高橋大輔が主演を務め、スペシャルゲストアーティストとしてゆずが出演するアイスショー『氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-』が、6月に横浜アリーナにて開催されることが決定した。

【写真】ゆず、荒川静香、村元哉中ら『氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-』の出演者

 『氷艶』は、スポーツと日本文化を融合したストーリー仕立てのアイスショー。「氷艶」という言葉には、フィギュアスケートの氷上ならではの美しくしなやかな演技と感情表現を通じて、今までにない様な、日本文化を伝える艶やかな舞台を創っていきたいという想いが込められている。また、氷艶の「en」という音には、フィギュアスケートの常識を超えて「演」じることに挑戦していく意志と、この企画を通じて様々な「縁」が繋がっていきますようにという願いも込められている。

 第1弾となる『氷艶 hyoen2017 -破沙羅-』では、日本の代表的な文化芸術である歌舞伎とコラボレーションを実現。松本幸四郎(当時:市川染五郎)を演出家に迎え、約4万人を動員。第2弾となる『氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-』では、世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を宮本亞門演出&テーマ曲を松本孝弘B’z)、柚希礼音平原綾香西岡徳馬などジャンルを超えた出演者を迎え、約4万2千人を動員した。

 第3弾となる今回は、「ゆず」が本作のために主題歌を書き下ろし、さらにスペシャルゲストアーティストとして全公演に出演(出演・歌唱は公演の一部となる)。そして物語全編が、キャストたちの歌う「ゆず」の楽曲で彩られる。『氷艶』にとっても「ゆず」にとっても新たな挑戦となるコラボレーションとなる。

 ゆずは「宮本亞門さんとは15年来のお付き合いで、最初にお仕事でお会いしたときの、演出に懸ける情熱に感銘を受けたことを今でも覚えています。今回『氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-』にお声掛けをいただき、アイスショー全編でゆずの楽曲が流れるということ、大変光栄です。物語の中で、亞門さんがどんな風に僕たちの曲を料理してくれるのか、今から楽しみです」と期待を寄せる。

 物語は宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』をモチーフに構成。演出は2019年公演に続いて宮本亞門が務め、テレビドラマ・映画・アニメ・舞台と様々なジャンルで活躍する坂口理子が脚本を担当する。フィギュアスケートを中心に、音楽や芝居など様々な要素が融合して表現される華麗で勇壮な《夢絵巻》のような世界感に期待したい。

 『氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-』は、横浜アリーナにて6月8日~11日まで開催。

<コメント全文>

■宮本亞門

 まず氷艶を再度、演出させていただけること、そして、温かい氷艶ファンのみなさんとまた再会出来ることに、この上ない喜びを感じています。

 思えば源氏物語からイメージした作品『月光かりの如く』から、5年しか経ったと思えないほど時代は大きく変化して、コロナ禍、気候変動、戦争など誰もが予想だにしたかったことが次々起こりました。でも、そんな時代だからこそ、私たちは今を生きることの素晴らしさを、今まで以上に深く感受して、この一つしかない地球で命を授かったことを、ご覧になってくれる皆さんと共に感謝し分かち合い、次の輝く未来へと繋いでいきたいと思います。

 そこで、前から尊敬しているアーティストで、利他的愛情を全身全霊で歌い上げ、心に染みる曲を作り上げてきたゆずさん、それに宇宙・地球に愛情を持っていた宮沢賢治さんの想いを掛け合わせた世界を創ります。そして出演者である高橋大輔さん、荒川静香さんら素晴らしいスケーターたちや、個性豊かな才能あふれる役者の皆さんと共に、壮大で美しい物語をお見せできればと思います。

 まさに今、生きているからこそ感じられる感動を横浜アリーナで味わってください。
また、皆さんとお会いできることを心から楽しみにしております。

高橋大輔

 この度、『氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-』を開催することになりました。『氷艶 hyoen2017-破沙羅-』『氷艶 hyoen2019-月光かりの如く-』に続き、5年ぶり開催となり、僕自身とても嬉しく思います。

 この5年間の間に、アイスダンス競技への挑戦、コロナ禍の生活、そして競技生活からの引退、振り返ると様々な経験をさせていただきました。その一つ一つが現在の自分自身のピースとなり、また、本作への挑戦に繋がっています。

 『氷艶 hyoen2019』から引き続き、宮本亞門さんに演出をしていただき、大変嬉しく思うとともに、5年間の時を経て、前回より成長した姿をお見せできるよう、務めてまいります。

 また、ゲストアーティストとして、ゆずさんと共演させていただくこととなり大変光栄に感じています。偉大なアーティストの方々と共に創り上げるキセキを、ぜひ会場にて目に焼き付けていただき、皆様の人生に豊かさをもたらせるよう精一杯がんばります。

 それでは、銀河ステーションでお会いしましょう。

■ゆず・北川悠仁

 宮本亞門さんとは15年来のお付き合いで、最初にお仕事でお会いしたときの、演出に懸ける情熱に感銘を受けたことを今でも覚えています。

 今回『氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-』にお声掛けをいただき、アイスショー全編でゆずの楽曲が流れるということ、大変光栄です。物語の中で、亞門さんがどんな風に僕たちの曲を料理してくれるのか、今から楽しみです。

 主題歌の依頼もいただき、新曲を書き下ろします。オファーを受けた後に亞門さんとお会いしたんですが、そこで亞門さんからすごい熱量のパワーを頂いて、次の日には曲の原型が出来上がりました。素晴らしいクリエイティブの交換が、既にでき始めています。

 ゆずにとってアイススケートに関わらせていただくのは初めての経験なので、どんなステージになるのか未知数な部分はありますが、きっとゆずの楽曲がアイスリングの上で、また新たな響き方をしてお客さんに届くんじゃないかなと楽しみにしています。

 僕たちの地元・横浜での開催ということで、ぜひ多くの方が横浜に集まってくれたら嬉しいです。

高橋大輔