レンヌに所属する元セルビア代表MFネマニャ・マティッチがリヨンに移籍することに近づいているようだ。25日、フランス紙『レキップ』が伝えている。

 報道によると、すでにリヨンはレンヌと300万ユーロ(約4億8000万円)ほどの移籍金で合意した模様で、すでに移籍は決定的になっているという。なお、リヨンはマティッチと2026年6月30日までとなる2年半契約を締結すると見られている。

 現在35歳のマティッチは、194cmの長身を誇る守備的MF。2004年に母国セルビアでプロデビューを果たすと、スロヴァキアのコシツェを経て、2009年8月にチェルシーへと完全移籍で加入した。フィテッセへのレンタル移籍、ベンフィカへの完全移籍を経て、2014年1月にチェルシーへと再加入。2014-15シーズンは、当時のジョゼ・モウリーニョ監督の下で公式戦49試合に出場し、チームの2冠達成に大きく貢献した。

 2017年夏には“恩師”モウリーニョ監督が率いるマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍で加入。すぐさま定位置を確保すると、中盤の主力としてその後の5シーズンで公式戦通算189試合に出場し4ゴール11アシストをマークした。昨年6月末にマンチェスター・ユナイテッドを契約満了で退団すると、“恩師”モウリーニョ監督率いるローマに加入。昨シーズンは公式戦50試合に出場し2ゴール3アシストをマークした。

 そして昨夏にレンヌに完全移籍で加入し、ここまで公式戦19試合出場で3アシストを記録していたものの、クラブとの関係悪化が報じられており、わずか半年で移籍することになりそうだ。

リヨン加入に近づいているマティッチ [写真]=Getty Images