ベッツは「能力に恵まれているのに、それを使わない手などあるのか?」とも語った(C)Getty Images

 今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていた大谷翔平オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた山本由伸を獲得したドジャース。他にもレイズから剛腕のタイラー・グラスノー、マリナーズから強打者のテオスカーヘルナンデスを獲得するなど、補強に費やした金額は総額12億2600万ドル(約1772億5000万円)にも達する“異次元の大型補強”を行った。

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 ドジャースワールドシリーズ制覇の最有力候補に挙げる声も少なくないが、一部のファンや識者からは大型補強に対して「やりすぎだ」という批判の声も噴出している。しかし、これらの声にドジャースのスーパースターは困惑しているようだ。ドジャースムーキー・ベッツは地元ラジオ局『AM 570 L.A. Sports』の番組に出演。大型補強に対する批判の声に自らの意見を語った。

 番組内で他球団のファンからドジャースの大型補強に対して批判の声が上がっていることについて問われたベッツは「そういうものなんだ。僕らにどうしてほしいのかよくわからない」と困惑した様子を示しつつ、「能力に恵まれているのに、それを使わない手などあるのか?」と語り、チームが成功するために動いているだけだと反論。さらに、「ビジネスの話は抜きにしても、これは単純明快な話だ。『大型補強して申し訳ない。もう二度とやらないよ』って言えばいいの?それはわけがわからないよ」と語った。

 ベッツのこの発言に、米スポーツ専門サイト『Sportskeeda』は記事を配信して反応。「ベッツはドジャースが最近受けている批判について振り返った。その批判があることを認めつつも、インタビューではベッツの堂々とした意見が示され、勝つチームを編成してワールドシリーズを制覇するというドジャースの決意が強調された」とし、ベッツの発言を擁護した。

 ドジャースワールドシリーズ制覇を果たし、大型補強は正しかったと示すことができるか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

異次元補強のドジャースに集まる批判にベッツが“困惑”「『もう補強しません』って言えばいいの?」