アルゼンチン代表MFハビエル・パストーレ(34)が今夏の現役引退を考慮している。

パストーレは昨年7月にカタールSCを退団し、現在はフリーの状況。近年は思うような活躍には至らずもその実績を考えれば、まだまだプレーする場所は十分にあると思われる。

しかし、以前から股関節に問題を抱える34歳MFは同箇所の手術を余儀なくされる見込みで、今夏のタイミングでの現役引退も視野に入れているという。

今回、フランスPrime Video』のインタビューに応じた同選手はケガを理由にスパイクを脱ぐ可能性を示唆している。

「まだ股関節の手術を受けなければならない。正直に言うと、より良い生活を送るため、そして痛みをなくすためにそうしている」

「毎日痛みがあるんだ。通常の生活においても痛みを感じる。本当に気分が悪いものだし、それを治す必要があるんだ」

「この夏、プレーを続けられるかどうか、自分の気持ちを見極める必要がある。そして、決断するつもりだ。今のところ待ちの状態にあるよ。プレーを再開できたら、それは奇跡だね」

母国のタジェレス、ウラカンでのプレーを経て2009年に加入したパレルモでブレイクを果たしたパストーレ

“エル・フラーコ(やせっぽち)”の愛称で知られるエレガントなMFは、その後パリ・サンジェルマンローマプレー。2021年夏に双方合意の下でローマとの契約を解除すると、スペインのエルチェでもプレー

ただ、初のスペイン挑戦は度重なるケガに悩まされたローマ時代同様、うだつの上がらないものとなり、昨年1月に契約を解消。そして、すぐさまカタールSCに加入した。自身初の中東リーグでは在籍4カ月で7試合1ゴールの数字を残したが、シーズン終了後に退団していた。