日本代表は25日、AFCアジアカップカタール2023・グループD第3節でインドネシア代表と対戦し、3対1で勝利した。

 中山雄太は左サイドバックのポジションで今大会初出場・初先発し、フル出場を果たした。ドーハ入り後は別メニュー調整もあり、1試合目はメンバー外。2試合目はベンチ入りしたものの、出番は訪れなかった。「1試合、2試合目の反省から、すごくいい内容で勝てたんじゃないかなという手応えがあります」と試合を振り返った。

 インドネシア戦前の取材対応では、チームの課題について「僕のイメージでは一歩、半歩相手が遠かったり、ルーズボールが相手に転んだりというシーンも多い」と指摘。「そういった部分では、修正できたと思います。ただ、これがスタンダードですし、これが(ベースとして)あって『もっともっと』となる必要がある。しっかりと勝たなければいけない状況で結果を出したことは評価すべき」と話した。

 自身も左サイドで堅実なプレーを披露し、時には右サイドにまで流れてカバーに入るシーンもあった。「アジアのチームは失った瞬間のショートカウンターを狙ってるイメージがあったので、両サイドバックが高い位置に居すぎる部分が、僕としてはちょっと怖いなと思っていました。相手のカウンターを受けやすいのと、ネガトラ(ネガティブトランジション)に入る時に、やっぱり逆のサイドバックがインサイドに入り切れないというのがあったので、うまくそこを見て結果的に左でバランス取った形になりました」と振り返った。

 次戦は1月31日(水)20時30分〜、決勝トーナメント1回戦でグループE首位チーム(ヨルダン代表/韓国代表/バーレーン代表のいずれか)と対戦する。「新たなスタートとして気を引き締め、ノックアウトステージに臨みたい」と意気込んだ。

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