門脇麦が主演と務める「厨房のありす」(毎週日曜夜10:30-11:30、日本テレビ)の第2話が1月28日(日)に放送される。同作はマイペースで人とのコミュニケーションが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)の店主・八重森ありす(門脇)が、街の小さなごはん屋さん「ありすのお勝手」で、大好きな化学の知識をもとに、おいしくてやさしい料理を生み出すヒューマンドラマとなっている。

【写真】永瀬廉“倖生”が、門脇麦“ありす”の家である物を発見する

ありすを見守る個性的なキャラクターたち

ありすのお勝手」にバイトとして転がり込む謎の青年・酒江倖生役を演じるのは永瀬廉。一見、すれていて無愛想な倖生だが根は心優しく、ありすの行動や言動に戸惑いながらも、徐々に寄り添い支えるようになっていく。

また、ありす幼なじみ・三ツ沢和紗役には前田敦子。和紗は工務店の娘で地元では有名な元ヤンだが、幼いころからずっとありすのことを守ってきた。今はありすのお店でホール係として接客を担当しているが、第3子を妊娠中で、出産に合わせて代わりのアルバイトを探している。そこに現れる倖生に自閉スペクトラム症のありすとの接し方や独自のルールを教えていく。そして、家では息子2人を育てるしっかり者の母親として毎日奮闘している。

さらに、ありすの父親で有機化学を教えるゲイの大学教授、八重森心護役を演じるのは大森南朋。3歳でありすを引き取り、大きく深い愛情でありすを見守り育ててきた“ゲイのお父さん”心護の想いとは。

■これまでの放送では――

街の小さなごはん屋さん「ありすのお勝手」の店主・八重森ありす(門脇麦)は、マイペースで人とのコミュニケーションが苦手な自閉スペクトラム症(ASD)。大きな音や強い光が苦手だし、人に近寄られるのも怖いし、物は何でも真っすぐにそろえないと気が済まない。でも、ひとたび包丁を握れば、とってもおいしい料理を作る天才料理人。一度覚えたことは忘れない驚異的な記憶力と大好きな化学の理論を基に、最適で最高の献立を導き出す。

店にやってくるお客さんは十人十色。二日酔いのサラリーマン、子どものお受験につきっきりで寝不足気味の主婦、好きな女の子に告白するため緊張している男子学生。ありすはお客さんの好き嫌いやその日のコンディションに合わせて即興で料理を考える。故に店のメニューは“店主のおまかせ料理”のみ。幼なじみ元ヤンのホール担当・三ツ沢和紗(前田敦子)と2人で切り盛りする「ありすのお勝手」は、ランチ時には客足が絶えない人気店だ。

そんな「ありすのお勝手」に、住み込みのバイトを希望する青年・酒江倖生(永瀬廉)がやって来る。口下手で不器用そうで、おまけに家がない倖生のことを和紗は警戒するが、ありすが珍しく合格点を出したことから、とりあえずバイト採用は決定。しかし、住み込みで働くためには、ありすの父親・心護(大森南朋)の承諾が必要。25年前にありすを引き取って以来、男手一つでありすを育て、溺愛してきた心護。一筋縄ではいかなそうだが、倖生には心護との意外な接点があった。

そんな中、和紗の次男・銀之助(湯本晴)の誕生日会が近づいて、ありすは野菜嫌いの銀之助にたくさん野菜を食べてもらおうと思案する。好きなものには一直線。超マイペースな天才料理人ありすが、みんなの心をおいしくて優しいごはんで温める。そんな彼女の生い立ちと家族には、本人も知らない重大な秘密があった。ミシュランでも老舗でもない…だけど一度食べたらやめられない、切なく心温まる謎多きごはん屋さん、ついにオープン。

■第2話では――

化学の知識を基においしくてやさしいごはんを作る自閉スペクトラム症の料理人ありす(門脇麦)と、ありすを男手一つで育ててきた心護(大森南朋)。ずっと2人で暮らしてきた家に、ありすの店でバイトすることになった倖生(永瀬廉)が転がり込んできて、3人での新生活が始まった。

こだわりが強すぎるありすの生活は、朝からルールだらけ。みそ汁の具材は曜日ごとに決まっているし、調味料はいつも決まった順番に並べておかないとダメ。テーブルの拭き方にも規則性があって、スーパーまでの道順も毎日違うパターンがある。頭が混乱する倖生は、ありすの親友・和紗(前田敦子)のアドバイスを受けながら、ルールを1つ1つ覚えていこうとする。

ランチの時間。「ありすのお勝手」に常連の雅美(伊藤麻実子)がやってくる。浮かない顔の雅美はテーブルに着くなり、「もう限界だわ。離婚しようかな」…夫への不満を募らせる雅美を厨房から観察したありすは、ストレスを吹き飛ばすとっておきのメニューを提供する。

一方その頃、心護は大学の研究室であらぬ不安に駆られていた。自分が留守の間、ありすと倖生は2人きり…。年頃の男女が一つ屋根の下で暮らすのって、危ないんじゃ…? 気が気でない心護は、家に帰ると、ありすと倖生を2人きりにしないように右往左往。そんな中、ありすの“ルール”を覚え切れない倖生は頭がパンク寸前。ルールを守りきれない倖生にありすは…。

誰かと一緒に暮らすのって大変。他人と生きていくってどういうこと?ありすが見つける答えとは…?そして、倖生はありすの家である物を発見する。ありすの母について心護は何か隠しているようで…。

――という物語が描かれる。

ありすが大声をあげる…予告動画に反響

公式HPなどで公開されている予告動画では、住み込み希望だった倖生が、正式にありすの家に同居することになり、父・心護と仲良く食卓を囲む場面からスタート。しかし着ていく洋服がすぐに決まらなかったり、テーブルを隅から隅まで綺麗にふかないと気が済まないなど、こだわりの強いありすのルールに頭を悩ませる倖生の姿が。

一方の心護は、若い男女がひとつ屋根の下で住むことが心配でたまらず、窓を覗いたり、ありすの部屋の前の廊下で寝たり、2人っきりにならないよう徹底する過保護っぷりを見せ、暴走ぎみに。和沙からも「バックハグ禁止」など忠告を受ける。

そんなありすにトラブルが続出する事態に。倖生と歩いている途中、車のクラクション音に驚きを見せパニック状態に。道で座り込んでしまったありす良かれと思って倖生が耳を塞いであげるも、それすら驚きで頭が混乱し、逃げてしまう。さらに調味料の置き方にしびれをきらし「虫唾が走っています!倖生さんとは一緒に住めません!」と大声をあげてしまう。

「俺、嫌われてるんすかね…」と落ち込む倖生。和沙が「一緒に住むって譲り合いだからね」と慰め、ありすも「私は今のままでいいのでしょうか…」と誰かと共に生きることについて考えだす。ラストシーンでは、五條道隆から「あの事は忘れろ」と蒔子に告げる場面が。そして倖生はありすの部屋から蒔子が映っている写真を見つけてしまう。

第2話放送を前に、「麦ちゃんの演技力に拍手」「普通のあなたは素晴らしい…とてもいい言葉」「何だか泣きそうになりました」「倖生がありすをさりげなく気にかけてるのが素敵」「美味しい料理が飯テロだ~~!」「テンポがよくて面白かった」といった声など、オンエア前からSNS上などで話題となっている。

「厨房のありす」第2話は、1月28日(日)夜10:30より日本テレビにて放送。

「厨房のありす」第2話より/(C)日テレ