企業の新規事業・研究開発を加速するテクノロジーリサーチ『Memory AI』を提供する株式会社MEMORY LAB(本社:東京都渋谷区、代表取締役:畑瀬研斗、以下「MEMORY LAB」)は、ニッセイ・キャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社デライト・ベンチャーズおよび個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、約9000万円の資金調達を実施いたしました。

  • これまでの経緯

株式会社MEMORY LABは、「科学の叡智を社会へ」をミッションとし、現代社会が直面する多様な問題解決のために取り組んでいます。気候変動、廃棄物処理の問題、医療分野など、これら広範囲に及ぶ課題に対して、日本国内の研究開発費は年間19兆円に上りますが、革新的なイノベーションが生まれにくい環境にあります。その理由の一つとして、技術や市場の情報は刻々と変化し、常に最新の情報に基づいた戦略立案コストの増大が挙げられ、迅速な意思決定を下すには一層の困難とリスクが伴います。

私たちMEMORY LABは、多くの事業者が新規事業や研究開発に取り組む中で直面する「専門性の高い膨大な情報の処理と、その領域の網羅的な理解」の困難さを深く認識しています。情報収集だけでも膨大な時間と労力が必要であるという現実に直面し、私たちは解決策を模索してきました。

その結果、MEMORY LABでは、新規事業や研究開発にかかる時間を大幅に短縮し、より効率的に異分野・領域同士の関連性を可視化することを実現するソリューションを開発しています。MEMORY LABの取り組みは、日本のみならず世界各国の企業や研究機関に新たな可能性を提供し、研究開発のインフラとして社会課題の解決に向けたサービス提供を行っていきます。

  • 資金調達の目的

AIを用いた領域横断の関連性が見えるリサーチサービスの開発は、国内外を問わず新規事業・研究開発を目指す企業様からの問い合わせが増えており、高いニーズを確認しております。

この度の調達資金はテクノロジーリサーチ『Memory AI』の開発、組織開発、国内企業を中心にグローバル企業との連携、海外進出に使用していく予定です。

企業の新規事業・研究開発に特化した「Memory AI」というテクノロジーリサーチサービスです。企業の経営企画や新規事業戦略担当部署において、10年後、20年後の技術系市場予測、さらには50年、100年続くビジネスを創出する際に活用されています。具体的には、世界の全領域に渡る研究情報を3億件以上保有しており、自然言語処理の技術を用いて、ユーザーが関心を持つテーマに関する研究や、関連するスタートアップ、特許情報などを瞬時にスクリーニングすることが可能なシステムを開発しています。このサービスにより、通常1年から2年かかる新規事業の戦略策定が、3ヶ月から4ヶ月程度に短縮されるという効果を実現しています。

  • 引受先からのコメント

ニッセイ・キャピタル株式会社 伊藤 佑将 氏

この度、株式会社MEMORY LABへの出資の機会を頂けたことを大変光栄に思います。

「研究の社会実装」という難題に挑む中で、1年以上にわたり顧客の声を聞き続け、そこから生まれたサービスが「Memory AI」です。

既に数多くの事業者からの関心を頂いており、これからの成長を非常に期待しています。

また、研究への熱い想いと高い志を持つメンバーが集結した組織が当社の魅力の一つです。採用も積極的に行なっておりますので、研究領域に熱い想いを持つ方は是非エントリー頂きたいです。リードインベスターとして、引き続き全力で支援して参ります!

