映画刀剣乱舞-黎明-」や舞台「ブルーロック」などで活躍する俳優・佐藤たかみちが、“昔話を2.5次元舞台化するなら!?”をテーマに漫画を披露する企画。今回は「金太郎」をお題に、知られざる金太郎前日譚を展開する。漫画のお題は、佐藤たかみち公式チャンネル「TAKAMICHI CHANNEL」の放送内で決定。ザテレビジョンでは、作者・佐藤たかみちとチャンネルのゲスト・長江崚行に今回のお題「金太郎」にちなんだインタビューを敢行した。さらに、ゲスト佐伯亮、竹中凌平にも漫画に関連して、過去の失敗談などの秘話を聞いた。

【漫画】知られざる金太郎の前日譚(1/4ページ)

■佐藤たかみちコメント「無事に描き上げることができて、すっきり」

――初めての漫画執筆を終えられて、率直な感想を教えてください。

佐藤:ひとまずは無事に描き上げることができて、すっきりしています。でも、今回の漫画の制作が、自分が役者をやらせていただいてきた中で一番くらいに忙しい時期と重なって…。「これ週刊連載の作者さんたちはマジでヤバいな…」と心の底から思いましたね。

漫画の〆切に追われるという経験が自分の人生で起こるとは思っていなかったんですけど、本当に漫画家の皆さまには頭が上がりません…と思いました。

――見てほしいポイントはありますか?

佐藤:キャラデザインですかね。こだわっていて、結構かわいいキャラクターにできたんじゃないかと思います。金太郎をかっこよく描くならこんな感じかな? という僕のイメージと、一緒にお題を選んだ長江崚行くんのイメージを合わせたのが、この金太郎のキャラなんです。前髪を上げて、髪に赤メッシュを入れて、ピアスもネックレスもつけて…。

ストーリーについては、初回なので自分らしさを入れたいなと思って、中二病っぽい好きな設定を盛り込みました。ユグドラシルは樹木の神として描かれることが多いので、金太郎が木を倒すというお話とかけて選んでいます。

――これからも漫画企画を続けていくことになりますが、今回の心残りはありますか?

佐藤:これは僕の画力が足りなくて悔しかったことなんですが、もっとアクロバティックな絵を描きたかったなと思っています。上から見た構図や下から見た構図とか、もっと動きのある絵を描きたかったんんですけど、まだ僕の力では描けなかったので、次回以降頑張りたいです! 

■佐藤たかみちのオタク自慢「週刊少年ジャンプを切り抜いてファイリング」

佐藤たかみち公式チャンネル「TAKAMICHI CHANNEL」の放送内で「金太郎」のお題を選んだゲストの長江崚行と佐藤たかみちに、金太郎のストーリーにちなんだ質問をぶつけた。

――それでは、今回のお題「金太郎」にちなんだ質問をしていきます。力自慢として知られる金太郎ですが、舞台などで活躍されるお2人にとっても体力は重要になってくると思います。お仕事のために、健康面や体づくりで心がけていることはありますか?

佐藤:ジムに通っています。ジムに行って、筋トレをしたり、ランニングや有酸素運動をしたりとか。ビールが好きで飲んでいるので、今の体型を維持できるように、ですね。ムキムキになってしまうと、僕のイメージには合わないかもしれないですが、細身だけど脱いだらバキバキやぞ! ってところを目指しています(笑)。見た目はあんまり変わらず、中身はすごい詰まってるよ、みたいな感じの体を目指して、日々頑張っていますね。

長江:(細身だけど中身が詰まっているって)カニとかエビみたいなこと?

佐藤:…そうだね! ちょっと違うけど…でも、そんな感じです!(笑)

――長江さんはいかがでしょうか?

長江:僕は、最近キックボクシングを始めました。舞台に向けた体づくりのためもありますし、プライベートでも体力をつけるためでもあります。そして、やっぱり漢たるもの強くなければいけないかなと(笑)。

佐藤:金太郎みたいにね。

長江:今回の漫画が舞台化されたときのためにも、今から金太郎役を準備できるように、キックボクシングを頑張ろうかなと思っております(笑)。

――続いて、力自慢の金太郎に負けない、〇〇自慢を教えてください。

佐藤:オタク自慢にします。僕が好きな仮面ライダー変身ベルトだったり、結構高くても、フィギュアやグッズを買ってしまうタイプです。あとは、週刊少年ジャンプを十数年買い続けていて。毎回表紙とカラーページ、自分の好きなシーンを全部切り抜いてファイリングしているんです。

長江:すごいな~。

佐藤:収集癖がありますね。やろうと思っていても、なかなか面倒くさくなってしまう人もいると思うので、自慢になるのかなと。

――では、長江さんはいかがですか?

