今まで多くの作品を生み出し、エンターテイメント史を塗り替えてきたマーベル・スタジオ。現在アイアンマンキャプテン・アメリカ、ソーなどアベンジャーズを生み出してきたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のあらゆる作品がディズニー公式動画配信サービス、ディズニープラスにて配信中。この度、1月12日(日本時間)に発表された第51回アニー賞に「ホワット・イフ...?」、「アイ・アム・グルート」シーズン2、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」の3作品がノミネートを果たした。

【写真】最後の大暴れをする仲間たちの絆を描く「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」

■熱い絆が描かれる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」

アニー賞には、マーベル・スタジオ初のアニメーションシリーズ「ホワット・イフ...?」のシーズン2がFX賞(テレビ/メディア部門)とプロダクション・デザイン賞(テレビ/メディア部門)、「アイ・アム・グルート」シーズン2が編集賞(テレビ/メディア部門)にそれぞれノミネート。さらに、実写映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3」は、キャラクターアニメーション賞にノミネートを果たした。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」は、実写部門ではシリーズ完結編となる。全銀河を巻き込み、最後の大暴れをする仲間たちとの熱い絆が描かれた同作は、視聴者の涙を誘い“最高のエンディング”を迎えた。

アベンジャーズ/エンドゲーム」をはじめとする実写作品が数多く生み出しているマーベル・スタジオだが、「ホワット・イフ...?」を皮切りにアニメにも力を入れている。今後も「X-Men '97(原題)」や、スパイダーマンのアニメーション作品「Your Friendly Neighborhood Spider-Man(原題)」などを予定している。

MCUのキャラクターに別の運命が待っていたら?「ホワット・イフ…?」

「ホワット・イフ...?」は、「アイアンマンや、キャプテン・アメリカをはじめとするアベンジャーズたちに、もしも別の運命が待っていたとしたら…?」というテーマで、MCUで実際に起こった出来事をベースに、想像を超えた驚くべき”もうひとつの物語”を描くシリーズ。

もしも―“ソーがひとりっ子だったら?”、“ウルトロンが勝ったら?”、“ピーター・クイルが地球最強のヒーローたちを襲ったら?”、“アベンジャーズが1602年に結成されたら?”、“ゾンビが出たら?”といった、想像するだけでワクワクが止まらない遊び心に溢れた物語が2シーズンにわたり生み出されてきた。

そしてその中では、スティーブ・ロジャースの代わりに超人血清を投与しヒーローとなった“キャプテン・カーター”(ペギーカーター)や、事故で手ではなく、恋人を失った世界のドクター・ストレンジ“ストレンジ・スプリーム”、MCU初のオリジナルヒーロー“カホーリ”といった独自のキャラクターたちも登場。

アメリカの大手レビューサイトRotten Tomatoesでは批評家スコア91%(1月29日時点)の高評価を獲得しており、自由なアニメーションという手法だからこそ表現できた物語となっている。

■キュートで無邪“木”なベビー・グルートの小さな大冒険「アイ・アム・グルート」

ノリと笑いで銀河を守る落ちこぼれヒーローチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のメンバーのひとりで身長25センチの小さな“木”、ベビー・グルートが主人公のオリジナル短編集「アイ・アム・グルート」。

可愛くて無邪“木”なトラブルメーカーで、話せる言葉は「ボクはグルート」だけ。そんな彼が、本人はダイナミックなつもりの“小さな大冒険”が自由度満載のアニメーションで描かれる。シーズン2では、小鳥に翻弄される姿や、アイスクリームを手に入れるために頑張る姿、制御不能できなくなってしまった雪だるまロボットと格闘する姿…など、ベビー・グルートの豊かな感情とハチャメチャな日々が描かれ、“可愛い”、“癒された”など全世界を虜にしている。

「アイ・アム・グルート」シーズン2 場面写真/(C)2024 Marvel