2024年冬に劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉の公開が発表された『まどマギ』シリーズ。前作である『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』の“正統なる続編”と銘打たれていますが、現状では数多くの謎に包まれています。

そこで今回は『ワルプルギスの廻天』にそなえて、気になる“謎”を整理していきましょう。

※記事の性質上、前作『叛逆の物語』のネタバレを含みます。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〈ワルプルギスの廻天〉』ティザービジュアル

劇場版 魔法少女まどか☆マギカワルプルギスの廻天〉』第一弾ティザービジュアル

前作『叛逆の物語』で残された謎をおさらい

まずは前作『叛逆の物語』をおさらい。前作のラストではもう1人の主人公といわれる魔法少女ほむらが、これまでの魔法少女とは違う“悪魔のような”力を持つ存在に変化。「円環の理」と呼ばれる“概念”になった主人公・まどかを、強引に“人間”に引き戻してしまいます。

その結果まどかも含めた魔法少女たちは記憶を失うのですが、まどかには記憶を取り戻して「円環の理」に戻ろうとする様子が。また“高い治癒能力”を持つ魔法少女・さやかも、その特性ゆえに完全ではないながら記憶があるようです。ラストではほむらまどかに敵対をほのめかすようなシーンも。

そのためネット上では『ワルプルギスの廻天』に関して、「概念に戻ろうとするまどかと、それを阻むほむらの対立って感じなのかな」「ほむらがあの世界をどう維持するのか…… みたいな話になりそう」と予想する声が上がっていました。

【1】ふたりのほむら

ワルプルギスの廻天』のティザービジュアルや特報もすでに公開されており、ネット上ではさまざまな謎が話題になっていました。たとえばティザービジュアル第2弾には、なぜか“2人のほむら”の姿が。1人は正面を向き、怪しげな表情で微笑んでいます。

 

微笑んでいるほむらまどかを人間に戻した悪魔ほむら”であると予想されており、その理由はまどかから託された赤いリボンを髪につけていないから。“悪魔ほむら”は前作ラストでまどかにリボンを返しているため、長い黒髪にカチューシャをつけた姿で描かれています。

一方で後ろ姿しかわからないもう1人のほむらは、リボンを頭につけたままの姿。服装も黒のタイツではなく黒のニーソックスと、“悪魔ほむら”と多少異なっていました。そのため「『ワルプルギスの廻天』には、悪魔ほむら悪魔になる前のほむらが登場するのでは」という説も唱えられているようです。

【2】新たな少女は誰?

また特報には、これまで登場した魔法少女たちと異なる特徴を持つ新たな少女が登場。アニメ最終回でほむらが使っていた“黒い弓”にそっくりな武器を持っています。一見まどかに似ていますが、衣装の細部が異なっています。

また、マミの髪色にも似ていることから、「全員が合体した姿では」という考察もあがっているよう。

【3】さやかが包帯を巻く理由

前作に登場していた魔法少女たちにもこれまでと違う点があり、1番大きく変わっていたのはさやか。“高い治癒能力”持ちという特性のはずが、特報でのさやかは右目を除き顔全体に包帯を巻いていました。またまどかの先輩にあたる魔法少女・マミも、武器として使っていた胸元のリボンが描かれていません。

これにはネット上で「さやかもマミも本来使えた魔法が使えなくなっているんじゃ……」「新キャラの魔法少女に固有魔法が奪われてるとか?」という声が。前作とのビジュアルや衣装の違いには、何かしら謎が隠されていそうです。

ティザービジュアル・特報だけでも気になる部分が盛りだくさんな『ワルプルギスの廻天』。すべての謎が明かされる日が今から楽しみですね。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』概要

新房昭之×虚淵玄ニトロプラス)×蒼樹うめ×シャフトによる『叛逆の物語』の正統なる続編――
そして、新たな始まり。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉
2024年冬 公開予定

◆スタッフ
原作:Magica Quartet
総監督:新房昭之
脚本:虚淵玄ニトロプラス
キャラクター原案:蒼樹うめ
監督宮本幸裕
キャラクターデザイン:谷口淳一郎
異空間設計:劇団イヌカレ―(泥犬)
音楽梶浦由記
アニメーション制作:シャフト

◆キャスト
鹿目まどか:悠木 碧
暁美ほむら斎藤千和
巴 マミ:水橋かおり
美樹さやか喜多村英梨
佐倉杏子:野中 藍
百江なぎさ阿澄佳奈
キュゥべえ加藤英美里

◆公式サイト
https://www.madoka-magica.com/

◆公式X(旧Twitter) @madoka_magica
https://twitter.com/madoka_magica

#魔法少女まどかマギカ