HIPHOPアーティストのBAD HOPによる「BAD HOP 1000万1週間生活」の第3話が、ABEMA SPECIALチャンネルにて1月20日に放送された。

【写真】GUCCIの帽子とスカーフを購入するTiji Jojo

本番組は、2024年2月、東京ドームでのライブをもって解散するHIPHOPアーティストのBAD HOPに「1000万円を渡し共同生活をさせたら、彼らはどのような1週間を過ごすのか?」のコンセプトのもと、放送作家の鈴木おさむが企画・演出を手がけ、大金を手に入れた彼らの様子に密着する。メンバーはその1000万を使い、人生初の合コン、海外カジノ、スカイダイビングをはじめ、お世話になった地元・神奈川県川崎市への恩返しとして、通っていた保育園へ足を運んで子どもとふれあったり、ファンに向けた特別イベントを開催したりするなど、豪快にお金を使っていく。ハプニングあり、けんかあり……そんな予測不能の共同生活のなか、幼少期のエピソードやBAD HOP結成秘話、地元への熱い思い、迫りくる解散とその後への思いが、メンバー8名の口から語られる。

第3話では

1月20日配信の第3話では、T-PablowとTiji Jojoが、地元・神奈川県川崎市にてライブを行う際の資金を、カジノにて手にしようと韓国へ向かう。しかし、出国前にもかかわらず、Tiji Jojoは空港の免税店にてGUCCIの帽子とスカーフを購入するという仰天行動を取る。実は、Tiji Jojoは、出発直前まで宿泊先にて、テキーラを夜どおし飲んでいたため、空港に着いてもなお泥酔状態で、T-Pablowは「みんなのお金ってわかっているのに、20万円くらい急に使って」「カジノって、こういうものが必要だと思うって(言い出して)」とTiji Jojo買い物に苦言を呈す。しかし、Tiji Jojoは「大丈夫すよ、(カジノでお金を)増やすんで」と意気揚々と語っていた。

出発前からそんな一悶着がありつつも、ふたりは韓国に無事到着する。いよいよイベントの資金を得るための、ぜったいに負けられない戦いに挑むべく、カジノ場へ向かう。今回、ふたりが挑むのは、プレーヤーバンカー、どちらが勝つかを当てる二択のバカラというゲームで、配られたカードの数字を予想し、9に近いほうがどちらかを当てるといった、カジノのなかでもルールがシンプルなゲームに、ふたりはカジノ初体験ではあるものの、「勝負事をやる前に負けを想定しているやついないべ」と豪語し、気合十分で席に着く。ふたりが用意した資金は両替・チップの手数料を引いて237万円で、このお金を倍以上に増やすべく、いよいよ戦いの火ぶたが切られた。

■戦いの火ぶたが

第1ゲームでは、T-Pablowが手始めに、Tiji Jojoが出発前の免税店で使った20万円を取り返すと目標を宣言する。Tiji Jojoは50万ウォン(約5万円)を賭け、勝負に出る。独特の緊張感がただようなか、トランプをめくると、そこには3と6の文字があり、いきなり最強の手札「9」が出て、勝利するという、カジノ初体験とは思えない勝負強さを見せつけた。

第1ゲームでTiji Jojoが勝利し、手にした10万円を賭け金に、第2ゲームはT-Pablowが挑むことになる。するとTiji Jojoに続きT-Pablowも勝利を収め、スタートから2連勝、いきなりプラス15万円を獲得し、勢いづいたふたりは、ここから大金を賭けるのかと思いきや、第3ゲームは5万円負け、第4ゲームは20万円勝ち、第5ゲームは5万円負け、第6ゲームは5万円負けと、意外にも堅実にゲームを進めていく。この戦略が功を奏したのか、第7ゲームでは12万円勝ち、第8ゲームでは50万円勝ち、第9ゲームでは20万円勝ちと連続で勝利と、9ゲームのうち6勝3敗、ゲームスタートからたった30分で、収益プラス102万円という結果になる。

しかし、日本のシェアハウスでこの様子を見ているメンバーは、「ふつうにカジノしている人を見ているだけ」「今、(賭ける金額を)デカく出たほうがいいな」などとロマンを求めるコメントを連発していた。

