1月28日(日)に東京・有明アリーナからABEMA PPV ONLINE LIVEにて国内独占生中継される、アジア最大級の格闘技団体ONE Championship(以下、ONE)の日本大会「ONE 165:スーパーレックvs.武尊」開催に先立ち、本大会でライト級MMA/5分3Rルールにてセージ・ノースカット選手と対戦する青木真也選手のことが大好きな3選手に取材したインタビュー動画が、ABEMA格闘チャンネル公式YouTubeで公開され、青木選手を知り尽くした人たちが彼の魅力を語っている。

【写真】国内独占生中継される「ONE 165:スーパーレックvs.武尊」

2023年11月30日に行われた記者会見にて、ONE日本大会の発表とともに青木選手の参戦も発表され、そこで青木選手は、「世界のトップクラスで試合ができるのは最後かなと思っています」と発言した、この“最後の闘い”という表現について、“青木好き”の3人は何を感じたのか、インタビューで答えている。

■矢地祐介選手は

青木選手とは日頃から練習をともにする仲の、第5代修斗環太平洋ライト級王者の矢地祐介選手は、青木選手のこの言葉について「尊敬しかないですね。未だに試合でも魅せるし、何より若手と一緒に練習をガシガシやって、格闘技が大好きなのはわかる。だからこそそういう言葉を聞くと、ちょっとさびしいですよね」とまだまだ第一線としてやっていけると選手であると言う。

続いて青木選手の好きなところを聞くと、「僕も年齢を重ねてきて、『その段階はこういうことが変わってくるよ』とか、いろいろなアドバイスをくれるので、すごく好きです。ただ……スパーリング中の青木選手は嫌いです(笑)」と一転して嫌いと話す。「小技やちょっとしたことなど、相手の嫌なことをしてきますよね。ただすごく試合には生きる技術。でも『練習でそれやらないでください』って最近よく言っているので……嫌いですかね(笑)」と相手の嫌がることを徹底してやるという青木選手の真骨頂は、今も健在のようだ。

この“最後の闘い”についての勝敗予想を聞くと、「僕は勝つと信じてますからね。あの人の型にハマった時って、世界のどの選手も太刀打ちできない技術を持っているので。ただそれがハマらなかった時はあっさり負けてしまうと思う」。そして最後に青木選手とは?という質問に対しては「変態ですね(笑)。40歳を過ぎて、人と取っ組みあいをして……変態です」とその裏には敬意を含む言葉で青木選手を表現した。

■宇野薫選手は

次にインタビューをした第4代修斗世界ウェルター級王者の宇野薫選手は、青木選手とは過去に一度対戦経験があり、そこから一緒に練習するようになり、今ではおたがいのセコンドにつく仲だ。対戦相手のセージ・ノースカット選手は宇野選手から見て「打撃の速さが彼の持ち味」と評価した上で、青木選手が勝てるかと聞くと「僕はいつも青木くんが勝つことを期待しています。『右向け左』と彼がいつも言うように、みんなの期待している方向から逆方向にいったりするのが好きだと思うんですよ。だから、みんなが思いつかない意表を突かれる方向にいくんじゃないかなと思いますけど」と予想外の結果になることを示唆した。

最後に“青木真也”はどんな人間?と聞かれると、「……バカサバイバープロレスの試合に出てみたり、RIZINの試合についての記事を書いたり、たまにバカなこともしますよね。だからバカサバイバーかな」と端的に答えた。

■北岡悟選手は

最後にインタビューを行った、青木選手とは2011年に対戦経験がある、第8代DEEPライト級王者の北岡悟選手は、青木選手について「格闘技をがんばっているからこそ、かしこくなり過ぎてしまった孤高の男」と形容した。

またこの青木選手の“最後の闘い”について、「強い青木真也を見たいと思って見られる試合。彼の本質は健気なので、それがさらけ出る試合になる」と表現した。試合展開については「彼が最近、表現しているけど、特攻するんじゃないですかね? 立ちあいでのつばぜりあいはすると思うけど、基本的には特攻するんだと思うんですけどね」と青木選手が仕かけてグラウンドに持ちこむと予想した上で、「スーパーレックvs.武尊よりインパクトを作ってしまうんじゃないかと予測しています」と大会における盛りあがりの最高潮に、この試合がなるのではと期待を寄せた。

三者三様の表現をした“青木真也”が、いったいどんな試合をして、見た人にどんな印象を残すのか、青木選手の“最後の闘い”見ることができる。

「タダでは終わらない」

「本当に最後なの?」

矢地、宇野、北岡“青木真也が好き”3人が語る

青木真也最後の戦い

“最後の闘い”青木真也選手について語る矢地祐介選手、宇野薫選手、北岡悟選手/(C)AbemaTV,Inc. (C)ONE Championship