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KEN THE 390がホストとなり、MCバトルに縁の深いラッパーやアーティストと対談する本連載。EPISODE.4の前編では、2000年代後半から2010年代前半にかけての“MCバトル冬の時代”について、ゲストのMC正社員DOTAMAに話を聞いた。

【写真】MCバトルについて語り合うMC正社員、DOTAMA、KEN THE 390。

後編では、MCバトルイベントがブレイクスルーした瞬間についてのエピソードや、バトルシーンの未来について語り合う。

取材・文 / 高木“JET”晋一郎 撮影 / 斎藤大嗣 ヘアメイク(KEN THE 390) / 佐藤和哉(amis)

ありがたくいただいた仕事に対して、ベストを尽くす

KEN THE 390 DOTAMAくんは2013年に「ULTIMATE MC BATTLE」(UMB)本戦で準優勝を果たしましたね。

DOTAMA 「戦極 MC BATTLE」さんでも第7章(2013年)と第9章(2014年)で優勝させてもらったり、戦績としては上向きになっていたんですけど、そこで「俺、強くなったな」という感覚はまったくなくて。

KEN そうだったんですね。

DOTAMA 「続けていればいいことあるな」ぐらいの感覚でしたね。晋平太さんとR-指定さん、2人のUMB優勝によって、「精度の高いライミングを即興で出す」というスタイルが確立されたんですが、僕はあそこまでのレベルでライミングできない。じゃあ自分には何があるかと考えたときに、キャラクターとアンサーかなと。それをもっと特化させようというのが、当時考えてたことで。それがあの時期に評価してもらえたのかなと感謝してます。できることで戦おうというか。

──時期的には2012年に「BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」が始まり、フリースタイル / MCバトルの認知度が一気に広がるタイミングでしたが、バトルに出る側としては、「高ラ」はどのように見えていましたか?

DOTAMA 高校生の若い子たちがそれまでの自分の人生を懸けてラップで戦って、それがテレビバラエティのフォーマットで表現されるというのは、フレッシュでしたね。当時はバトルは冬の時代だったかもしれないけど、「高ラ」さんと2015年に「フリースタイルダンジョン」さんが始まって起きたムーブメントは、潮が引いたからこそ逆にその波が大きくなったんだろうし、冬の時代にスキルフルなラッパーがイノベーションを起こしていて、それがメディアを通して多くの人の目に触れたことで、ムーブメントにつながったんだと思いますね。

──DOTAMAさんは「フリースタイルダンジョン」にモンスターとして参加し、その知名度を高めました。一方で自伝「怒れる頭」では、そこには「多大な心労があった」と書かれていますね。

DOTAMA ラップやMCバトル特有のプレッシャーに対しての心労というよりは、普通の会社勤めの方が大きなプロジェクトを任されたとか、役職に選ばれたみたいな。普遍的なプレッシャーだったと思いますね。「ダンジョン」のモンスターに選ばれたことで、露骨な話ですけどお仕事も増えたし、シンプルにありがたかった。「世の中を見返してやったぜ!」みたいな気持ちは毛頭なかったし、ありがたくいただいた仕事に対して自分のベストを尽くす、という気持ちでしたね。インタビューだからいいことを言ってるわけじゃなくて、本当にそう思ってました。

MCバトルイベント、ブレイクスルーの瞬間

KEN 正社員くんはバトルがブームになっていく状況をどう見ていましたか?

MC正社員 当然ですけどありがたかったですよ。それまでは「UMBのグランドチャンピオンシップで、年末にLIQUIDROOMに800人集める」というのが、バトルの最大キャパだった。でも「高ラ」効果で「戦極」の動員も増え始めて、「ダンジョン」の効果でさらにブームが加熱していった2015年に、「戦極」も1300人キャパのTSUTAYA O-EAST(現Spotify O-EAST)で大会を開くことができたんですよね。

