一般社団法人 海と日本プロジェクトin新潟実行委員会は、2024年1月19日(金)に新潟市内の2つの小学校の児童約1,650人に、佐渡わかめを使った給食メニューを提供いたしました。このメニューを提案したのは、2023年7月に「海藻」をテーマに実施した体験プログラム「佐渡の海藻調査隊」に参加した新潟市立内野(うちの)小学校の児童2人です。プログラムには県内の小学生19人が参加し、1泊2日の行程で、佐渡島の海洋環境や多様な海藻食文化、海藻による脱炭素の働きなどを学びました。そして、学習成果として海藻のおいしさや重要な役割をより広く伝えるためグループごとに給食メニューのアイデアを発表しました。
この活動は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

  • イベント概要

・開催概要:海と日本プロジェクト「佐渡の海藻調査隊~佐渡の海藻メニューを給食に~」と題し、オリジナルイベントに参加した児童が考案した海藻メニューを新潟市内の小学校2校で実施。

・日程:2024年1月19日(金)

・開催場所:新潟市立内野小学校・新潟市五十嵐小学校

・参加人数:1,653人

・協力団体:株式会社給材

  • 佐渡わかめの給食メニューを通して海洋環境を考える

佐渡わかめを使ったメニューを提案したのは、内野小学校6年の綱本百花(つなもとももか)さんと高橋薫(たかはしかおる)さんです。2人が参加したオリジナルイベント「佐渡の海藻調査隊」では、昼食のお弁当や宿の夕食などで全8種類の海藻や部位を試食。ウミゾウメンやアラメと言った珍しい海藻の美味しさに気付く場面もあり、調査隊員は、2日間の学びを元にグループごとに海藻を使った給食メニューを考案、発表を行いました。今月19日の給食には「佐渡わかめ入り春雨サラダ」と「佐渡わかめの中華スープ」、そして、佐渡で水揚げ量の多い「いか」を使った「いかフライ」が登場、2人が栄養教諭らと相談した3品です。乾燥わかめでなく、生わかめを使ったことで普段と違った歯ごたえや味わいを感じる給食となりました。2人は全校放送で各教室に向けてメニューを説明、オリジナルイベントの活動を報告するリーフレットも全校に配られました。海藻による脱炭素につながる働きも紹介し、この模様は、企画に賛同して同じ献立を実施した五十嵐(いからし)小学校の各教室にも配信されました。

佐渡の海藻給食は、今年3月までに新潟市内の小学校を中心に複数校で実施され、学校ごとに異なるメニューを展開予定です。

  • 児童の声・先生の声

児童の声

「いつもと色も味も違って、わかめじゃないみたい」

「固いけど美味しい味がした」

「海を感じた」

地球のためにもっと海藻を食べたい」

先生の声から(新潟市立内野小学校 山田里恵子校長)

児童が学校の外で学び、自分ごととして考えたことを学校に持ち帰り、他の児童にも共有することが素晴らしいと考える。学校はこれからも児童をバックアップするので自身の興味や関心に耳を傾けて色々なことを学び、挑戦して、力を伸ばしていってほしい。


<団体概要>

団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトin新潟実行委員会

URL:https://niigata.uminohi.jp/

活動内容:日本財団 海と日本プロジェクトの一環として、次世代へと海を引き継ぐため、海を介して人と人がつながることを目的として、本事業を実施しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

配信元企業:海と日本プロジェクト広報事務局

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