■大勝負に打って出るT-Pablow

すると、そんな日本のメンバーの声が届いたのか、第10ゲームにて“川崎の虎”ことT-Pablowが吠える。なんと1,000万ウォン(約100万円)を賭けるという大勝負に打って出る。今回の勝負でもっとも緊張が走るなか、1枚目のトランプをめくるとそこに書かれた数字は「3」、2枚目のカードを勢いよくめくると、なんと「10」、この展開に思わずT-Pablowは天をあおぐ。しかし、相手が引いたカードも「キング」と「エース」とおたがいの数字が5以下だったため、もう一度、カードを引き直す、この熱い展開にT-Pablowは、勝利をつかめるかと期待が高まるなか、引き直したカードをめくると、そこには「8」とあり、日本で見守るメンバーも、この展開に「お、いいんじゃない!?」とつぶやき、画面に釘づけになっている様子が映し出される。

いよいよ相手の運命の3枚目で、ディーラーがカードをめくると、数字は「8」で、ここにきて100万円という大金を失ってしまう。みごとな一瞬の惨敗にふたりは絶句するが、その現地メンバーの絶望っぷりとは裏腹に、日本のシェアハウスでは「今ので100万が消えたってこと!?」と大爆笑していた。

なんとかこの場を建て直そうと、T-Pablowは「いや大丈夫……」と自分を鼓舞するような言葉を口にするも、先ほどの大敗が悪夢の始まりで、第11ゲームでは34万円、第12ゲームでは50万円、第13ゲームでは5万円、第14ゲームでは50万円と“奇跡の5連敗”を記録し、あっという間に239万円を失うという、まさに“天国から地獄”となった。

そして、残すチップは1,000万ウォン1枚となり、いよいよあとがなくなったTiji Jojoが、「1枚でいく? 半分でいく?」「本気の大賭けはもう一段階、あとでも……」と告げるも、「1枚だべ」と即答したT-Pablowは、カジノに挑む前「8人で1000万、すごく大金だけど、使おうと思ったらいけちゃう」「増やせばもっと派手な感じも見せられるし、選択肢が広がる」「勝ちますよね、自信しかないですね」と語る。また、メンバーもT-Pablowに絶大な信頼を寄せているようで、Tiji Jojoは「誰かにまかせるならT-Pablow」、Barkは「T-Pablowは何かぜったい持っている」、Yellow Patoは「T-Pablowだったら大勝ちできるとYZERRと話していたんですよ、やる男だと思います」とT-Pablowへの信頼のコメントが次々飛び出した。

■最終決戦

そのT-Pablowは、今、持ちあわせている全額1,000万ウォンを賭けることを選択し、一世一代の大勝負に出る。「頼む……」と小声で祈りをつぶやきつつ、カードをめくると「キング」と「6」の数字が現れ、相手が「6」未満なら勝ちが確定となり、緊張のなか、ディーラーがカードをめくると「4」と「2」のカードが出て、引き分けで、勝負は仕切り直しとなる。

しかし、ここでメンバーの誰しもが予想しなかったまさかの展開となり、最終決戦となるもっとも重要な場面にて、T-Pablowは、Tiji Jojoに勝負に出るよう指示する。このまさかの行動に、日本で見守るメンバーも「それはない!」とコメントするが、Tiji Jojoが勝負に挑み、カードをめくると「4」と「クイーン」が出る。相手は「クイーン」と「5」を引いたため、おたがいもう1枚ずつカードを引く。

日本で見守るメンバーも「頼む!」「(数字の)5を引け!」と叫ぶほどの熱戦を見せるなか、Tiji Jojoは、あまりのプレッシャーからなかなか引いたカードをめくることができずにいる。そのTiji Jojoを見かねたT-Pablowが、カードをめくると「キング」の文字が出現し、100万円の負けが決定となり、「あー、まじかあ……」「わかんねえもんだな……」と絶望していた。旅費を含め、韓国カジノ遠征で300万円を使ってしまった彼らは、「何しに(韓国に)来たんだかな」と口にしつつ、カジノをあとにする。

その頃、日本では、手元に残った金額が、最終日のクルージング代を引いて、180万円となったことが明らかになる。カジノで大敗してしまったふたりに、メンバーは「このままじゃ、本当にイベントにたどり着かない」とテレビ電話にて告げる。また、BARKは「とりあえず、そのGUCCIは売ってこいよ」とTiji Jojoに伝えると、Tiji Jojoの口から「資本金、これ(GUCCIの帽子とスカーフ)、次の戦いの」と驚きの言葉が飛び出す。T-Pablowも「負けたままでは終われねえ」と負けん気の強さを見せ、何やらカジノのリベンジをたくらんでいた。

カジノのリベンジマッチは行われるのか、また、彼らは地元の川崎でイベントを行うことができるのか、彼らの行動に期待したい。

第3話が放送されたBAD HOPによる「BAD HOP 1000万1週間生活」/(C)AbemaTV,Inc.