手帳製造・OEMを手がけて69年の伊藤手帳株式会社(本社名古屋市)は和歌山大学観光学部佐野ゼミに在籍するめもりぃむ(担当:観光学部 観光学科准教授 佐野 楓 担当学生:3回生上田百葉 大木美礼亜 蓑田悠翔 山本萌永)が提案した部活手帳「部log」の商品化を行います。

もりぃむが提案した部活手帳「部log」は、部活に特化した部活生のための手帳です。部活を支えるマネージャーと部活のプレイヤー(部活生)が文武両道を目指す、ありそうでなかった形の手帳となります。

▼主なページ構成
・「目標達成」のためにモチベーションをあげるページ
・授業やバイト、練習、試合をスムーズに両立させるための予定管理ページ

1月17日(水)和歌山大学へ伊藤手帳が訪問し商品化へ向けてのキックオフが行われました。
キックオフでは、商品化までの日程、手帳の仕様、販売プロモーションの選定と実施時期について話し合いが行われました。

▼「部log」商品化までの主な流れ
1.4月23日(火)12時30分~13時30分(予定)新商品「部log」完成品発表会
場所:和歌山大学 西1号館 1階 会議室


2.4月23日(火)伊藤手帳ECサイトユメキロック本店・楽天市場店・Amazon店・Yahooショップ店にて販売開始


部logのプロトタイプと部活の象徴メガホン(部logロゴ入り)を持つめもりぃ

もりぃむと伊藤手帳の打ち合わせ風景。担当教授の佐野先生が様子を見守る

■商品化に至った背景
もりぃむは実際に商品化を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジSカレの伊藤手帳テーマ「デジタル化時代に必要な手帳」に参加しました。
Sカレは秋と冬に企画をコンペ形式で商品化の企画を競う方式で、めもりぃむの考案した部活手帳「部log」は惜しくも1位を逃しました。
しかしながら、部活手帳「部log」の商品コンセプトの高さと、めもりぃむ4名の「部活生のために商品化して欲しい」というめもりぃむの熱意から伊藤手帳が商品化をする運びとなりました。

【めもりぃむチーム部log発案のきっかけ】
もりぃむのメンバー内に部活のマネージャー担当者がいます。学業やアルバイト、部活の時間で1日があっという間に終わってしまうと思っていました。
そこで、部活生と部活をしていない学生に1日のスケジュールについてアンケートを行いました。その結果、部活をしている学生は部活をしていない人に比べ自由時間が5時間も少ないという結果になりました。
また、部活をしている学生はそれを維持するモチベーションの維持ややるべき事の整理が多数あるという課題を抱えています。これらを解決する手帳はできないか?という所が部logの企画を考えるきっかけとなりました。

【めもりぃむチーム部log今後の流れ】
4月23日(火)の新商品「部log」完成品発表会の準備を進めてまいります。
同時期は部活の新入勧誘が一番活性化する時期です。
各部活のリーダーに参加してもらい部logの良さを伝えていきたいと思います。部logを使うことで和歌山大学の部活生が時間効率の向上と目標管理によるキャリア育成のお手伝いができる事を願っています。

当日、より多くの方に発表会に参加していただけるよう案内や発表会の方法を伊藤手帳担当者と相談しながら決めていきます。

・Sカレとは
Sカレは2006年に発足し17年を迎えます。今年度のSカレ2023には全国32大学38ゼミ169チーム552名が参加しました。
Sカレの目指すところは、未来のマーケターの育成にあります。大学は違えども志を同じくする若い仲間が、仲間同士で協力しあい、互いに切磋琢磨しながら、商品企画プロセスとそのマネジメントを実際に体験します。その企画はウェブ上で提案され、皆さんの前で発表します。さらには現実の市場において問います。ここに、Sカレの他にない特徴があります。

学生が、実際のユーザーと対話しながら、商品企画を進めるという実践的なマーケティングを学ぶ機会は、世界広しといえども、Sカレしかありません。また、企画の渦中において、ライバルチームの成果を見ながらリアル

タイムに競争するという場も、他に例を見ません。参加する学生にとっては、マーケティング実践を学ぶ絶好の機会であり場であると考えています。
▼Sカレ公式サイト
https://s-colle.ws.hosei.ac.jp/

