バルセロナは、ラス・パルマスに所属するDFセルジ・カルドナに関心を寄せているようだ。29日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 1999年7月8日生まれのカルドナは現在24歳。ジムナスティック・タラゴナのカンテラ出身で、2019年6月にトップチームデビューを果たすと、2020年にラス・パルマスに加入した。当初はBチームを主戦場としたが、2021年5月にトップチームでの出場機会を得たことを境に主力に定着。積極的な攻撃参加が持ち味の左サイドバックとして、今シーズンはここまでのラ・リーガで21試合に出場し、欧州大会出場権獲得が狙えるほどの躍進に貢献している。

 そんなカルドナに対して、バルセロナが関心を寄せているとのこと。『マルカ』によると、一時はアトレティコ・マドリード移籍が噂された同選手だが、今現在はバルセロナも獲得を検討しているという。早ければ、2月1日デッドラインが迫る今冬の移籍市場で、実現する可能性もある模様。背景には、長期離脱が見込まれているDFアレハンドロ・バルデの不在をカバーしたい思惑があるようだ。

 いずれにしても『マルカ』は、カルドナとラス・パルマスの現行契約が今夏に満了を迎えることから、今年1月1日に他クラブとの契約交渉が解禁されたと述べつつ、すでにバルセロナが同選手の代理人にコンタクトを取ったと指摘している。

 生粋の“ラ・マシアっ子”であり、バルセロナを彷彿とさせるスタイルをラス・パルマスに落とし込んだガルシア・ピミエンタ監督の指導を受けたカルドナなら、適応面では問題はないように思える。

バルセロナが獲得を検討するDFセルジ・カルドナ [写真]=Getty Images