳をどのように成長させていきたいか)を頂きます。
2.2月21日(水)11時より 伊藤手帳ECサイトユメキロック本店にて留学DIARYの予約販売を開始
3.3月19日(火)伊藤手帳ECサイトユメキロック本店、楽天市場店、Amazon店、Yahooショップ店にて先行販売開始
4.4月16日(火)学生による店頭販売デモンストレーション
場所:和歌山大学生協 12時~1時 (詳細場所について調整中)


※留学DIARYのプロトタイプをもつ柳ゼミ ハイファイブ

※伊藤手帳が和歌山大学を訪問。商品の仕様や今後の販売戦略について打ち合わせを行いました


和歌山大学国際交流課、和歌山大学消費者生活協同組合担当者も参加し、留学DIARYをより多くの方に知ってもらう方法を考えました。

【ハイファイブチーム留学DIARY発案のきっかけ】
内閣官房 教育未来創造会議 「未来を創造する若者の留学促進イニシアティブ<J-MIRAI>(第二次提言) 工程表(令和5年9月5日)【概要】によると2033年までの目標として海外留学生派遣数50万人と発表しました。
また、チームメンバー内に留学経験者がおり、留学前・中・後における不安や楽しさを記録していなかったという後悔がありました。
私たちが選んだテーマは「デジタル化時代に必要な手帳」です。留学後に後悔しないためにも、アナログの手帳を使い、留学前から留学後までケアできるツールを作り、今後増え続けるであろう留学生に使ってもらい、喜んでもらいたい。といったところから企画は始まりました。


【ハイファイブチーム留学DIARY今後の流れ】
2月21日の新商品「留学DIARY」完成品発表会の準備を進めてまいります。
当日、より多くの方に発表会に参加していただけるよう案内や発表会の方法を伊藤手帳担当者と相談しながら決めていきます。

発表会当日は多くの方に支えられて「留学DIARY」が商品とし誕生した喜びや、携わった方へお礼を申し上げたいと考えています。

・商品化を目指すSカレとは
Sカレは、実際に商品化を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジです。2006年に発足し17年を迎えます。今年度のSカレ2023には全国32大学38ゼミ169チーム552名が参加しました。
Sカレの目指すところは、未来のマーケターの育成にあります。大学は違えども志を同じくする若い仲間が、仲間同士で協力しあい、互いに切磋琢磨しながら、商品企画プロセスとそのマネジメントを実際に体験します。その企画はウェブ上で提案され、皆さんの前で発表します。さらには現実の市場において問います。ここに、Sカレの他にない特徴があります。

学生が、実際のユーザーと対話しながら、商品企画を進めるという実践的なマーケティングを学ぶ機会は、世界広しといえども、Sカレしかありません。また、企画の渦中において、ライバルチームの成果を見ながらリアルタイムに競争するという場も、他に例を見ません。参加する学生にとっては、マーケティング実践を学ぶ絶好の機会であり場であると考えています。
▼Sカレ公式サイト https://s-colle.ws.hosei.ac.jp/

伊藤手帳がSカレに参加した理由と求めるもの
2021年総務省が行った「ウィズコロナにおけるデジタル活用の実態と利用者意識の変化に関する調査研究」によるとデジタル利用の端末はスマートフォンが89.4%で全体の9割近くという結果が出ています。また同調査では普段利用しているインターネットサービスについて質問していますが「予定管理・カレンダー」と回答した人が全体の34.1%となり、デジタルを使った予定管理が進んでいる事が伺え、手帳製造メーカーとして手帳の良さを若い世代に伝え、手帳を使用した予定管理の方法を普及する必要性があると考えていました。

一方、弊社が行った独自調査ではスケジュール管理やタスク管理はデジタルとアナログの併用というユーザーが6割を超えるという結果が出ています。このような背景からデジタル化時代に求められる手帳の仕様についてデジタルネイティブの学生より企画提案をもらい、商品化を進めるべく「デジタル化時代に必要な手帳」というテーマでSカレへエントリーしました。

スマホネイティブの世代がどのような提案をしてくれるのか楽しみであり不安もありましたが、どのチームも調査に基づいたマーケティングプラン・販売プランを熟慮してくれ選考に悩みました。

また、本試みから手帳について改めて向き合う気持ちが生まれた・手帳の役割について深く考えるきっかけになったと参加した学生さんより感想を頂きました。

手帳について知る・考えるきっかけの場となったと伊藤手帳では捉えています。

留学DIARYは留学前から友人や家族とコミュニケーションを取り、留学中のホームシック対策に活用するアイデアが素晴らしい。また、留学経験を手帳に残すことで、感謝の気持ちや成長を振り返る仕組みになっています。これから留学する学生、また留学するお子さまを持つ親御さんに向けしっかりした商品を作り多くの方に喜ばれることを願っております。

和歌山大学経済学部について】
国立大学経済学部の中でも屈指の規模と伝統を誇ります。経済学、経営学、情報学、法律学など各分野の専門家である教員を揃え、充実した教育支援体制により、専門知識と幅広い教養を有する人材を養成します
2023年10月には経済学部設立100周年行事が開催されました。

【伊藤手帳株式会社について】
昭和12年現代表の祖父が個人経営として創業。平成20年伊藤手帳株式会社へ組織変更とともに伊藤亮仁が3代目代表取締役へ就任。事業承継時100坪であった本社兼工場(名古屋市東区)から工場部門を愛知県小牧市へ移転。
2022年4月に小牧第2工場(2nd Base)も稼働。総計1800坪の敷地で年間1,000万冊の手帳を製造します。事業成長率9.20%(4年間)。
2021年よりSDGs宣言に基づく地域貢献の1つとして愛知大学・一宮商業高校、聖徳学園中学校(東京武蔵野市)と産学連携プログラムによる手帳開発・販売を手掛け手帳需要の裾野を拡げる活動も行っています。
2023年は愛知大学キャリア支援センター、愛知県立一宮商業高等学校聖徳学園中学校(東京武蔵野市)、Sカレ(Student Innovation Collegeの略。実際に商品化を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジ)と手帳の新商品開発に取り組みました。
2023年12月までに合計60の手帳に関する企画案が提案され、そのうち4案を商品化しました。2024年4月迄、さらに3案が商品化されます。

商号: 伊藤手帳株式会社
代表者: 代表取締役 伊藤 亮仁
所在地: 〒461-0034 本社:愛知県名古屋市東区豊前町3-42 TEL:052-936-2363
事業内容: 各種手帳の製造、販売、一般書籍の製造、ビニール製品の製造
資本金: 10,000,000円 
URL:伊藤手帳オフィシャルサイト https://ito-techo.jp/


和歌山大学経済学部 副学部長 柳(りゅう) 
伊藤手帳株式会社 広報 神谷 

配信元企業:伊藤手帳株式会社

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