フィルム・ノワールの金字塔として名高い映画「インファナル・アフェア」。同シリーズ全3部作を4Kレストアした4K UHD BD、Blu-rayを、3月20日(水)に発売する。また4Kレストアの効果がはっきり目に見える2Kと4Kの比較動画も公開された。

【写真】アンディ・ラウ×トニー・レオンの緊迫感あふれる演技が秀逸すぎる「インファナル・アフェア」

■不朽の名作「インファナル・アフェア」3部作が4Kで蘇る

第1作が2003年に公開され、一大センセーションを巻き起こした映画「インファナル・アフェア」シリーズ。日本での公開20周年を記念して、2023年にはシリーズ全3部作の4Kレストア版が「インファナル・アフェア 4K」「インファナル・アフェア II 無間序曲 4K」「インファナル・アフェア III 終極無間 4K」と題して劇場公開されていた。これらの3作品が、3月20日(水)に4K ULTRA HD Blu-ray、Blu-rayとなってリリースされる。

2023年におこなわれた「第48回トロント国際映画祭」にて特別貢献賞を受賞したアンディ・ラウと、同年開催された「第80回ヴェネチア映画祭」で生涯功労金獅子賞を受賞したトニー・レオン。2003年に日本初公開された第1作目「インファナル・アフェア」では、いまもアジアのトップスターとして第1線を走り続ける2人が<警察に潜入したマフィア>と<マフィアに潜入した警察官>を演じ、彼らの生きざまと究極ともいえる対決が世界に鮮烈な印象を残した。

翌2004年、主人公たちの秘められた過去を描き、前作をも凌ぐ完成度でファンをうならせた2作目が公開。そしてさらに翌年の2005年には、壮絶な闘いを締めくくる最終章となる3作目が公開された。最後まで全く予測がつかないスリリングな展開と、運命に翻弄される登場人物たちのはかない魅力…。20年以上経ったいまもなお、映画ファンから絶大な支持を集めている不朽の名作だ。

また同作は秀逸なリメイクも数多く登場している。マーティン・スコセッシ監督×レオナルド・ディカプリオマット・デイモン主演で製作され、作品賞と監督賞を含む部門でアカデミー賞(R)を受賞した「ディパーテッド」(06)。そして日本でも「ダブルフェイス」(12)としてドラマ化されるなど、その類いまれなオリジナル脚本の素晴らしさが後の世に残した影響は大きい。

フィルム・ノワールの金字塔と言える傑作サスペンス・アクション「インファナル・アフェア」3部作の4Kレストア版4K UHDBD、Blu-rayには、これまで発売されたDVD、Blu-rayに収録されているソフト版日本語吹替音声に加え、テレビ放送版の日本語吹替音声を収録。豪華声優陣による吹替を2種類楽しめる仕様だ。

さらに、2Kと4Kの比較動画も公開。実際に見比べてみると、映像の違いは一目瞭然のものとなっている。

「インファナル・アフェア」3部作が4K UHD BD化 (C)2002 Media Asia Films (BVI) Ltd. All Rights Reserved. (C)2003 Media Asia Films (BVI) Ltd. All RightsReserved. (C)2003 Media Asia Films (BVI) Ltd. All Rights Reserved.