2月に制定されている米国の黒人歴史月間と並行し、故ジェームス・ブラウンの人生を振り返るA&Eによる最新ドキュメンタリー『James Brown: Say It Loud』がプレミア上映される。A&Eはこの4部構成のドキュメンタリー・シリーズを、「(ジェームス・)ブラウンの複雑な人生に迫り、彼が今日の音楽と文化に与え続けている計り知れない影響について考察する決定的な作品」としており、現地時間2024年2月19日と20日の2夜にわたって開催されるイベントで初公開される。米ビルボードが現地時間1月26日にこの作品の予告編を独占初公開した。

 ザ・ローリング・ストーンズミック・ジャガーはプレス・リリースで、「彼(ジェームス)は最初から僕にインスピレーションを与えてくれた素晴らしいパフォーマーで、公民権運動に深くコミットしていた。僕はいつもジェームスを尊敬し、彼から多くのことを学んできた」と述べている。彼はまた、このドキュメンタリーの製作総指揮のひとりでもあり、予告編の中でこのミュージシャンの影響について振り返っている。

 『James Brown: Say It Loud』はデボラ・ライリー・ドレイパーが監督を務めている。ジャガーに加え、【アカデミー賞】受賞者のアーミル・“クエストラヴ”・トンプソンとタリク・“ブラック・ソート”・トロッターが製作総指揮を務めた。未公開のアーカイブ・インタビューとパフォーマンスをフィーチャーしたこのドキュメンタリーは、中学1年(7年生)で学校からドロップアウトしてから“ショー・ビジネス界で最もよく働く男”の称号を得るまでの苦闘の道のりを描いている。

 ジャガーに加え、クエストラヴ、ブーツィー・コリンズ、LL・クール・J、チャック・D、ダラス・オースティン、ジミージャム&テリー・ルイス、アル・シャープトン牧師、ブラウンの子どもたちディアナ、ヤマ、ラリーなど、アーティスト、弟子、家族、友人たちがそれぞれの見識を述べている。

 クエストラヴとブラック・ソートは共同声明で、「ジェームス・ブラウンの人生は、今日に至るまで我々や他のアーティストにインスピレーションを与えている彼の計り知れない音楽的影響を理解するだけでなく、彼が米文化に与えた深く永続的な印象を理解する上でも重要である。ブラウンの人生は、苦闘、贖罪、自己アイデンティティーについての重要かつタイムリーな物語であり、それを共有する機会を得たことを光栄に思う」とコメントしている。

故ジェームス・ブラウン、ミック・ジャガーやクエストラヴらがプロデュースのドキュメンタリー公開へ