アトレティコ・マドリードイタリア代表FWモイーズ・キーンの獲得に向けてユヴェントスとの交渉を継続しているようだ。25日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 現在23歳のM・キーンはセンターフォワード(CF)を主戦場とするプレーヤー。トリノの下部組織を経てユヴェントスの下部組織へ加入し、2017年夏にトップチーム昇格を果たした。その後はヴェローナやエヴァートンパリ・サンジェルマンPSG)でのプレーを経て、2021-22シーズン開幕前にユヴェントスへ復帰。同クラブではここまで公式戦通算115試合に出場し22ゴール3アシストをマークしている。

 しかし、今シーズンはセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチが得点を量産している影響もあり、出場機会が減少。セリエAではここまで12試合に出場しているものの、スタメン起用は6試合に留まっている。かねてから今冬の移籍市場でのレンタル移籍の可能性が取り沙汰されており、アトレティコ・マドリードユヴェントスとの交渉を進めていることが明らかになっていた。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、両クラブは既にのレンタル料の金額で口頭合意に達しているものの、依然としてM・キーンの移籍は決定していないという。アトレティコ・マドリード側は、サウジアラビア行きの可能性が浮上しているアルゼンチン代表FWアンヘル・コレアの放出を完了した後に、若きイタリア代表FWを新戦力として迎え入れたいと考えているとのこと。最終決定は近日中に下される予定だが、ユヴェントスとの交渉はやや減速気味だと報じられている。

 今冬の移籍市場でルーマニア代表GKホラチウ・モルドヴァンを獲得したほか、ロイヤル・アントワープ所属のベルギー代表MFアルトゥール・フェルメーレンとも口頭合意に達したことが報じられているアトレティコ・マドリード。果たしてM・キーンもスカッドに加えることになるのだろうか。

アトレティコ・マドリードが関心を寄せるM・キーン [写真]=Getty Images