タレントの上沼恵美子(68歳)が、1月28日に放送されたバラエティ番組「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演。長年支えてくれたファンのためにも、何らかのコメントをして欲しいと、ダウンタウン・松本人志(60歳)に呼びかけた。

番組がこの日、松本が「週刊文春」の発行元である文藝春秋社を提訴した話題を取り上げる中で、上沼は「さあこれから裁判ということになるんでしょうけどね。ダウンタウンの力、松本人志さんの人気、30年間頂点で、てっぺんで君臨してきたというのは、私、また要らんこというのか分からないけど…絶対に忘れてはならないのは、松本さん、ファンの温かい支援があって、応援があって。ダウンタウンのファンって半端じゃない熱いファンが多いんですよ。だからそこを置いてけぼりにしてないかなというのは、私のちょっとした感想なんかな」とコメント。

そして「私事なんですが、4年ぐらい前に(テレビの)レギュラーがバタバタなくなったの。皆さんご存じだと思いますけど。そのときにやっぱり、テレビの番組をずっとやってきた人間としては寂しくて、何か崖っぷちというのか、崖から突き落とされたような気持ちになって。私の出る出番はないんやなと思ってうなだれてたときにね。『YouTubeやらないか』ってある方に誘いを受けまして。YouTubeなんて分からないね、どういうことやるの、って。『アナログですよ。家でくちゃくちゃしゃべっとったらよろしいねん』と言って、そうかなと思って、そのときはやる気はなかったんですが、何気に始めたんですよ。それですごいびっくりしたことがある」と語る。

驚いたのは「思いのほか、たくさんの人に見ていただいてるんだ」ということ。「私、感動したんです。おばあさんなのに高齢者なんですけど、高齢者の方がYouTube見るという社会現象も出たんですよと文藝春秋さんの方に言われたりして、嬉しくて。やってよかったなと思ったんです」と話し、「YouTubeで思ったのは、ファンと自分との間、これがとても近い。コメントもちろん寄せていただくし、何回見られたというのが数字が出ますし、それはほんと感じました。そのときに私にはファンがいたんやって。50年近くやってて、YouTube2年半ぐらい前にやったんですが、そのときに感じて。私はこういうファンに支えられてきてやってたんだな、というような思いがしました」と、大きな気付きがあったという。

そんな自身の経験を踏まえた上で、「だからね、松本さん。『ワイドナショー』に出ますか何か言ったんですが、かなわなかったじゃないですか。そのときにファンの皆さんにごあいさつじゃないんだけど、裁判に行ってきますみたいなメッセージを送ろうとしてらっしゃったのだと思いますが、それがかなわなかったわけだから、これは何らかの形で…松本さん、あなたびっくりするぐらいのファンがいるんですよ。30年間君臨したわけだから、30年やからぎょうさんファンが増えた、だけじゃない。ファンが増えただけじゃなくて、ダウンタウンのファンというのはものすごい熱い。あっちっちや。芸人さんもあなたの芸で、ダウンタウンの存在で人生観も変わった。そんな方もいらっしゃると思うねん。ファンの人も、そういう大勢の分厚いファンのことは置いてけぼりにしてはあかんと思うの、私は。力もある、才能もある、もちろんあなたの天才的なものもあるんだけど、それだけでは30年間これなかったんですよ。ファンの応援というものを絶対忘れてはいけない。どんな形でもいいから…こないだ私、偉そうにYouTubeがいいとか言いましたが、それだけではなくて違う方法でもいいから、松本さん、お願いやからファンにメッセージ残してやってくれへんかな。莫大なファンがいてて、まっちゃん何か言って、まっちゃんどんな感じやねんって報告は私は義務があると思うで。これだけ応援していただいたわけなんで」と、ファンには何らかのコメントをするべきだと、カメラに向かって呼びかけた。

続けて「今、裁判に行かれるということが決定的になった松本さんは『ワイドナショー』に出ることがかなわなかったんやけど、私とは全くレベルの違うごっついファンが、熱いファンが『まっちゃんどないするねん』って心配してると思う。だから家族のためにまい進します、裁判だけやりますっていくんじゃなくて、一言、あなたの大きなファンに、たくさんのファンに、熱いファンに挨拶っておかしいけど、『心配せんといてな』とか、何らかのメッセージを残してもらいたいんだけどね。無理なんかな」と語る。

さらに「ずっと応援してもらったんだもん。30年も熱い思いで、うらやましいよ。こんなにあっちっちっていうぐらいの深い愛を持ってるファンを持ってるダウンタウンでしょう。それをして、それで裁判頑張ってくださいよ、ということかなと思うんです」「どんな形でもいいから、あなたを支えてくれる膨大な熱いファンに支えられてきたんやから、彼たちは心配してますよ。どんな形でもいいから言葉残してあげてください。みんな心配してるねんからさ」と繰り返した。