ビートたけし・北野武

28日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、ビートたけしが高齢者に独自提言をする一幕があった。

 

■高齢者の踏切事故を特集

番組は高齢者の踏切事故を特集。15メートル以上の踏切で遮断器が下りる前に渡ることができず、危険にさらされるVTRなどが放送される。

スタジオで様子を見たたけしは「いやあもう、これを見ると身につまされますね。歳をとったという自覚がないんだよ、俺ね」とコメント。

さらに「こないだ車が来たから早く向こう側に渡ろうと思って。頭は若いのよ。でも、足がもつれて倒れて。そしたらみんな車が止まってくれたんだけど、『あ、俺は歳なんだ』と思って」と告白した。

 

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■阿川が踏切事故防止策を提案

出演者はその後、踏切事故防止策を議論していく。

阿川は「対処療法として、私ちょっと思ったんですけど、遊園地の8人乗りのあの電車みたいな、カートみたいなのを置いて、(渡る)自信がない人はここに座って待ってください、それに乗ってガーと行く」と提言する。

東国原英夫が「カートは時間が決まってるんですか?」と質問すると、「いや、8人満杯になって次の踏切が開いたら行く」と話した。

 

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■たけしと東国原がツッコミ

阿川の提言を聞いた東国原は「いっぱいになるまでに何回もやり過ごさなければいけない、待っていなければいけない。行きたいのに」とツッコミ。

するとたけしも「7人いて1人でなかなか来なかったら、延々7人でにらみ合いながら、待っていなければいけない。やっと8人目が来て『早く来いよ、バカヤロー』って喧嘩になる」と笑う。

ツッコミを受けた阿川は「じゃあ5人にする」とコメントしていた。

 

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■たけしが高齢者に提言

踏切事故の特集を放送後、公営住宅の高齢化問題などを議論する。

番組最終盤にたけしは「われわれもね、歳をとったら、なるたけ国に迷惑をかけないように生きていかないと。そういう自覚がないとだめだね」と指摘。

そして「歳をとったことを自慢気に国にタカるんじゃなくて、自分で生きることを考えなさいって。いつまでたっても老人社会とか言われるよ? 邪魔者になるから」と提言していた。

ビートたけし、『TVタックル』で高齢者に提言 「国にタカるのではなく…」