バイエルンは27日、ブンデスリーガ第19節でアウグスブルクとのアウェイ戦に臨み、3-2で逃げ切った。

前節ブレーメンに不覚を取ったものの、3日前の延期試合ウニオン・ベルリン戦をシャットアウト勝利として首位レバークーゼンとのポイント差を4に戻した2位バイエルン(勝ち点44)は、ウニオン戦で負傷したキミッヒ、ウパメカノ、ライマーが欠場となった中、新戦力のダイアーが初先発となった他、ラファエル・ゲレイロが右サイドバックに入った。

10位アウグスブルク(勝ち点21)に対し、最前線にケイン、2列目に右からサネ、ムシアラ、コマンと並べる[4-2-3-1]で臨んだバイエルンは守勢の入りを強いられると、5分にPKを献上しかける。

デ・リフトがロングボールの処理で目測を誤ってハンドを犯すと、ぎりぎりボックス外でVARの末、FK判定に覆った。助かったバイエルンだったが、12分にも失点しかける。デミロビッチのヘッドでの落としをボックス左のレジュベツァイにボレーでネットを揺らされたが、オフサイドがあって助かった。

すると23分、CKの流れからルーズボールをパブロビッチが蹴り込んでバイエルンが先制。パブロビッチのトップチーム初ゴールで先手を取ったバイエルンは、前半ラストプレーの追加タイム5分にリードを広げる。アルフォンソ・デイビスがボックス手前左から右足でミドルシュートを決め切った。

バイエルンが2-0として迎えた後半、52分にCKの流れからデミロビッチにヘディングシュートを決められて1点差とされたバイエルンだったが、58分に突き放す。

ゴール前のこぼれ球をケインが押し込むと、直後はオフサイド判定が下ったものの、VARでゴールが認められた。

その後はバイエルンが試合をコントロールした中、終盤の81分にはテルがポスト直撃のシュートを浴びせて牽制。追加タイムにPKを決められて1点差に詰め寄られたものの、3-2で逃げ切り。連勝としてレバークーゼンに暫定1ポイント差としている。