ミランは27日、セリエA第22節でボローニャをホームに迎え、2-2で引き分けた。

前節ウディネーゼ戦を終盤の2発で劇的勝利とし、4連勝とした3位ミラン(勝ち点45)はウディネーゼ戦と同様のスタメンで臨み、[4-2-3-1]を継続した。

7位ボローニャ(勝ち点32/1試合未消化)に対し、立ち上がりからボールを握ったミランだったが、好機を作り切れずにいると、29分に失点。分厚い攻めを受けた流れから最後はザークツィーにネットを揺らされた。

失点直後、FKの流れからケアーのヘディングシュートでゴールに迫ったミランは38分にも決定機。ロングカウンターの流れからロフタス=チークが持ち上がってスルーパス。受けたプリシックがボックス右からループシュートを狙ったが、枠を捉えきれなかった。

それでも39分にPKを獲得。FKの流れでケアーがファーガソンにファウルを受けた。しかし、キッカーのジルーはシュートをGKスコルプスキに止められてしまう。

迎えた後半立ち上がり、ザークツィーに決定機を許したミランは守勢の入りとなる。流れの悪いミランは60分、ジルーに代えてヨビッチを投入。

徐々に圧力を強めると70分に決定機が訪れ、プリシックの右クロスからレオンがボレー。しかし、シュートはわずかに枠を外れた。それでも73分、レオンが見事な個人技を見せ付ける。

ロングカウンターの流れから自陣でパスを受けたレオンがドリブルを開始。快速を飛ばしてDF2人を鮮やかにかわしボックス内へ侵入したところでベウケマに倒された。

しかし、PKキッカーのテオ・エルナンデスはシュートを右ポストに当ててしまい、再びPKを決めきることができず。

それでも83分に逆転弾。レオンのスルーパスでボックス右ポケットを突いたフロレンツィのクロスをロフタス=チークが頭で押し込んだ。

ロフタス=チークのドッピエッタで逆転したミランが勝負を決めたかに思われたが、89分にPKを献上。ミランデビュー戦となったテラッチアーノがクロスに飛び込んできたボックス内のクリスティアンセンのユニフォームを引っ張ってしまった。

これをオルソリーニに決められ、2-2でタイムアップ。難敵ボローニャに勝ちきれず連勝は4で止まった。