ナイツ塙が初監督を務めたドキュメンタリー映画『漫才協会 THE MOVIE 〜舞台の上の懲りない面々〜』より、場面写真が公開。また、本作の完成披露プレミア上映会が開催されることが決定した。

【写真】『漫才協会 THE MOVIE』大師匠からお茶の間の人気者まで登場! 場面写真公開

 本作は、7代目会長に就任したナイツの塙宣之が、漫才協会の改革を目指して奔走し、初めて監督を務めたドキュメンタリー映画。錦鯉やU字工事、青空球児・好児、おぼん・こぼんの漫才協会員をはじめ、ビートきよし爆笑問題サンドウィッチマンら多くのお笑い芸人が出演する。また、ナレーションを小泉今日子ナイツ・土屋伸之、エンディングテーマをザ・ハイロウズが担当。題字とお目付役を漫才協会外部理事の高田文夫が務めるなど、豪華な布陣が集結した。

 漫才協会は、漫才を中心とする演芸の普及向上、継承と振興と人材の育成を図り、我が国の文化の発展に寄与することを目的とする公益法人。2005年に文部科学省から許可を受けて現在の「一般社団法人漫才協会」となる。2007年には内海桂子が名誉会長となり、6代目会長に青空球児が就任。2023年6月にナイツ塙宣之が7代目会長に就任し、数々のバラエティ番組やラジオでのプレゼンテーションで話題を集める。ビートたけしの『浅草キッド』の舞台「浅草フランス座」として有名な現在の浅草フランス座演芸場東洋館(通称:東洋館)を活動拠点に、連日数多くの芸人たちが舞台に立ち続けている。

 今回、ベテランから人気芸人まで、お笑いの“今”を映す、漫才協会芸人の場面写真が公開された。今や所属事務所や芸歴の異なる120組以上の芸人が加盟している漫才協会。本作では、そんな漫才協会の個性豊かな芸人たちがスクリーンに登場、彼らの主戦場である浅草東洋館の舞台への思いを語るインタビューシーン、さらには芸人の裏側にあるそれぞれのドラマや日常などが描かれている。

 解禁された場面写真には、『水曜日のダウンタウン』(TBS)の仲直り企画で解散危機を逃れたおぼん・こぼんの姿がある。以前までは舞台上で目も合わせないほど不仲コンビであった2人が、仲睦まじく舞台に立っている様子が描かれている。

 『M‐1グランプリ 2021』で第17代目王者となった錦鯉がインタビューに答える場面写真も公開。錦鯉は2021年1月、『ナイツ・ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)の生放送中に漫才協会の加入を決定した。今やテレビで見ない日はない2人がなぜ漫才協会の加入を決断したのか、カメラの前で証言する。

 線路に転落して右腕を轢断してしまったベテラン師匠・大空遊平も。本作では、ピン芸人として東洋館の舞台復帰に向けて前向きにリハビリに励む姿を追いかけており、義手を巧みに使って三味線を披露する場面写真が公開。

 相方の突然の病死という過酷な現実に直面したカントリーズ・福田純一。漫才や相方への思い、そして現在の胸の内を語る福田の横には監督であるナイツ塙がそっと寄り添い、福田の話に神妙な面持ちで耳を傾ける。

 離婚後も同居を継続し、コンビで舞台に立ち続ける異例の夫婦漫才師はまこ・テラこ。奇想天外な2人の生活にカメラが密着する。

 ナイツの師匠でもある、今は亡き漫才協会名誉会長・内海桂子さんとナイツの2人が一緒に舞台に立っている場面写真も公開。最後まで舞台に立つことにこだわった内海の思いを受け継ぎ、ナイツ塙が漫才協会会長として必死に守っていこうとしている東洋館への思いがさまざまな芸人を通して描かれていく。

 また、本作の舞台あいさつ付き完成披露上映会が、2月6日角川シネマ有楽町にて開催されることが決定した。18時30分の回の上映開始前に、監督のナイツ塙宣之、ナレーションのナイツ土屋伸之、題字・お目付役の高田文夫が登壇する。チケット販売は1月30日0時からとなる。

 さらに、ムビチケ1月26日より劇場・ムビチケサイトにて販売予定。購入者には「特製千社札ステッカー」がプレゼントされる。

 映画『漫才協会 THE MOVIE 〜舞台の上の懲りない面々〜』は、3月1日より全国公開。

映画『漫才協会 THE MOVIE 〜舞台の上の懲りない面々〜』チラシ (C)「漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~」製作委員会