KEN 確かに「O-EASTでバトルができるんだ! すげえ!」という驚きがあった。

MC正社員 主催者としても「絶対埋まらないだろうな」と思ってたんだけど、速攻で売り切れました。それから2010年代の後半は「戦極」や「KING OF KINGS」「ENTER」のようなベテランが手がけるバトルだけじゃなくて、「凱旋MCbattle」みたいな20代の主催者が開く新しい大会もZeppやO-EASTを埋められるようになって。そして、その先に「BATTLE SUMMIT」のような「武道館で賞金1000万」みたいな大会が生まれたり、アリーナ規模でのバトルが開催されたりするようになったのが今。だから「戦極」がO-EASTで開いたタイミングが「MCバトルイベントのブレイクスルーの瞬間」だったと思います。

──「興行」としての規模が大きくなり、MCバトルが産業として、ビジネスとして成り立った瞬間というか。

MC正社員 だから自分としてもめっちゃ浮かれたと思う。あの当時、バトルに関わってた人間はみんな浮かれてたんじゃないかな。自分はDOTAMAさんと違って「見返してやったぞ!」と思ったし、それまでの鬱屈とか鬱憤を晴らしてた。自分でバトルの司会もやったし、いろんなメディアにスポークマン的に出て、自分を前に出そうとしてたんですよね。それは単純に調子に乗ってたからだし、今考えたらそれはマジで間違いだったなと。

DOTAMAさんにはバトルに出てほしかった

──DOTAMAさんは2017年にUMBでついに優勝を果たします。その詳細は「怒れる頭」に譲りますが、以降はしばらく、いわゆる現場のバトルには参加しませんでしたね。

DOTAMA 単純にお仕事が多かったのがありますね。2019年は1年間、サッカーのお仕事(CHIEF RAP OFFICER)がありましたし。あと、バトルはあくまでもアーティスト活動の宣伝だというのは自分の哲学で、そのマインドは20代前半の頃から変わってなくて。MCバトルも大好きだし、「競技としてのMCバトル」もまったく否定する気はない。ただ、そこにのめり込んで、そこだけで生きていくというつもりは最初からなかったです。2017年から「社交辞令」という主催のツーマンライブを始めたのも、そういう感情ですね。アーティスト活動がメインにあって、バトルは出られるときに出る、というのがスタンスであるべきだなと。ありがたいことにお仕事もあって、UMB優勝付近から、あんまりバトルには出なかったんですが、正社員さんから連絡があって「DOTAMAさんはそれでも出なくちゃいけない」って。

MC正社員 やっぱりDOTAMAさんには現場のバトルに出てほしかった。

DOTAMA 若手の壁になるべきだ、と言われたんです。ありがたいことに僕には知名度があるから、僕に若手の子が勝ったり、いい試合をすれば名前を上げられる。だからこそ出るべきだと。確かに僕がいることも1つの仕事であり、役割なんだなと思って、またバトルに出るようになったんですよね。もちろん、出るからにはベストバウトにしたいし、いつも勝つ気ではいます。

MC正社員 DOTAMAさんみたいに、バトルのすべてがわかってて、時には負けることも織り込み済みで、それでも「僕は全力でやります」という腹のくくり方ができるラッパーは、すごく特別な存在だと思うんですよ。

──「負けも織り込み済み」と「負けを見越してる」はイコールではないし、そのうえで全力だからこそ、そのDOTAMAさんが負けたときに相手のラッパーが光るわけで。

MC正社員 「ギャラがあるから負けてもいいや」には絶対ならないで、「ギャラもらってるから本気でやります」とちゃんと言い切れるし、実際にそういうバトルができる。そりゃ「2000円の参加費を払って、賞金と称号を一晩で取りに行く」と、「ギャラもらって出るバトル」のどっちが本気になれますか?といったら、多くの人は前者。

KEN 確かに。

MC正社員 だけど、DOTAMAさんはどっちでも本気になれるし、だからこそ稀有な存在だと思うんですよね。

──「参加費を払うバトル」と「ギャラが発生するバトル」の差異についてはどう感じていますか?

