歌舞伎俳優が出演し、歌舞伎を中心に様々な芸能やエンターテインメントにまつわるトークを展開する、オンライントークショー『歌舞伎家話(かぶきやわ)』。

この度、2024年2月9日(金)20時より配信する、『歌舞伎家話』第32回に歌舞伎俳優 片岡仁左衛門の出演が決定した。

仁左衛門が『歌舞伎家話』に出演するのは2020年7月の第5回、2022年1月に配信された第13回、2023年1月の第22回に続き4回目。ここ一年を振返ってのエピソードと、これからの公演へ向けた意気込みなどを語る。

昨年は歌舞伎座『二月大歌舞伎』にて『霊験亀山鉾(れいげんかめやまほこ)』の藤田水右衛門・隠亡の八郎兵衛の二役を一世一代として渾身の力を込めて演じ、悪の華の魅力を見事に体現。『鳳凰祭四月大歌舞伎』では坂東玉三郎とともに、『与話情浮名横櫛(よはなさけうきなのよこぐし)』に出演。息の合ったコンビで劇場を沸かせた。その後も、『六月大歌舞伎』での三大名作のひとつ『義経千本桜』のいがみの権太、松竹座『七月大歌舞伎』での『平家女護島 俊寛』の俊寛僧都役、御園座10月公演『片岡仁左衛門 坂東玉三郎 錦秋特別公演』にて『東海道四谷怪談』の民谷伊右衛門役、歌舞伎座11月『吉例顔見世大歌舞伎』で上演された『松浦の太鼓』の松浦鎮信役や、南座『吉例顔見世興行』『仮名手本忠臣蔵 七段目』で勤めた大星由良之助まで、当たり役を立て続けに演じた。

(右から)片岡仁左衛門、中井美穂

(右から)片岡仁左衛門、中井美穂

そして、迎えた2024年も仁左衛門の活躍は続く。歌舞伎座『二月大歌舞伎』(2月2日(木)初日)では『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』に出演し繁山栄之丞を勤め、さらに『三月大歌舞伎』では名作『元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)』で徳川綱豊卿を演じる。

人間国宝となった今も常に芸道を探求し、さらに高みを目指すその胸の内に、聞き手として定評があり、仁左衛門の聞き手としては定番となったアナウンサー・中井美穂が迫る。貴重なエピソード満載の『歌舞伎家話』第32回を見逃さないでおこう。

『歌舞伎家話』第32回 配信(右から)片岡仁左衛門、中井美穂