毎年1月24日に開かれる「二十四日市」は、農家の人が農閑期に手作りした日用品などを販売する場として江戸時代に始まったと言われ、今では高山市冬の風物詩となっています。
昔から「二十四日市は(天候が)荒れる」と言われており、今年の二十四日市も雪が舞う寒い中、たくさんの人で賑わいました。

高山市冬の風物詩、二十四日市は、旧暦時代には正月用品を売る歳の市として12月24日に開かれ、近在農家が農閑期に作った、竹かご、ひ笠(がさ)、まき、炭、むしろ、みのなど手作りした日用品を、町の人に売ったのがはじまりと言われています。

明治の初め頃から1月に開かれるようになり、現在は高山市街地の中心商店街である本町通りと安川通りに、しょうけ(ざる)や有道(うとう)しゃくし、宮笠(みやがさ)などの民芸品や、地元のグルメなどの露店が並び、毎年、大勢の買い物客で賑わいます。

今年も、令和6年1月24日(水)に開催されました。過去にはコロナ禍の影響で規模を縮小したこともありましたが、昨年からはコロナ禍前のように歩行者天国で開催しています。

昼過ぎから吹雪となって客足は少し遠のいたようでしたが、本町通り商店街と安川通り商店街の合わせて約900メートルにわたって、軽食や木工品などを販売する露店81店が並び、竹を編んだ「小屋名しょうけ」と呼ばれるざるや、朴ノ木を削って作った「有道しゃくし」、薄く切ったヒノキやイチイを編んで作った「宮笠」などの昔ながらの民芸品などが販売され、朝から多くの買い物客で賑わいました。

「二十四日市」には、“天候が荒れる”という言い伝えがあり、今年もこの冬一番の強い寒気が流れ込み、飛騨地方には23日夜半から大雪警報が出ていました。厳しい寒さと雪の舞う中、買い物を楽しむたくさんの地元住民や外国人観光客の姿が見られました。市観光課によると、今年の二十四日市の人出は約32,000人で、昨年の24,000人を上回りました。

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