1月14日にNHK大河ドラマ「光る君へ」の第2話が放送され、主演の吉高由里子(35)が初登場。初回の過去最低視聴率のスタートも何のその。「ウィ〜」と巻き返しを図る撮影現場を実況レポートする!

 平安時代を生きた紫式部(役名・まひろ)を吉高が演じ、後の最高権力者・藤原道長柄本佑(37)が務める24年の大河ドラマ。

 見どころに一つは、吉高の「十二単」の和装姿だ。昨年11月24日にメインビジュアルが公式サイトで公開されると、SNS上でも大きく話題になった。

 とはいえ、平安時代の女性の正装とも言われる儀服を着るのは、なかなか一苦労のようで、ドラマ関係者はこう明かす。

「忠実に再現するため、袿(衣服)を何枚も重ねて着用するので、かなり重いんです。10キロ以上超えると言われ、さらにかつらも重い。吉高さんは階段を上がっただけで息切れしてしまい、『いやだ、いやだ〜」と、冗談交じりに嘆くこともありました」

 短い歩幅で歩くシーンでも、着物の中はすぐに汗だくになってしまうのだとか。

「吉高さんは大河の主演ということで、いつも以上に気を張っていることもありますが、衣装の重さで疲労が溜まり、ぐっすり眠れているそうです。健康維持のために、サプリメントも飲むようになったと聞きました」(前出・ドラマ関係者)

 昨年5月下旬からクランクインしたが、その前から吉高は、平安時代の女性の所作や立ち居振る舞いを勉強。中でも、特に“難敵”だったのは習字の練習だった。芸能プロ関係者が耳打ちする。

 吉高の利き手は、左。そのため、右手で書くところから始まりました。しかも筆なので、半紙から手を少し浮かせて書くのに苦戦していたのですが、第2話でいきなり成果を発揮。代筆仕事をしているまひろは、『すきなおなごに歌を書いてほしい』と言われ、右手でスラスラと筆を走らせ、美文字を披露しました」

 それでも、一難去ってまた一難。撮影現場でも吉高は苦戦の連続だった。前出・ドラマ関係者がこう話す。

「宮中が舞台になるだけに女性の出演者が多くて、役名を覚えきれないんです。何度もリハーサルを重ねるのですが、そのたびに名前を間違えてNGを連発し、頭を抱えていました」

 役名と言えば、まひろの父・藤原為時扮する岸谷五朗(59)との間で、こんな“舌禍騒動”まで起きていた。

まひろの弟・惟規を演じるのは、俳優の高杉真宙(27)。だから、岸谷さんがわざと『お〜い、まひろ』と呼ぶんです。すると、自分の役名を呼ばれたと思った吉高が返事をすると、岸谷さんは高杉を見る。それを何度も繰り返してイジっていたら、『もう、その呼び方は禁止!』と、吉高が禁止令を出して、スタッフを笑わせていましたね」(前出・芸能プロ関係者)

 脚本は「セカンドバージン」など“ラブストーリーの名手”と称される大石静氏。いっそ吉高の重〜い十二単を脱がせてみれば、視聴率の爆上げは間違いなし!

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