長江:これに追随できるものって何だろう…。物理的なことではないですけど、人付き合いは上手いほうだと思います。

佐藤:確かに、上手いなぁ…。

長江:ただ、この人が好きとか、この人は苦手とか、どうしても思ってしまうこともあって。でも、年を重ねるごとに、そういう好き嫌いのおかげで自分が前に進めているという感覚がすごくあります。

例えば、好きな先輩や後輩からご飯に誘われたときは、行こう! とすぐに行動に移せたり。逆に、苦手な人の姿を見たときには、どうして苦手だと思うんだろう? と、自分自身が選んでいきたい道筋をじっくり考えられたりとか。人付き合いの”コネクション”ということではなくて、人付き合いの中で得た僕の経験が、人に自慢できることなのかなと思います。

■竹中凌平の失敗談「コガネムシみたいな色に」

佐藤たかみち公式チャンネル「TAKAMICHI CHANNEL」の放送内で「金太郎」の漫画のお披露目に立ち会ったゲストの佐伯亮と竹中凌平に、金太郎のストーリーと今回の漫画の内容にちなみ、話を聞いた。

――まずは、オリジナルの金太郎の物語にちなみ、お話をお伺いします。力自慢の金太郎のように、人に誇れる〇〇自慢を教えていただけますか?

佐藤:僕はすでにお題を選んだ際に答えているんですが、中学の頃から買っている週刊少年ジャンプを買い続けていて。表紙、巻頭カラーページと好きな作品を切り抜くのを続けていることですね! お2人は?

佐伯:ショートスリーパーなこと。寝るときはめっちゃ寝ますけど、ちょっと寝たら結構起きていられるというのはあるかもしれないです。

竹中:羨ましい。俺は寝ないと無理だわ。

佐伯:本当に、5分とか電車移動で寝ただけでも結構起きていられるかな。パッと思いついた自慢はこれです。きちんと寝る! ってなったときは、1回寝ちゃうとなかなか起きれないですけどね。

竹中:俺は…なんだろうな…難しい。

佐伯:せりふ覚えがいいよね。

佐藤:(舞台『ブルーロック』で)量も多かったのに覚えるのも早かったし、飛ばしたりとかもなかったですよね。

竹中:確かに、せりふ覚えについては言われることがあるかも。(舞台『ブルーロック』のせりふは)量も多いし、会話があんまりなくてモノローグも多いんです。でも、最近は演出でモノローグ中に(他の登場人物が)返事をして笑いをとるみたいなこともありますね。

――続いては、佐藤さんの描いた漫画の内容に沿ってお伺いします。外の世界に出てきて、イメチェンをしたところ、前の方が良かったかも? という結果になった金太郎ですが、皆さんは思い切ったイメチェンで後悔をしたことはありますか?

一同:これはありますよね。

竹中:俺は、高校を卒業して大学に入るまでの間に髪を染めようと思って。地元のショッピングモールに入ってる美容室に行ったんです。で、ミルクティーみたいな色あるじゃないですか。あれをオーダーしたら、ちょっと緑がかったような、真っ黄色に近いような…光沢のある変な色になって。その足で帰りに黒染めを買って、家で黒染めしました(笑)。

佐藤:もう1回他の美容院には行かなかったんですね。

竹中:既にカットとカラーの諸々で結構お金を払っていて…。それだけ払って本当にコガネムシみたいな色になりました(笑)。美容師さんもちょっとさじを投げている感じだったので、こっちも「あ、もういいです」ってなりましたね。

佐伯:でも、美容師さんが「どうですか~?」って見せてくれる時になかなか、ちょっとこれが違うかなとか言えないよね。難しい。俺は、初パーマかけた時。もう、初パーマをかけた後、鏡を見た時に衝撃を受けて。

佐藤:初パーマ、失敗しますよね(笑)。

竹中:いつ頃?

佐伯:大学生の頃だったんだけど、やっぱり初めてだし、途中で髪にいろいろ取り付けたり、機械をあてたりして、ワクワクするじゃん。で、鏡を見てみたら、サザエさんのお団子みたいなぐるぐるが、バーってあって。その美容室に上京してから3~4年くらいずっと通ってたけど、それ以来行ってません(笑)。本当に嫌だったので、ずっとヘアアイロンしていました。

佐藤:僕は高校の時。その頃、ツーブロックが流行っていて。でも、高校ではツーブロックが禁止で、結構派手な刈り上げだけじゃなくて、短い髪と長い髪の段があるだけでダメってことになっていたんです。それで、僕、頭髪検査で引っかかっちゃって「短い方の髪に合わせて切ってこい」って言われたんですよ。短いのが似合わないので、1回目は「絶対に嫌だ」って反抗したんですけど、しばらくスルーしていたら職員室に呼ばれて…。仕方なく切ってもらったけど、やっぱり変だったのでセットでごまかして通っていました。

――では、挑戦してみたいイメチェンはありますか?

佐藤:それこそ、ミルクティーみたいなきれいな金髪とか白髪とかやってみたいです。

竹中:俺は、ずっと同じような髪型をしているから、オシャレ丸刈りみたいな感じに一生に一回はしてみたい。似合うかは別として。

佐伯:俺も丸刈り。絶対丸刈り

佐藤:すごいキメ顔で言いますね(笑)。

竹中:もう、本当にやればいいんじゃない?(笑)

佐藤たかみち/※提供画像