レヴァークーゼンは27日、ベティスからスペイン代表FWボルハ・イグレシアスをレンタル移籍で獲得したことを発表した。

 発表によると、移籍期間は今シーズン終了までとなる2024年6月30日までで、背番号は「9」に決定。なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、レンタル料は150万ユーロ(約2億4000万円)となったほか、800万ユーロ(約13億円)での買い取りオプションも付随しているという。さらに、レヴァークーゼンは完全移籍となった場合に備えてすでにイグレシアスと2026年6月30日までとなる契約を締結することに合意していることも伝えている。

 現在31歳のイグレシアスはバレンシアビジャレアルなどの下部組織出身で、2013年7月にセルタの下部組織に移籍後、2015年1月にラ・リーガデビューを果たした。2017-18シーズンはレアル・サラゴサへのレンタル移籍を経験し、2018年7月にエスパニョールへの完全移籍後、2019年8月にベティスへと完全移籍。クラブ通算では181試合出場で52ゴール18アシストを記録し、2021-22シーズンのコパ・デル・レイ優勝にも大きく貢献した。また、2022年9月に29歳でスペイン代表デビューを果たし、通算2試合に出場している。

 今シーズンはここまで公式戦18試合出場で2ゴール2アシストを記録していたイグレシアスだが、ナイジェリア代表FWヴィクター・ボニフェイスが負傷離脱したことを受け、今シーズン開幕から無敗でブンデスリーガ首位を快走しているレヴァークーゼンに加入することが決まった。

 自身初となる国外移籍を果たしたイグレシアスはクラブ公式サイトで「これは僕にとって素晴らしい挑戦だ。このチームは現在スペインで大きな話題を呼んでおり、多くの人が注目している。その一員になれることに興奮しており、このチームの成功のために全力を尽くすつもりだ」と意気込みのコメントを発表している。

レヴァークーゼン移籍が決定したイグレシアス [写真]=Getty Images