ベティスは、オサスナに所属するFWチミー・アビラの獲得を目指しているようだ。25日、スペイン紙『アス』が報じている。

 ここまでクラブ公式戦通算52得点12アシストを記録し、2021-22シーズンのコパ・デル・レイ優勝にも大きく貢献したFWボルハ・イグレシアスのレヴァークーゼン移籍が決定的となったベティス。今シーズン終了までのレンタル移籍となり、800万ユーロ(約12億円)の買取オプションが付帯する契約で、クラブ間合意に至ったとされている。

 そんなベティスは、今冬にB・イグレシアスの後釜としてラ・リーガの“ゴラッソマシーン”の獲得を目指しているようだ。『アス』によると、いくつかの獲得オペレーションのなかで、最も成功する可能性が高いのがオサスナに所属するFWチミー・アビラとのこと。ベティスは、今シーズン終了までのレンタル移籍、もしくは買取オプション付帯のレンタル移籍に関する交渉を行なっていると報じている。

 また『アス』は、チミーはベティスを率いるマヌエル・ペジェグリーニ監督のお気に入りの選手のひとりと指摘。1994年2月6日生まれの現在29歳は、身長172cmと小柄ながら俊敏性とアクロバティックなシュートで、ここまでラ・リーガ通算34得点を記録。今シーズンからセンターフォワードの主力を張るウィリアン・ジョゼとは異なるキャラクターで、戦術の幅を広げられる存在として加入を心待ちにしているようだ。

 なお、獲得候補のひとりに挙げられていたラージョ・バジェカーノに所属するFWラウール・デ・トマスに関しては、給与面から獲得が困難とのこと。一方、チミーの契約解除条項は2500万ユーロ(約40億円)に設定されているものの、買取オプション付きのレンタル移籍でクラブ間合意に達した場合、その金額は低価格であることは間違いないと併せて伝えている。

ベティスが獲得を目指すFWチミー・アビラ [写真]=Getty Images