東京書籍株式会社の2023年12月新刊、飛田和緒の『お餅の便利帖』が早くも2刷決定!重版出来となりました。

  • 解説

調理が手軽。量もちょうどよくて、腹持ちもいい。日本の国民食材と言ってもいい「お餅」に、「お餅が大好物!」の飛田さんが教える、毎日でも飽きないお餅の食べ方。

  • はじめに

 我が家では一年中餅を欠かさず、季節を問わず餅を食べます。育った家のみなが餅好きで、年末年始のお雑煮に限らず、祖母がお餅を焼いてしょうゆをからめて海苔をぐるぐる巻きにしてくれたり、母はよくあずきや白豆を煮てはお汁粉を作ってくれました。鍋の〆にも餅の登場回数は多かったように記憶しています。
 幼い頃はお腹が空いたらお餅を食べるのが普通でした。そんなことを話すと、けっこうな割合で年始くらいしかお餅を食べないという方が多く、わたしの餅好きはまあまあ少数派なのかと思っていたら、いましたいました。餅愛がすぎる方々が身近にいました。この本のスタッフは全員餅好き。各人餅への愛が止まりません。玄米餅が好き、揚げた餅が好き、ガリガリに焼く派、とろんとやわらかな餅派、焼いてふくらんだ餅をギュッとつぶして食べるのが好き……。みなさんの好みや食べ方を伺いながら、本作りがスタートしました。とにかく打ち合わせも撮影のときも餅愛が止まりません。お餅好きの口からあふれ出てくる食べ方一つ一つに感心しっぱなし。
 今回初めて切り餅を蒸すことに挑戦しました。カメラマンの竹内氏から蒸す話を聞いたときは打ち合わせを早々に切り上げ、すっ飛んで帰りたい気持ちになったくらい、それはそれは魅力的な餅調理。せいろや蒸し器を出すのを面倒に思わず作ってほしい。ほんの数分で切り餅がつきたてのお餅になるんです。せいろからお餅のいい匂いがする。そのひと手間も愛おしくなるくらい、ふわっとやわらかな蒸し餅に心奪われました。
 お餅は切り餅なら一年中手に入りますし、市販のものは小袋に入っていて保存もききます。なによりお腹と相談して食べることできるのもうれしい。1個、2個と数を重ねることもできるし、1個を切れば分け合い食べることもできる。常備食材としても重宝し、腹持ちもいい。我が家では朝ごはんにも餅を食べますし、小腹が空いたら餅、子どもが小さかったときのおやつにもよく餅を食べさせました。
 本書はとにかく手軽に、食材も少なくできる餅料理を紹介しています。雑煮のページでは地方の味も。その土地土地の雑煮があってこれもまた興味深い。
 さあ、お餅何個食べる?

飛田和緒

  • 著者情報

飛田和緒(ひだ かずを)

東京生まれの東京育ち。高校時代の数年間を長野で過ごす。現在は神奈川県の海辺に夫、娘とともに暮らし、その土地の素材と素直に向き合いながら、日々の食卓で楽しめる家庭料理を作っている。家にあるものを組み合わせてちゃんとおいしい、無理のないレシピ、奇をてらわないレシピが人気。著書に『常備菜』(主婦と生活社)、『飛田さんちの卵料理100』(文化出版局)、『缶詰・瓶詰・常備品 食品棚にある買い置きで 飛田和緒のシンプルごはん便利帳』『ひだパン』(ともに東京書籍)など多数。

『お餅の便利帖』

■飛田和緒/著

■定価1,650円(本体1,500円+税10%)

■A5・112頁

https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81723/

配信元企業:東京書籍株式会社

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