ASUS JAPANが1月24日に発売したゲーミングノートPC「ROG Strix G18」のレビューをお届けします。今回お借りしたモデルは、第14世代のインテル Core i9-14900HXプロセッサーとグラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載する「G814JIR-I94R4070」。AAAタイトルのゲームプレイに申し分ないスペックのモデルです。

18インチの美麗で迫力あるディスプレイ

解像度WQXGA2560×1600ドット)、応答速度3ms以下、輝度500nit、リフレッシュレート最大240Hzの18.0型ワイドTFTカラー液晶ディスプレイを搭載。速く、明るく、鮮やかなことを特徴とする独自基準をクリアした「ROG NEBULA DISPLAY」に相当します。

狭額縁で18インチの大画面は、迫力と没入感のあるゲームプレイ体験をもたらしてくれます。

美しいデザインの筐体に充実のインタフェース

本体カラーはエクリプスグレー。メタリックな質感で薄い天板は、ビジネスシーンでも違和感のないシックで美しいデザインです。

本体サイズはW399×D294×H23.1~31.1mm、重量は約3.0kg。18インチながら、たたんだ状態では厚みを感じさせず、コンパクトに収納できます。

10キー搭載のキーボードは、余裕のあるキーピッチで打鍵感も十分。パームレストはサラサラしたメタル素材で、長時間のタイピングも快適です。大面積のタッチパッドも操作感は上々。

側面にはインタフェースが充実。左側面にはLANポート、フルサイズのHDMIポート、マイクロホン ヘッドホンコンボジャックを搭載。USBはThunderbolt USB Type-Cポート、本体への給電に対応するUSB 3.2/Gen2 Type-Cポートを搭載し、いずれもデータ転送と映像出力に対応します。右側面にはUSB3.2 Type-A/Gen2を2ポート搭載。

電源をONにするとカラフルゲーミングPCの顔を見せます。キーボードのLEDだけでなく、底面部を照らす手前側面のLEDラインが存在感を発揮。発光パターンはプリインストールされたツールAura Creator」からカスタマイズできます。

パワフルな冷却機構を搭載

インテル Core i9-14900HXプロセッサーとGeForce RTX 4070グラフィックスのパフォーマンスを最大限に発揮するための冷却機構「ROG Intelligent Cooling」は、3基のファンを搭載。さらに、7本のヒートパイプでCPUとGPUVRMとVRAMの熱を排出します。CPUの熱は独Thermal Grizzly社製の液体金属グリスが効率よく冷却。

底面には、「INTELLIGENT COOLING」の文字と、排気スリットでデザインした「ROG」ロゴがデザインされています。

良好なベンチマーク結果を記録

ベンチマーク結果は、「3D Mark」の「Time Spy」の結果が13747。「Forza Motorsport」のベンチマークでは122fpsという結果が出ています。GeForce RTXに対応したゲーム「Bright Memory: Infinite」のベンチマーク「Bright Memory: Infinite RTX Benchmark」では、129fpsという結果に。過去にレビューした、第12世代インテル Core i9搭載の「ROG Flow Z13」に外付けGPUユニット「ROG XG Mobile GC31」でGeForce RTX3080を接続したベンチマーク結果を大きく上回る結果となりました。

AAAタイトルを快適に遊べるゲームプレイ環境

18インチの大画面で迫力のゲームプレイが楽しめるROG Strix G18Forza Motor Sportや「Starfield」といったAAAタイトルを、滑らかにストレスなくプレイすることができました。特にStarfieldは、実機をお借りしている間にメインミッションの攻略が著しく進捗したことをご報告しておきます。

今回お借りした「G814JIR-I94R4070」の希望小売価格は32万9800円(税込)。同じプロセッサーでGeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載する「G814JVR-I94R4060」は希望小売価格29万9800円(税込)です。

第14世代インテルCore i9プロセッサーとNVIDIA Geforce RTX 40シリーズ搭載のゲーミングノートPC「ROG Strix G18」レビュー