三菱UFJキャピタル株式会社 九鬼 隆成 氏

この度、論文情報・特許情報・市場情報を横断的・複合的に検索し、新規事業開発・研究開発を支援するシステムを開発されている、株式会社MEMORY LABに出資させていただく機会を得ました。

当社が開発する支援システムにより、本邦事業会社の新規事業開発が圧倒的に効率よく進み、世の中に新しい事業が次から次へと生まれてくる世界が実現されるのではと大いに期待しています。

また、MUFGグループの多数のお取引先の新規事業開発にもお役に立てるのではないかと考えております。

株式会社デライト・ベンチャーズ 永原 健太郎 氏

今回、畑瀬さんとの偶然の出会いを経て、世界の研究開発のハブとなる株式会社MEMORY LABへの投資機会を頂けて大変嬉しく思っております。

新規事業・研究開発において必要な技術情報の収集や分析、専門性の高い情報の適切な処理は非常に重要であり、そこに係る膨大な工数は大きな課題となっております。

当サービスは畑瀬さん自身の原体験が元となっており、グローバルで見てもユニークなポジションを取り得るものだと感じております。

日本はもとより海外企業のニーズにも応え、日本を代表する企業になるよう全力で応援していきます。


株式会社みらいワークス 代表取締役社長 岡本祥治 氏

私は現在は起業してプロフェッショナルに特化した人材ビジネスを展開していますが、学生時代は理工学部で研究をしていました。

現役研究者の同級生から、研究開発からビジネス化に関する話を聞く度に、日本の技術の素晴らしさを感じると同時に、生産性の低さも感じます。

株式会社MEMORY LABの提供するサービスは、日本の技術の生産性を上げ、R&Dにおけるイノベーションを起こすと感じ、出資させて頂くことにしました。出資を通じて、日本を元気にする活動に貢献できることを嬉しく思います。


株式会社ユーグレナ 共同創業者 兼 エグゼクティブフェロー 鈴木健吾氏

この度、出資の機会をいただきありがとうございます。

多くの情報にアクセスできる現代社会において、いかに研究関連の情報整備を効率よく行うかは、研究開発を担う立場の人の大きな課題となっていると実感しています。

このような状況の中、株式会社MEMORY LABが目指す未来は、研究調査の時間を短縮し、研究自体の精度を向上させる形での社会貢献につながると強く共感し、投資判断をさせていただきました。様々な交流を通じて、当社の事業成長に寄与できるように努めてまいります。

■ 株式会社MEMORY LAB 代表 畑瀬研斗 コメント

この度、株式会社MEMORY LABに出資頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

学生時代から想い続けてきた『世界の課題を研究の力で解決したい』という夢を、共に実現しようという力強い言葉もいただき大変嬉しく思います。

私はこれまで研究者としてアルツハイマー病という難題に向き合ってきたのですが、世界にはまだ解決の糸口すら見つけられていない課題が溢れています。

弊社の取り組みを通して、社会の課題を技術の集合体で1秒でも早く解決する未来を創ります。日本、そして世界の研究開発のインフラを目指し、引き続き日々精進してまいります。

僕はワクワクが詰まったサイエンスが大好きです。また人々の暮らしを豊かにする科学の力を信じています。世界中の皆さんと共に世界の全ての課題を解決しにいきましょう。

  • 株式会社MEMORY LABについて

株式会社MEMORY LABは『科学の叡智を社会へ』をミッションに掲げ、世界の研究開発のハブとなることを目指す調査研究におけるリーディングカンパニーです。独自のAIアルゴリズム(自然言語処理*特許)を用い、研究開発の中核を担う調査の障壁を取り除くことで、誰もが科学技術にアクセスできる世界を創ります。現在はエンタープライス向けに、新規事業・研究開発に特化したテクノロジーリサーチ『Memory AI』の提供に向けて開発を進めております。膨大な論文情報、特許情報、市場情報を独自のデータベースに搭載しており、通常約半年から一年以上かかる調査を最短一週間に短縮することができます。

詳しくはhttps://www.memorylab.jp/をご覧ください。

  • 採用について

現在、MEMORY LABでは積極的に採用活動を行っております。

ご興味のある方は下記採用サイトからご応募ください。

採用サイトhttps://www.memorylab.jp/recruit

  • 会社概要

社名:株式会社 MEMORY LAB

所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階

代表取締役:畑瀬 研斗

設立日:2021年7月

会社HP URLhttps://www.memorylab.jp

配信元企業:株式会社MEMORY LAB

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