伊藤手帳がSカレに参加した理由と求めるもの
2021年総務省が行った「ウィズコロナにおけるデジタル活用の実態と利用者意識の変化に関する調査研究」によるとデジタル利用の端末はスマートフォンが89.4%で全体の9割近くという結果が出ています。また同調査では普段利用しているインターネットサービスについて質問していますが「予定管理・カレンダー」と回答した人が全体の34.1%となり、デジタルを使った予定管理が進んでいる事が伺え、手帳製造メーカーとして手帳の良さを若い世代に伝え、手帳を使用した予定管理の方法を普及する必要性があると考えていました。

一方、弊社が行った独自調査ではスケジュール管理やタスク管理はデジタルとアナログの併用というユーザーが6割を超えるという結果が出ています。このような背景からデジタル化時代に求められる手帳の仕様についてデジタルネイティブの学生より企画提案をもらい、商品化を進めるべく「デジタル化時代に必要な手帳」というテーマでSカレへエントリーしました。

スマホネイティブの世代がどのような提案をしてくれるのか楽しみであり不安もありましたが、どのチームも調査に基づいたマーケティングプラン・販売プランを熟慮してくれ選考に悩みました。
また、本試みから手帳について改めて向き合う気持ちが生まれた・手帳の役割について深く考えるきっかけになったと参加した学生さんより感想を頂きました。

手帳について知る・考えるきっかけの場となったと伊藤手帳では捉えています。
部活手帳「部log」は部活生と部活を支えるマネージャーの時間管理と目標管理を一元化できる案でした。
伊藤手帳でもかねてよりスポーツに携わる学生のために手帳を作りたいという想いもあり、今回商品化する運びとなりました。

また、伊藤手帳は2024年1月にバスケットボールB.LEAGUE名古屋ダイヤモンドドルフィンズがオフィシャルパートナー契約を締結しました。部活やスポーツに携わる人すべてに~書く事で夢を拓き、夢を追いかけ、夢の実現を~手帳というツールで支援してまいります。

和歌山大学観光学部について】
和歌山大学観光学部は、観光学を構成する「観光経営」「地域再生」「観光文化」という3つの基本領域をコンセプトとした1学科3コースからなる教育体系でカリキュラムが組まれています。専門性を高めつつ学際的視点を育むために、分野横断的に学びます。加えてGlobal Programを配置し、国際的視点で物事を捉えて考える力、多様な文化的背景を持つ人々と互いに理解しあえるコミュニケーション力、そして国際的に展開される観光学の専門知識を修得し、自らの考えを発信できる力を向上させます。また、国内外の地域を対象として取り組んできた実践型教育をより一層拡充し、現代社会が抱える諸問題の解決に必要な「包括的対応力(ジェネリックスキル)」を養成します。

【伊藤手帳株式会社について】
昭和12年現代表の祖父が個人経営として創業。平成20年伊藤手帳株式会社へ組織変更とともに伊藤亮仁が3代目代表取締役へ就任。事業承継時100坪であった本社兼工場(名古屋市東区)から工場部門を愛知県小牧市へ移転。
2022年4月に小牧第2工場(2nd Base)も稼働。総計1800坪の敷地で年間1,000万冊の手帳を製造します。事業成長率9.20%(4年間)。
2021年よりSDGs宣言に基づく地域貢献の1つとして愛知大学・一宮商業高校、聖徳学園中学校(東京武蔵野市)と産学連携プログラムによる手帳開発・販売を手掛け手帳需要の裾野を拡げる活動も行っています。
2023年は愛知大学キャリア支援センター、愛知県立一宮商業高等学校聖徳学園中学校(東京武蔵野市)、Sカレ(Student Innovation Collegeの略。実際に商品化を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジ)と手帳の新商品開発に取り組みました。
2023年12月までに合計60の手帳に関する企画案が提案され、そのうち4案を商品化しました。2024年4月迄、さらに3案が商品化されます。

商号: 伊藤手帳株式会社
代表者: 代表取締役 伊藤 亮仁
所在地: 〒461-0034 本社:愛知県名古屋市東区豊前町3-42 TEL:052-936-2363
事業内容: 各種手帳の製造、販売、一般書籍の製造、ビニール製品の製造
資本金: 10,000,000円 
URL:伊藤手帳オフィシャルサイト https://ito-techo.jp/



和歌山大学観光学部 佐野 楓 
伊藤手帳株式会社 広報 神谷 

配信元企業:伊藤手帳株式会社

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