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昨年12月29日のお誕生に公表された佳子さまのお写真(写真提供:宮内庁

《待ちわびし木々の色づき赤も黄も小春日和の風にゆらるる》

1月19日の「歌会始の儀」で公表された佳子さまの和歌について、宮内庁のホームページでは次のように解説されている。

《毎年、今年はいつ紅葉を見られるのだろうかと楽しみに待っていらっしゃいます》

だが皇室担当記者によれば、この和歌を“ご結婚への決意を秘められた歌”と受け止めた宮内庁職員も少なくなかったという。

「“待ちわびし”や“色づき”といったお言葉遣いから、“結婚の機が熟すのを待ちわびている”という佳子さまのお気持ちが伝わってくるというのです。姉の眞子さんが29歳のときに詠んだ歌は、《烏瓜(からすうり)その実は冴(さ)ゆる朱(しゅ)の色に染まりてゆけり深まる秋に》というもの。烏瓜には『よき便り』という花言葉があることから、当時、“結婚というよい便りが秋に来るように願われた歌”ではないかとささやかれたのです。

実際に眞子さんは30歳となる’21年10月、秋が深まりつつある時期に結婚しています。その姉の“結婚宣言和歌”と、今回の佳子さまの作品はかなり構成や趣きが似ているというのです。ちなみに“紅葉”の花言葉の1つには、『美しい変化』というものがあります」

眞子さん結婚後も、佳子さまは姉妹の絆がいまだ強固であることを示され続けてきた。

「お二人は長年“結婚により皇室を離脱すること”を相談されてきた同志といわれています。秋篠宮さまも昨年の会見で、秋篠宮邸にご姉妹の部屋を用意しなかった理由について、“いずれはこの家から出ていくであろう娘たちの部屋をそこに用意すること自体がある意味無駄になる”と、説明されていました。

佳子さまは、小室圭さんとの結婚に踏み切ったお姉さまへの支持を隠そうとはされていません。先月29日に公表されたお誕生日用の写真では、眞子さんがパラグアイを訪問したときに着用していた和服をお召しになっています。また橋の上でほほ笑まれる写真もありましたが、3年前には同じ橋をお姉さまと二人でいっしょに渡る映像も撮影されているのです」(前出・皇室担当記者)

皇室離脱へのラストスパートに入っているとも報じられている佳子さまだが、ある宮内庁関係者はこう語る。

「佳子さまが、眞子さんのような“人生の選択”を強く意識されていることは明確で、そのことからも“30歳での結婚を目指されているのではないか”という意見は宮内庁内でも根強いのです。

しかし、そのいっぽうで肝心のお相手のお名前が浮上していないのも事実です。また眞子さんと小室さんの結婚騒動のために、ご結婚のハードルが上がっているという現状があります。そのような状況で、佳子さまが頼りにされるのではないかといわれているのが、高円宮憲仁親王妃・久子さまなのです」

■久子さまが縁を結んだ国民に祝福される結婚

’02年に憲仁親王が薨去されてからは、日本サッカー協会名誉総裁など30以上の役職を務められている久子さま。

「国内外に幅広い人脈を持たれており、日本政府に請われて東京五輪招致のために尽力されたことは記憶に新しいところだと思います。また高円宮ご夫妻は、両陛下の“事実上の仲人”とも報じられています。ご成婚前に、雅子さまを高円宮邸に招かれて、天皇陛下とのデートを演出されたそうです。久子さまは気さくなお人柄で、人と人を仲立ちすることを、得意とされています。その“凄腕の仲人”という評価が広く世間に知られることになったのは、お嬢さまたちの結婚がきっかけでした」(前出・皇室担当記者)

次女・典子さんは’14年に千家国麿さんと、三女・絢子さんは’18年に守谷慧さんと結婚した。

「2つの縁談は、久子さまあってこそのものでした。典子さんは久子さまといっしょに出雲大社を参拝したときに、出雲大社宮司の長男である千家国麿さんと出会いました。15歳の年の差婚でしたが、当時は“日本最古の旧家同士の慶事”とも報じられています。

守谷慧さんの亡くなったお母さまと久子さまは、親しくお付き合いされていました。婚約内定会見で絢子さんは『両母親のつないだ素敵なご縁』と、久子さまへの感謝の言葉を述べました。日本郵船社員の守谷さんはお母さまの遺志を継ぎ、NPO法人『国境なき子どもたち』の理事も務めています。

眞子さんと小室さんの結婚と異なり、絢子さんと守谷さんの結婚には、絶えず国民から多くの祝福の声が上がっています。そして佳子さまも“国民に受け入れられる結婚”を理想とされているそうです」(前出・皇室担当記者)

佳子さまご結婚への久子さまのご尽力の可能性について、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。

「典子さんと絢子さんのご良縁は、もともと久子さまがお相手の親御さんともご交流があり、“安心できる結婚”だったことも大きいと思います。

ご身位の問題があり、久子さまから申し出られることはないはずですが、佳子さまがお相手探しについて相談されることはあってもいいのではないでしょうか。久子さまの人脈は広く、福祉分野へのご関心も高いので、手話に造詣が深い佳子さまへ“良縁”を紹介される可能性もあると思います」

“凄腕仲人”のもとへ駆け込まれれば、佳子さまも良縁に恵まれることができるはず――。