FA女子コンチネンタルカップ(FAWSLカップ)のグループステージ最終節が24日から25日にかけて各地で行われた。

女子チャンピオンズリーグ(UWCL)出場のチェルシーに、グループAからEまでの各組首位の5チームと、グループ2位の上位2チームを加えた8チームが準々決勝へ進出する。

グループBではマンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドのグループステージ突破を懸けたダービーマッチが行われ、シティが2-1で勝利し、首位通過を決めた。

シティのなでしこジャパンMF長谷川唯はフル出場し、ユナイテッドのMF宮澤ひなたはケガのために欠場している。

イングランド女子代表FWクロエ・ケリーの先制点で47分に試合を動かしたシティは、70分に追加点を奪う。最終ラインに落ちた長谷川の縦パスをスイッチに速攻へ転じ、右サイドバックのオランダ女子代表DFカースティン・カスパリジがシュート。GKが弾いたボールをイングランド女子代表FWローレン・ヘンプが押し込んだ。

後半のアディショナルタイムにこそイングランド女子代表FWニキータパリスに1点を返されたものの、逃げ切り勝ちでグループステージ突破を決めている。

また、同組のレスター・シティエバートンに5-1と大勝。宝田沙織はフル出場、籾木結花は先発して72分までプレーし、ともにアシストを記録している。

グループEでは清水梨紗、林穂之香、植木理子を擁するウェストハムがバーミンガム・シティと対戦し、1-2で惜敗。ウェストハムは2点を追い掛ける90+2分に、CKから植木がヘディングでネットを揺らしたが、反撃及ばずグループステージ敗退が決まった。

グループCワトフォードvsルイスが悪天候によるピッチ水没のため延期となったが、勝敗に関わらずいずれもグループステージ突破には至らず。

一方で、イギリスBBC』によると、グループAサンダーランドvsアストン・ビラで、試合は7-0でアストン・ビラが勝利していたが、アストン・ビラが出場資格のない選手を起用したとしてイングランドサッカー協会(FA)が審議中。

現在は勝ち点「12」でアストン・ビラが首位、同「7」でサンダーランドが2位だが、不戦勝扱いでサンダーランドの勝利となった場合は順位がひっくり返ることに。その際アストン・ビラは2位での通過となる。

ただし、より重い処分が下された場合にはグループBで勝ち点「9」のユナイテッドが、準々決勝進出の条件を満たすこととなる。