レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督が逆転勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

ラ・リーガ前節のアルメリア戦では苦戦しながらも逆転し、3-2の勝利を収めていたマドリー。続いて27日に臨んだ第22節ラス・パルマス戦は、後半序盤に先制点を許す展開となったが、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの同点ゴールとフランス代表MFオーレリアン・チュアメニのバースデー弾でまたも逆転に成功した。

これでリーグ戦5連勝としたアンチェロッティ監督は、まず「失点が流れを変えた」とコメント。「前半はシステムを変えてよりサイドから仕掛けることにした」とし、「不利な状況の中、よりプレスをかけて、より多くの解決策を探そうとした」と試合運びについて語っている。

また、ラス・パルマスの前半の失点数の少なさにも言及。前半のうちに試合の流れを掴みたかったと述べた。

「ラス・パルマスはボールをうまくコントロールするので、奪い返すのが難しい。さらに、今シーズンの彼らは前半でわずか2失点しかしていない。だからこそ、前半を支配し、後半に勢いを強めたかった」

その一方、元ドイツ代表MFトニ・クロースの右CKから生まれたチュアメニの逆転ゴールについては、「我々のセットプレーからの攻撃は非常に脅威だ。良いキッカーと良いフィニッシャーがいる」と称賛。「どの試合も難しく、勝利は非常に重要だ」と勝ち点を取りこぼさなかったことを誇った。

さらに、アンチェロッティ監督は逆転勝利を掴むことができるチームの地力の高さを称賛。ベンチメンバーへの信頼を口にしている。

「ハードな試合だった。ピッチに入り、多くをもたらすモチベーションの高いベンチメンバーがいるからこそ、我々には逆転の手段がある。リードして、もっとトランジションを楽しみたいところだが、いつもそうなるとは限らない」

「ベンチを見れば、試合の流れを変えるための選択肢がたくさんある。彼らがゴールを決めたことで、ボールを持たずによりプレッシャーをかけ、前線でより効果的なプレーができるよう後押ししてくれた」