MC正社員 「ギャラをもらってバトルに出るバトラー」と「そうじゃないバトラー」という階層は生まれてると思う。でも、それは健全だと思うんですよね……こういう話をすると「MC正社員バビロン側だからな」とか言われるんだけど、絶対そうじゃない。MCバトルというものが発展してバトルでギャラがもらえるようになるくらい大きくなったということなんですよね。

──大きい大会になればなるほど、安定して魅力的な試合ができるスター選手が重用されるのは「興行」として正しいと思います。

KEN フリーエントリーで、バトルの常勝選手から若手まで出るような環境や大会は今はもうほぼないから、「無名のラッパーが一夜にしてスターになる」という状況は生まれにくいですよね。

MC正社員 大きな大会がゲストバトラー制になったのはコロナ禍の影響が大きいと思います。「戦極」は2010年代の中盤からゲストバトラー制、選抜制を取り入れてたんですけど、その方式が全体的にスタンダードになったのは、やっぱり2020年以降。「人流や接触を減らすために、イベントや興行に関わる人数を減らさないといけない」という要請があったから出場者を絞ってみたら、「このほうがお客さんが入る」という発見があったと思うんですよね。

KEN 実利的な部分でも、ゲスト制に分があったと。

MC正社員 映像化でのビジネスモデルが、DVDから配信やYouTubeに変わったのも理由ですね。DVDはマニアに向けた構成を考えて、たくさんのラッパーを出すことでレアな対決が見られたり、隠れたラッパーを出そうという意図もあったし、実際そのほうが売れたんですよ。でもYouTubeや配信は、そういったマニアに向けた内容では再生数が伸びにくい。だから、わかりやすく構成する必要があって、そこでメンツを絞ってるのはありますね。

DOTAMA 「64人が最後の1人になるまで戦うような、長時間のバトルをすべて観る時間と体力があるか問題」はありますよね。ショート動画やTikTokみたいな短いエンタメが定着したからこそ、「この組み合わせなら絶対面白い試合になる」「この2人が戦ったらベストバウトになる」という、「選び抜かれたメンツのバトル」という方向性が固まったと思うし、それはエンタメとして洗練されてると思うんです。もちろん、そこに出続けるMCも努力はし続けなければならない。その一方、確かに無名のMCが出にくくなることで、チャンスをつかみにくくなってるのかもとは思います。

KEN ジャイアントキリングのカタルシスは、バトルの魅力でもありますよね。

DOTAMA そういうのを求めてる方が「選抜はつまらない」「いつも同じメンツ」と言いたくなる気持ちもわかるんですけど、エンタメの質が変わる中で、うまいバトルやハイレベルなバトルをコンパクトに観たいという需要も大きいと思うし、それによってライト層が観やすくなったという側面はあると思うんです。

MC正社員 MCバトルのお客さんって実はほぼ一見さんだし、MCバトルにハマる期間ってみんなめっちゃ短いんですよ。熱心に追いかけてる、ハードユーザーでいる時期はせいぜい1、2年で、すぐ別のところに行ってしまう。ずっと追いかけてる人なんて本当にひと握り。

──確かに「ダンジョン」でブームが起きたとき、バトルを取り上げるブログやサイトがたくさん生まれたけど、今は更新が止まってるところが多いですね。

MC正社員 そういう移り気な観客のことを考えると、「コンパクトに、いい試合をわかりやすく見せられる体制」が、大きな大会ほど必要になるのかなって。

KEN 「消費者」の変化も影響してるんですね。

MC正社員 ここ近年はお金を払って予選エントリーする人も変わりましたよね。ちょっと前までは「とがった人」がバトルをやるという傾向が強かったけど、バトルが一般化すると、逆にとがった人はそこに興味がなくなってると思う。

KEN バンドブームだったらそれがバンドだったように、「有名になりたいならラップだよね」みたいな、高校生とかが承認欲求を満たすのに一番手軽なポジションにきてますよね。

MC正社員 しかも、バトルはとにかく始めるのが楽だし。

KEN バトルは歌詞を書かなくていい、自分の曲を作らなくてもいい、舞台に上がれば相手がいて、ビートもDJがかけてくれる……要はラップだけできればいいから、めちゃくちゃハードルが低い。手軽に始められるのがラップのよさだけど、その究極形というか。そうやってエントリーの障壁が低くなれば人口も増えるし、すごい才能が出てくる可能性も増えて、今まで以上に抜きん出た人が出てくるようにも思うんですが、その部分はどう考えていますか?

