反町隆史が主演するドラマ「グレイトギフト」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第2話が1月25日に放送。第2話にして主要キャストから2人目の被害者が出て視聴者騒然。さらに藤巻(反町)が、久留米(波瑠)や伊集院(盛山晋太郎)に脅され、白鳥(佐々木蔵之介)にどんどん取り込まれていく姿が不憫すぎて、SNSで話題となった(以下、ネタバレを含みます)

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反町隆史“藤巻”が殺人球菌“ギフト”に翻弄される「グレイトギフト」

本作は、「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023年、TBS系)や「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年・2023年、TBS系)などを手掛けた黒岩勉氏が脚本を務めるオリジナル作品。完全犯罪を可能にする殺人球菌“ギフト”をめぐるノンストップサバイバル医療ミステリー。

反町が顕微鏡の中しか興味がない大学病院の病理医・藤巻達臣を演じ、世にも恐ろしい球菌“ギフト”を発見し人生が激変していく。波瑠、明日海りお、小野花梨、盛山(見取り図)、坂東彌十郎、津田健次郎倉科カナ、筒井道隆、尾上松也、佐々木らが出演し、JUJUの「一線」が主題歌となっている。

■球菌の存在を知る波瑠“久留米、真実を知りたいと”反町隆史“藤巻”を脅す

奥野理事長(坂東)の死に疑問を持った元捜査一課の刑事・神林(尾上)によって、遺体が行政解剖されることになった。心臓外科医・白鳥(佐々木)の策略で思いがけず共犯となってしまった藤巻(反町)は、白鳥の指示で行政解剖に立ち会う。監察医も遺体の首元の黒ずみが気になったが、死因には関係ないと判断。藤巻は白鳥にその結果を報告し、さらに手元に届いた犯人からの脅迫状を見せた。

そんなとき藤巻は検査技師の久留米(波瑠)から呼び出される。病院内の誰もが犯人である可能性が否めない状況で、戦々恐々しながらも食事の席へ。久留米は、奥野理事長は球菌で殺害されただろうこと、藤巻が球菌を培養していることを知っていると淡々と語り、犯人は誰かと藤巻に問う。

犯人は知らず、犯人が見つかった時の証拠のために球菌を培養しているという藤巻に、久留米から「球菌の培養を手伝います」と思いがけない言葉が。久留米が犯人の可能性もあると考えやんわり断ろうとしたとき、久留米が「盛大にバラす」と脅してきた。困惑した藤巻は、怪しみながらも仕方なく久留米の手を借りることにした。

尾上松也“神林”、奥野前理事長の死は佐々木蔵之介”白鳥”の仕業と直感

急逝した奥野理事長に変わり、次点だった白鳥が理事長に就任した。そして白鳥は、藤巻を病理部教授に抜擢することを決める。白鳥理事長にどんどん取り込まれていることに危機感を覚える藤巻に、元捜査一課の刑事・神林が声をかけてきた。神林は、奥野前理事長の死は殺人事件だと考えていると藤巻に明かし始める。

神林は、奥野前理事長が倒れたときの防犯カメラを見て、白鳥だけが微動だにしてなかったことに着目し会いに行ったと語った。そして白鳥に会い、その目を見たとき「彼がやったのだと直感した」と続ける。さらに藤巻に、白鳥のことで何かおかしいことがあったら教えてほしいとお願いしてきた。

■愛宕元総理が亡くなった日の来院者リストに倉科カナ“杏梨”の名が

藤巻は神林との一部始終を白鳥に報告。白鳥は、藤巻の妻・麻帆の手術を盾に、神林から捜査状況を盗み取るように藤巻に指示する。さらに白鳥が最初に球菌を病院に持ち込んだ犯人が気になるというと、藤巻は最初の被害者・愛宕元総理が亡くなった日の防犯カメラを確認するといった。

愛宕元総理が亡くなった日の防犯カメラ映像は、奥野前理事長の指示で消去されていた。ほかに何か手がかりを探すため、藤巻は当日の来院者のリストを見せてもらう。そこには、愛宕元総理の愛人で会員制ラウンジアルカナム」のオーナー・杏梨(倉科)の名前があった。

反町隆史“藤巻”の言葉に倉科カナ“杏梨”高笑い

藤巻が杏梨に会うために「アルカナム」に行くと、白鳥理事長の就任祝いが行われていたが、杏梨に声をかけ2人で話し始める。愛宕元総理の遺産の件を率直に聞く藤巻に、デリカシーがないといいつつも遺言書通り自分に遺産が多く入りそうと明かす杏梨。藤巻の「杏梨さんが愛宕さんを殺したんじゃないかと思っております」という単刀直入な言葉に、高笑いする杏梨だった。

杏梨が席を外すと、酔い酔いの本坊事務長(筒井)が藤巻の隣に座ってきた。藤巻が杏梨を口説いていると思った本坊事務長は、藤巻にちょいギレ。杏梨をものにしたいと考えている本坊事務長と藤巻のやり取りは、スリル感たっぷりの本編の中でひと息できクスッと笑える。

■脅迫状を送ったのは盛山晋太郎“伊集院”…反町隆史“藤巻”の言動で危機が迫る

藤巻の元に「殺人球菌のことで大事なお話があります。一人で地下駐車場に来てください」という手紙が届いた。指示通り、駐車場に向かった藤巻の前に現れたのは病理医の伊集院(盛山)。しかし伊集院は、藤巻の言動を怪しみ脅しの手紙を送っただけで真の犯人ではなかった。しかし、この球菌“ギフト”を使って白鳥理事長からお金を奪おうと言い出し、藤巻に協力するように脅す。

藤巻は、伊集院の指示通り白鳥理事長に脅迫状を渡し、さらに白鳥との会話をスマホを通して伊集院に聞かせた。自分の部屋に戻った藤巻は、“ギフト”の小瓶が2本無くなっていることに気づく。藤巻は伊集院が奪ったのではと思い電話するが、伊集院は否定。であれば伊集院に危険が迫っていると直感し、呼び出されたときの会話は白鳥理事長にすべて筒抜けだったこと、騙されているのは伊集院だとすべてを告白した。

事の経緯を知った伊集院だったが、こうなったら正々堂々と脅迫すると宣言。「接近をふせいで、病院内で出されたものを口にしなければいいだけ」と、いつも持参してる飲み物を口にする。その直後、伊集院が胸を押さえ倒れ、その首には黒ずみが現れた。白鳥理事長が顔色も変えずに小瓶を捨てる姿がゾッとする。

反町隆史“藤巻”の巻き込まれ感と盛山晋太郎“伊集院”のまさかの展開に衝撃

第2話にして早くも主要キャストから2人目の被害者が出てしまった。「坂東彌十郎クラスがいきなり死ぬんかー、と思ってたら初の連ドラで気合入りまくりの盛山も2話で逝ってしまった」「俳優盛山の活躍を楽しみにしてたのに第2話で終了」などと視聴者もショックを隠せない。

さらに「穂希さん(波瑠)の容赦ない『バラします。』の一言がめっちゃウケた」「藤巻先生もう引き返せないくらい巻き込まれすぎてて不憫でならない」などと、いろんな人から脅され二重&三重スパイとなってしまっている藤巻の姿が不憫すぎる声もあがり、SNSで話題となった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

藤巻(反町隆史)、同僚の伊集院(盛山晋太郎)から脅され…/ドラマ「グレイトギフト」第2話より (C)テレビ朝日