ジローナを率いるミチェル監督が、クラブの快進撃について言及した。28日、スペイン紙『マルカ』が同監督のコメントを伝えている。

 ラ・リーガ第22節が28日に行われ、ジローナはセルタと対戦した。試合は、見事なビルドアップからポルトゥが得点を挙げて、ジローナが先制に成功。そのままセルタの攻撃を凌ぎ切り、1-0で勝利を収め再びリーグ暫定首位に浮上している。

 セルタ戦での白星によって今季4度目の連勝を飾り、リーグ戦での無敗を「14」に伸ばしたジローナ。レアル・マドリードバルセロナアトレティコ・マドリードの3強以外では、過去最多となる勝ち点で前半戦を折り返すなど、快進撃を続ける同クラブだが、試合後のインタビューに応じたミチェル監督は、現在の状況について「夢のようだよ」とコメント。「選手たちが成し遂げていることを評価しなければならない。みんな、彼らがやってのけていることに気づいていない」と述べつつ、「まだ16試合も残っているが、今いるポジションは美しくエキサイティングであり、私たちはそこに留まりたい」と今後に向けた決意を明かした。

 一方、「1試合1試合を大切にしなければならない」とも発言。「レアル・ソシエダ戦のことだけを考えているし、ホームでは自分たちが好成績を望んでいると周囲に示すためにも、いい結果を出したい。先を見ることは私たちを怖がらせるだけだ」と目先の試合に集中する必要があると語っている。

 また、リーグ制覇の可能性について問われると、「レアルバルサも勝てなかったから、今回の勝利はヨーロッパに近づけてくれた」と一定の手応えを口に。続けて、「チャンピオンズリーグを夢見ているか?残り10試合になったらわかるだろう。はっきりしているのは、レアルは簡単に試合で勝ち、それ以外のチームは苦労しているということだ。我々は彼らのレベルには達していない」と自身の見解を示した。

ジローナを率いるミチェル監督 [写真]=Getty Images