MC正社員 それはどうなのかな……個人的には難しい気がします。MCバトルのスター選手は、今も最前線で戦ってて需要もある。だから、そこに若いラッパーが食い込むのは難しいし、いざ出たとしてもベテランと比べられてしまうんですよね。半年前に始めた子がDOTAMAさんに勝つのは、かなり難易度が高い。

──頭の回転やフロウのような「瞬発力」も重要な一方、語彙や展開能力などの「蓄積」がバトルの肝になることも多いですからね。

MC正社員 人気や知名度だけじゃなくて、そういう部分から生まれる実力差が違いすぎるから、しばらくはニュースターの登場は難しいのかなって。

KEN ただ、そうなると膠着化しません?

DOTAMA でも、その中でも次の時代を作るようなイノベーションを起こせるラッパーは出てくるものだと思います。自分は。それこそT-Pablowくんは「高ラ」から登場した逸材だと思うし、あんな存在が出てくるとは「高ラ」が始まるまで思ってもなかった。僕の地元で言えば、SAMちゃんやMAKAくんみたいな超絶スキルの突然変異体が生まれたり。だから、次のスター選手は、ほっといてもある日、突然登場するのかなと思います。

お前たちが俺をこんな化け物にしたんだぞ!

KEN 今は多くのバトルが配信も含めてアーカイブに残るようになっていますが、それについてはどう思いますか?

DOTAMA 大会数が増えて、試合の進行も速度が上がって、消費もライトになる一方で、映像としてアーカイブされることで記憶に残りやすくなったと思うんです。こんなにいい音質、いい映像、いい画質で、何回も好きなところで繰り返し見られるなんて、十数年前は考えられなかったわけで。

KEN DOTAMAくんはパブリックな仕事も多いから、ポリティカルコレクトネスが求められる場面も多いと思います。それは「バトルのアーカイブ化」とかなり食い合わせが悪いですけど、気にしてます?

DOTAMA 最近はそんなにヒドいこと言ってないと思うんだけどな~。

MC正社員 いや、近年の方がヒドいですよ(笑)。

DOTAMA 昔から申し上げておりますが、観客判定にしろ審査員判定にしろ、「MCバトルはより盛り上げたほうが勝つもの」だと考えてます。「今の切り返しはうまい」「そのリリックは面白い」と思っていただかないと、盛り上がらないし、楽しみにしてるお客さんにも失礼だしと思うところがあって。だから「人でなしディス男!」「サイコパスメガネ!」みたいなコメントもときどき……いや、かなりあるんですけど、「それはあなたたちが望んだことですよね?」と思ってるんですよね(笑)。

KEN 一番怖いやつじゃん!(笑)

DOTAMA 「お前たちが俺をこんな化け物にしたんだぞ!」みたいな(笑)。責任転嫁してるわけじゃないんですよ。でもそれが仕事だし、求められている表現をしてるんだから。「これを言ったら喜んでいただけますか」「こういうサービスはいかがでしょうか」って気持ちです。そこにキャラとスキルを乗せて、お客さんが盛り上がる技を見せるっていうのがMCバトルでの役目だと思ってるので、おこがましいんですが、楽しんでもらえるよう徹しようと。

MC正社員 「求められてるから」は絶対ある。だって、エンタテインメントだから求められてないと成立しないし、求められるからエスカレートさせたり、新しい切り口を考えるわけで。それはイベントの制作側も考えてることですね。MCバトルは根本的には変化が乏しいジャンルではあると思うけど、それでもやっぱり新しい打ち出し方はしないといけないと思うんです。

──「戦極」に芸人さんやアイドルが出場するのも、そういうことですか?

