2歳くらいの子供は自己主張が現れ始める頃で、イヤイヤ期に突入することもある。海外ではテリブルツー(魔の2歳)と呼ばれるほど、思い通りにいかないと泣き叫び、かんしゃくを起こす子もいる。
これをなだめるのは親も一苦労だ。公共の場でこれをやられると、皆に迷惑をかけてしまうことになるため、親はなんとかしようと焦るが、さらに状況を悪化させることもある。
アメリカの1ドルショップ(日本の百均のような店)のレジ前で、2歳の女の子が大泣きした。だがその店の店員は決して嫌な顔をすることはなかった。
それどころか、女の子の興味を別の方向にもっていき、見事になだめてくれたのだ。子供が落ち着いていく姿を見て、母親はこの女性店員に深く感謝したという。
References:Supermarket worker helps mum by picking up crying toddler | SWNS/ written by Scarlet / edited by parumo
ニュージャージー州シーダーグローブにある1ドルショップ「Dollar Tree(ダラー・ツリー)」で、メアリー=アン・バーンズ(38歳)さんは2歳になる娘と自分の母親と一緒にクリスマスの買い物をしていた。
メアリーさんの母親は別の買い物カートを持っていて、メアリーさんがレジの列に並んだときにもまだ買い物をしていたという。
私の娘はちょうどイヤイヤ期で落ち着きがなく、思い通りにいかないとぐずりはじめて大泣きするんです。この時は抱っこしてもらえなかったことが気に入らなくて泣き出してしまいました。
娘をあやしながら後ろの人を待たせ過ぎないようにと、レジを素早く済ませて荷物を袋に入れるのは大変でした。
そのとき、レジ係の女性店員が声をかけてくれた。
女性店員の機転の利いた行動が娘を落ち着かせた
レジ係のファティマ・レフトウィッチさんは、メアリーさんが困った状況に陥っていることに気付くと幼い子供にやさしく声をかけた。
ねぇ、商品を一緒にスキャンしてみない?
スキャンの機械に興味がわいたメアリーさんの娘は、やってみたいといった。
レフトウィッチさんはカウンターの中で子供を抱き上げると、一緒に商品をスキャンし始めた。
その行為はメアリーさんにとっては魔法のように見えたという。娘がすぐに泣きやんで落ち着いたのだ。
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レフトウィッチさんは、私に娘を抱っこしていいかどうか尋ねて、私のすべての品物と、私の後ろにいた人たちの品物まで娘と一緒にスキャンしてくれたんです!
娘の興味を別の方に持っていくことで自然に機嫌をとってくれたのです。こんなに子供の扱いに慣れた、信頼できる女性はなかなかいません。本当に助かりました。
メアリーさんの娘は、レフトウィッチさんの腕の中ですっかりくつろぎ、「覚えるのが早いわね~」とほめられながら熱心に商品をスキャンしていた。
さっきまで泣いていたのに、その顔には笑顔がこぼれていたという。
その後、レフトウィッチさんは別の店舗に移動となったが、この出来事をきっかけに2人は連絡を取るようになり、今も友人として交流を続けているということだ。
たまに本当に素晴らしいと思える店員さんっているよね。
数か月に1度しかいかないのに、ちゃんと名前を憶えてくれていたり、欲しかったものが売ってなかった時、何を言わなくても別店舗に電話して在庫状況を確認してくれてり、すごく敬意をもって接してくれるので、またそのお店を利用しようって思っちゃう。
References:Grocery Worker Rescues Mom By Asking a Crying Toddler if She Wants to Scan Items / written by Scarlet / edited by parumo
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