ゴミ袋を有料化する自治体も増えています。「コスパを考えるとパンパンに詰め込みたいけれど、口を結べなくなってしまう…」と悩む人も多いのではないでしょうか。本来ならゴミになる意外なアイテムを使って、パンパンになったゴミ袋の口を縛る裏技を紹介します。

用意するのは「使い終わった食品用ラップ」

意外なアイテムを使ってゴム袋の口を縛るアイディアを紹介しているのは、警視庁です。X(旧Twitter)で運用中の公式アカウント「警視庁警備部災害対策課」(@MPD_bousai)にて、くわしく解説しています。

まず用意するのは、使い終わった食品用ラップです。不要になり、ぐちゃぐちゃにされたものでも構いません。

1.広げたラップをくるくるとねじって、ひも状にします。

2.ひも状になったラップの片方の先端をゴミ袋に入れ、20cm程度出した状態で口を閉じてください。

3.ラップと口を一緒にまとめ、くるっと回転させて輪っかを作ります。

4.作った輪っかの根元部分に、余っている先端部分を数回巻き付けましょう。

5.最後に、残った先端で縛れば完成です。

ゴミ袋上部に結ぶための余裕を作る必要がないため、より多くのゴミを詰め込めるようになります。

メリットと知っておきたい注意点

警視庁警備部災害対策課が紹介するアイディアのポイントは、本来ならゴミになってしまう不用品を活用している点です。

ゴミ袋の中をのぞいてみれば、ちょうどよい使用済みラップも見つけられるかもしれません。いつでも手軽に実践できるでしょう。

ただし、「ゴミ袋の上部いっぱいまで詰め込めるから」という理由で、無理をするのは禁物です。力を込めてゴミを押し込めば、袋そのものが破裂してしまう可能性もあるでしょう。

また上の結び口を持ってゴミ捨て場へ運ぶ途中に、重さに耐えきれなくなってしまう事態も考えられます。

災害発生時には、ゴミの量に対してゴミ袋の数が足りていないこともあるでしょう。「かさばるものが多い」「大量のゴミをできるだけ素早く片付けたい」という場合には、ぜひこちらの裏技を活用してみてください。

ゴミ袋を縛る時、「後ほんの少しで結べるのに…」という場面では、まずは落ち着いて使用済みラップを探してみましょう。くるっとねじってひも状にするだけなので、誰でも簡単に実践できますよ。


[文・構成/grape編集部]

出典
@MPD_bousai
※写真はイメージ