MC正社員 こんなことを言うと怒られるかもしれないけど、バトルはある意味ではヒップホップという枠組みを超えちゃってるから、専業のラッパー以外の人も出られるんだと思うし、そういう広まり方がこれからは必要なのかなって。これも昔の自分なら絶対思わなかったことだと思います。

DOTAMA 「今のバトルはエンタメ化しすぎ」という意見を見ると、ちょっと待ってと。自分は20年もMCバトルを見てるからか、今のバトルMCのスキルってめちゃくちゃ凄いと思うんですよ。みんなレベルが高いじゃないですか。リスナーもプレイヤーも、感覚が麻痺してると思うんですよね。スキルだけで言ったら、とんでもないレベルのラップが日常レベルで行われていると、僕は思います。

バトルシーンは進化していく

KEN 最後に、これからのバトルシーンはどうなっていくと思いますか?

MC正社員 バトルで食える人を出したいし、尊敬を勝ち取りたい。だから、そのへんを今後どうしていくかが課題なのかなって。お客さんやエントリーする人を増やす大会やシステム作りをしていかないと、バトルを目指す人は少なくなっていくと思うし。一方ではもっと“バトルヲタ”みたいな人も喜ばせられるような内容、大会を作らないといけないのかもな、と思っています。でも、これは昔なら少ない大会でやってたけど、今は多くの大規模大会がある。各大会ごとに役目があると思うし、「戦極」は「戦極」でほかの大会にできないこと、今後も入り口のような役目をしていきたいですね。個人としては企業や文化祭でMCバトルをやりたい方のために代行して主催してる大会もいくつあるから、そっちもがんばりたいです。この記事を読んでいる企業の皆様、ぜひお仕事ください!

DOTAMA 今までと同じで、バトルシーンは進化していくと思ってます。さっきも話したように、次のスター選手も必ず出てくる。自分も出場MCとして、楽しんでもらえるよう全力で臨みます。あと、若手の皆さんと手合わせしてもらえるのが楽しいです。音楽的にも、最近だとドリルみたいな、複雑なビートや速いビートに若手の子がうまい乗せ方をしてるのを聴くと、やっぱり驚きがあるし、自分はそのビートで何ができるかなとワクワクするんですよね。そういう音楽家としての喜びが、バトルへのモチベーションになってるので、精進していきたいと思っています。

MC正社員(エムシーセイシャイン)

MCバトルイベント「戦極MCBATTLE」のオーガナイザー。2008年よりラッパーとして活動を開始し、2012年1月に同イベントを立ち上げた。2021年10月には東京・日本武道館で過去最大規模となる「戦極MCBATTLE 第24章」を開催。22歳以下限定のMCバトル大会U-22 MC BATTLE」、女性ラッパー限定の大会「CINDERELLA MC BATTLE」などの監修・プロデュースも手がけ、日本のMCバトルシーンオーソリティとして活躍している。

戦極MCBATTLE 公式 (@sengokumc) | X

DOTAMA(ドタマ)

栃木県出身のラッパー。2017年の「ULTIMATE MC BATTLE」で優勝したほか、数多くのMCバトルで好成績と大きなインパクトを残している。テレビ朝日にて放送されたMCバトル番組「フリースタイルダンジョン」には初代モンスターとしてレギュラー出演した。現在までに12枚のアルバムを発表。音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」などの楽曲プロデュースも手がけている。“音楽の社交の場”をテーマに掲げたイベント「社交辞令」を定期開催中。

DOTAMA

KEN THE 390(ケンザサンキューマル)

ラッパー、音楽レーベル・DREAM BOY主宰。フリースタイルバトルで実績を重ねたのち、2006年、アルバム「プロローグ」にてデビュー。これまでに11枚のオリジナルアルバムを発表している。全国でのライブツアーから、タイ、ベトナムペルーなど、海外でのライブも精力的に行う。MCバトル番組「フリースタイルダンジョン」に審査員として出演。その的確な審査コメントが話題を呼んだ。近年は、テレビ番組やCMなどのへ出演、さまざまなアーティストへの楽曲提供、舞台の音楽監督、映像作品でのラップ監修、ボーイズグループのプロデュースなど、活動の幅を広げている。

KEN THE 390 Official

左からMC正社員、DOTAMA、KEN THE 390。