バイエルンが獲得を目指しているとされるイングランド代表DFキーラン・トリッピアー(33)だが、売却したくないニューカッスルは駆け引きに出ているようだ。ドイツスカイ・スポーツ』が伝えた。

トリッピアーはマンチェスター・シティの下部組織出身で、バーンズリーへのレンタル移籍を経験。シティのファーストチームには昇格できず、バーンリーへと完全移籍した。

2015年7月に加入したトッテナムで頭角を表しイングランド代表としてもプレー。その後アトレティコ・マドリーでのプレーを経て、2022年1月にニューカッスルに完全移籍で加入していた。

サイドバックを主戦場としながら、左サイドバックでもプレー可能なトリッピアー。今シーズンもプレミアリーグで19試合に出場し7アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)でも6試合で1アシストを記録している。

そのトリッピアーを補強したいバイエルンだが、『スカイ・スポーツ』によれば1月に手放す気がないニューカッスルは1300〜1400万ユーロ(約21億〜22億5000万円)を要求しているという。

1月の完全移籍、またはレンタル後の買い取り義務を求めているニューカッスルだが、バイエルンは多額の費用を支払う気がないという。

トリッピアーは移籍に前向きだが、両者の交渉は継続中。バイエルンが要求を飲まない限りはニューカッスルは1月に手放す気がないという。

なお、バイエルンパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表DFノルディ・ムキエレの獲得も検討しているとのこと。ただ、こちらも交渉が停滞しており、手軽に補強したいと考えるバイエルンの思惑は今のところ上手くいっていないようだ。