バイエルンは、ニューカッスルに所属するイングランド代表DFキーラン・トリッピアーの獲得を目指しているものの、交渉が難航しているようだ。22日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 バイエルンを率いるトーマス・トゥヘル監督やクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)はかねてから右SBの選手層を不安視しており、今冬の移籍市場で同ポジションの補強に乗り出したいと考えている模様で、依然として、パリ・サンジェルマンPSG)に所属するフランス代表DFノルディ・ムキエレにも関心を示しており、PSGと交渉を行っているものの、未だ合意には至っていない。

 このような状況もあって、バイエルンはムキエレ獲得失敗に備えてニューカッスルに所属するトリッピアーをリストアップ。そんななか、今回の報道によると、バイエルンは現在、トリッピアー獲得に向けてニューカッスルと交渉を行っているとのことで、ニューカッスル側は1月での完全移籍、または買取義務付きのレンタル移籍での獲得を望んでいることに加え、移籍金1300万ユーロ(約21億円)から1400万ユーロ(約22億円)を要求しているという。しかし、バイエルン側は同選手の獲得に多額の費用を費やすことを望んでおらず、獲得交渉は難航しているようだ。

 なお、トリッピアー自身はバイエルンへの移籍に前向きとも伝えられているが、どのような結末を迎えるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

バイエルンから関心を寄せられているトリッピアー [写真]=Getty Images