映画、ドラマ、舞台、そして国を超えて韓流ドラマ、中国ドラマまで、幅広いジャンルの番組を取り扱うCS放送「衛星劇場」。2月も浦井健治、小池徹平が出演した「デスノート THE MUSICAL」をはじめ、赤西仁が本格アクションに挑戦した中国ドラマ「凌雲志」など注目作が多数放送される。1月に引き続き目が離せない、魅力的なラインナップの衛星劇場2月のおすすめ番組をピックアップしていく

【写真】赤西仁が天界の武将役として本格的なアクションに挑戦

■浦井健治と小池徹平が対峙するミュージカルデスノート THE MUSICAL」

ミュージカル界演技派俳優の浦井健治が主役を務め、近年では映画やドラマだけでなく舞台での活躍も目覚ましい小池徹平が出演した注目作「デスノート THE MUSICAL」。大ヒット漫画「DEATH NOTE」(集英社)を原作とする本作は、ブロードウェイと日本の才能がタッグを組んだ制作陣の豪華さが目を引く。

本作を音楽で盛り上げるのは、世界中で次々と大ヒットミュージカルを生み出す本場ブロードウェイの作曲家、鬼才・フランク・ワイルドホーン。そして演出として舞台を手掛けるのは2012年には紫綬褒章を受章したことでも話題を呼んだ、日本を代表する演出家・栗山民也だ。なお2月は主人公・夜神月を浦井が演じた公演を放送するが、もう1人の夜神月役としてキャスティングされた柿澤勇人版も3月に放送される。

デスノート THE MUSICAL」ストーリー

夜神月は成績優秀な高校生。ある日ライトは「名前が書かれた人間は40秒で死ぬ」と書かれたノートを拾った。そのノートの正体は「デスノート」。死神が退屈しのぎに地上に落としていったものだ。

このノートを巡り、彼の平和な日常は一変。犯罪者を裁ききれない法律に限界を感じていたライトは、ある日テレビで幼稚園に立てこもる誘拐犯の名前を興味本位でデスノートに書いてみる。すると、不思議な力を発揮してしまい…。

■山口祐一郎・浦井健治ら実力派舞台俳優が贈る舞台「家族モドキ」

NHK大河ドラマ「篤姫」「江~姫たちの戦国~」など多数の脚本を手がける田渕久美子。そしてミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」「ローマの休日」「ジキルハイド」など、幅広い作品で演出を務める山田和也がタッグを再びタッグを組んだのが舞台「家族モドキ」だ。

山口祐一郎、浦井健治、大塚千弘、保坂知寿の実力派俳優4人が集結し、お互いを思いやる優しい心であふれた温かい物語を紡ぐ。新しい家族の形を描くストーリーにも注目が集まった。

「家族モドキ」ストーリー

リビングで、立ったり座ったり、じっとしていられない様子の高梨次郎(山口祐一郎)。そんな次郎の様子を何度も窓から室内を覗いてくるひとりの若者の姿があった。

次郎は大学で教鞭を執っていることもあり、なにかと説教をしたくなる性格。思わず次郎はその若者を呼び止めて、人の家を覗くなとたしなめ始める。次郎に嗜められた彼は木下渉(浦井健治)。どうやら、次郎の一人娘・民子(大塚千弘)の大学時代の同窓生らしい。

先ほどまで渉のことを嗜めていた次郎は、何を思ったか家の中に渉を引き入れた。実はその日、娘の民子が久しぶりに家に帰ってくることになっていたのだ。数年ぶりの父と娘の感動の再会になるはずが、予期せぬ事実が発覚し混乱する次郎。そんな次郎の前に渉の妻・木下園江(保坂知寿)が現れ…。

■中国進出を果たした赤西仁出演「凌雲志~愛と正義に生きた英雄~」

赤西仁が中国ドラマに出演した「凌雲志~愛と正義に生きた英雄~」。「西遊記」をベースに“天界の戦い”を描いたファンタジー作品で、赤西は天界の武将・楊岩役を好演。主人公である猿の妖怪・盤石(レイモンド・ラム)の親友となる楊嵐(ジャン・モンジエ)の兄で、物語の中核を担う人物でもある。

同作といえばド派手なアクションが特徴で、なかでもハリウッドの特撮チームを招いて制作された特撮シーンは中国内でも非常に評価が高い。

「凌雲志~愛と正義に生きた英雄~」ストーリー

猿の磐石が妖怪と化し、数々の困難を経て最終的に弱い妖怪を守る英雄になるまでを描いている本作。修行をしていくなかで金糸雀、楊嵐、風鈴などと親友となり、固い絆で結ばれる。そして瑶光洞の解空祖師の弟子として奮闘し、数々の苦難に打ち勝っていく。

最終的に妖界をリードして天界と戦い、蒼生(人界の人間たち)を守り切るのだが、無極聖尊(ムキョクセイソン)が策略を図り、三界を混乱に陥れようとしていて…。

凌雲志~愛と正義に生きた英雄~/(C)2017 Shanghai Cenic Media Co. Ltd