バイエルンは28日、ガラタサライからフランス人DFサシャ・ボエを完全移籍で獲得したことを発表した。

 右サイドバック補強を目指していたバイエルンパリ・サンジェルマンPSG)に所属するフランス代表DFノルディ・ムキエレを獲得することを目指していたものの、PSGとの交渉が難航し、代役としてニューカッスルに所属するイングランド代表DFキーラン・トリッピアーに関心を示していたが、クラブ間で合意に達することができず、交渉は破談に終わったことが明らかになっていた。

 このような状況から、バイエルンガラタサライ所属のボエをリストアップし、獲得交渉を進めていることが報じられていた。そんななか、バイエルンは28日にボエを2028年6月30日までの4年半契約で獲得したことを発表。ドイツメディア『スカイスポーツ』によると、移籍金は最大で3500万ユーロ(約56億円)になるようだ。

 ボエはバイエルンへの移籍に際して、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。

「これは僕の夢が叶った瞬間だ。バイエルンのようなビッグクラブでプレーすることができて光栄だ。新しいチームで素晴らしい選手たちと一緒にプレーできることを本当に楽しみにしている。選手としては、僕は攻撃するのが好きなディフェンダーで、ディフェンスと同じくらい前線に絡むことにも喜びを感じているんだ」

バイエルンへの移籍が決まったボエ [写真]=Getty Images