ヨルダン代表のフシーヌ・アムタ監督が、イラク代表戦での劇的な逆転勝利を振り返った。アジアサッカー連盟(AFC)の公式サイトが伝えた。

29日、アジアカップ2023のラウンド16でヨルダンイラクと対戦した。

グループステージで日本代表にも勝利したイラクと、日本が大会前にトレーニングマッチを行ったヨルダンの一戦。試合はイラクペースで進むも先制したのはヨルダンだった。

しかし、イラクも後半は攻勢に出ると逆転に成功。今大会の得点ランクトップに立つアイメン・フセインのゴールで逆転するが、アイメンはゴールセレブレーションに時間をかけすぎ警告。これにより退場処分となった。

数的優位に立ったヨルダンがここぞとばかりに反撃。すると、95分にシュートのこぼれ球を詰めて同点に追いつき、97分には、ニザル・アル・ラシュダンがボックス手前からミドルシュート。これがゴール右に吸い込まれ、一気に逆転。ヨルダンがベスト8進出を決めた。

劇的な勝利を収めたヨルダン。アムタ監督は試合を振り返り、計画通りの戦いができたとコメント。押し込まれる展開でも我慢してカウンターで仕留める作戦だったと、先制ゴールの形は狙ったものだとした。

「試合はとてもチャレンジングで、相手も同様に次のラウンドに進むに値するものだった」

「我々は戦略を実行し、計画通りに選手を活用した。プレッシャーを効果的に吸収し、計画通りにカウンター攻撃を仕掛けた。その結果。我々は当然の資格を手にした」

「この種の考え方はどのチームにとっても重要であり、我々はチームの可能性を強く信じている。我々が自分たちの強みを活かし、特にプレッシャーのかかる瞬間に、弱点に対して対処した」

「我々のカウンター撃は成功し、逆転できるという自信を信念を植え付け、実行した」

アディショナルタイムに交代選手を活用したのは、我々の強いメンタリティを示したものであり、大会を通してこのメンタリティを維持することが不可欠だ」