京都府福知山市は、「子育てにやさしい図書館」がコンセプトの市立図書館三和分館の移転オープンを記念して、NHKEテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」などでおなじみの人気絵本作家tupera tupera(ツペラツペラ)さん(京都市在住)が描き下ろしたオリジナル作品『三和はじまりの里』を、地元の子どもたちの除幕式により2024年1月12日に公開しました。

 作品には市内三和地域の「産屋」「ぶどう」「万願寺とうがらし」などの地域資源が描かれています。事前取材で訪れた、tupera tuperaさんは、穏やかでゆったりと包み込まれるような時間の流れを感じたといい、「(赤子の)魂が、豊かな自然の中で、のびのびと健やかに育まれていくことを願って、この絵を作りました」などとコメントを寄せています。
 作品は拡大パネルにして、三和支所2階ロビーにフォトスポットとして設置。絵を見た子どもたちは「龍がかっこいい!」「宇宙が好き」「赤ちゃんがかわいい!」など、とても嬉しそうに眺めていました。どなたでも自由にパネルの写真撮影をしていただけます。また、原画は図書館内に保管展示しています。

  • tupera tuperaさん作品『三和はじまりの里』経緯

 移転を契機に、もっとたくさんの方に三和分館へ来てほしい、地元の方に親しんでいただきたい、三和地域を元気にしたいという思いから、三和のシンボルになるものができないかと検討してきました。

 三和分館は、地域の特性を活かし、産屋の里にちなみ、子どもの健やかな成長を願い、絵本・児童書の収集に力を入れた図書館です。

 そこで、福知山市図書館の絵本のベストリーダーに毎年上位にランクインし、全国各地でさまざまなオリジナル作品を手がけられ、作品の種類も多種多様で、三和のシンボルとなるような唯一無二の作品を作っていただけるtupera tuperaさんに依頼しました。

 新三和分館は「子育てにやさしい図書館」をコンセプトとしています。「安産」「子育て」「産屋」といった地域資源をモチーフに、「ぶどう」「万願寺とうがらし」などの三和の特産物を組み合わせ、三和分館にふさわしい作品を制作いただきました。

 タイトルは『三和はじまりの里』で原画のサイズはB3。

 tupera tuperaさんは実際に三和町を訪れ、大原の産屋、万願寺とうがらし、三和ぶどうの圃場などを取材されました。

 美しい自然の中、豊かな土壌に培われた特産物の数々。子どもたちが集い、学び、健やかな心が育まれるよう、空から“蛇の髭伝説”の龍が見守ってくれています。地域で子どもたちを守り育てていくという思いが伝わってくるようなほっこりとしたやさしい気持ちにさせてくれる作品です。

 作品は、三和分館の宝ものであり、来館者の皆様に楽しんでいただけるよう、大切に保存していきます。また、三和分館のみならず、三和地域全体の活性化につながるように、活用していきたいと考えています。

  • tupera tuperaさんコメント

 三和町を訪れた際、穏やかでゆったりと包み込まれるような時間の流れを感じました。
命が誕生する場所 “産屋” は、素朴だけれど神秘的な力が宿っていて、三和地域を守ってくれている存在として、絵の中にも大きく表現しています。
 生まれてきた赤子は、かよわいだけの存在ではなく、小さい身体の中に、未来への希望に満ちた力がつまっています。その魂が、豊かな自然の中で、のびのびと健やかに育まれていくことを願って、この絵を作りました。                           

tupera tupera

  • tupera tuperaさんプロフィール

(C)Ryumon kagioka

tupera tupera(ツペラ ツペラ) 京都市在住

亀山達矢と中川敦子によるユニット。絵本やイラストレーションを中心に様々な分野で幅広く活動している。絵本に「しろくまのパンツ」「パンダ銭湯」「かおノート」「やさいさん」「いろいろバス」「うんこしりとり」など、著書多数。海外でも多くの国で翻訳出版されている。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。「わくせいキャベジ動物図鑑」で第23回日本絵本賞大賞。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞を受賞。武蔵野美術大学油絵学科グラフィックアーツ専攻 客員教授、大阪樟蔭女子大学 客員教授、京都芸術大学こども芸術学科 客員教授。

  • 除幕式・内覧会の様子~子どもたちのコメント~

 除幕式は、三和学園6年生10名、三和こども園5歳児13名が参加しました。

 テープカット後の内覧会では、新しくなった図書館でさっそく本を手に、「広くなってうれしい」「たくさん本があって選べない」など、うれしい声がたくさん聞こえてきました。

  • コンセプトは「子育てにやさしい図書館」!

図書館三和分館は、地域の特性を活かし、産屋の里にちなみ、子どもの健やかな成長を願い、絵本・児童書の収集に力を入れた図書館です。

延床面積約2倍へ! 148平方メートル →276平方メートル  

 低層の木製書架・家具を配置し、ゆったりとくつろげる滞在型図書館に生まれ変わりました。

絵本・児童書・大活字本を重点的に収集

 ロングセラーから最新の絵本、三和で人気のある自然科学関連図書を多くそろえました。

授乳室の新設 

 広々としたスペースです。図書館をご利用でない方もお使いいただけます。

キッズスペースの拡充 ~フロア面積27平方メートル ~

 随時おはなし会などを開催していきます。 

2階ロビーをフリースペースとして活用 

 飲食ができるフリースペースとしてご利用ください。

  • わくわくがいっぱい!三和分館移転オープン記念企画!!2024年 1月12日(金)~

絵本作家tupera(ツペラ) tupera(ツペラ)さんオリジナル作品常設展示

京都市在住の大人気絵本作家tupera tuperaさんが、実際に三和町を訪れ、大原の産屋をモチーフに、三和の特産品を盛り込んだオリジナル作品を制作。
作品を拡大パネルにして、2階ロビーに展示します。フォトスポットとしてもお楽しみください。 

▼「かお、顔、うれしいかおってどんな顔?」展

 ・休館前に来館者のみなさん・三和こども園の子どもたちに製作してもらったみんなの顔を三和支所ロビーに展示します。図書館内では、tupera tuperaさんの特集展示も!

▼特集展示「分館テーマ巡回展示」

 ・三和分館「安産・子育て」 夜久野分館「化石・地質」「宇宙と星」 大江分館「酒呑童子・鬼」各分館の特色をテーマにした関連本の巡回展示。三和分館を皮切りに、各分館を巡回していきます。

◆開館時間 10:00~18:00

◆休館日 月曜日・祝日・年末年始(12月28日1月4日)・蔵書点検期間

◆住所 〒620‐1442 京都府福知山市三和町千束515(三和支所2階)

◆交通アクセス 駐車場 三和支所駐車場 約30台/西日本JRバス【園福線】「細見千束」徒歩2分

◆お問合せ 図書館三和分館TEL:0773‐58‐4715 FAX:0773‐58-4716

図書館中央館公式HP https://www.lics-saas.nexs-service.jp/city-fukuchiyama/

配信元企業:京都府福知山市

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