ユベントスフィオレンティーナイタリア代表MFジャコモ・ボナヴェントゥーラ(34)に接触中だという。

2014〜20年にかけ、ミランで通算184試合35得点30アシストという数字を積み上げたボナヴェントゥーラ。非常に苦しい時代のミランとあって主要タイトルこそ獲得できなかったが、功労者であることは間違いない。

ミランを契約満了後は現所属のフィオレンティーナへ加入し、2020-21シーズンから3年連続でセリエA30試合以上に出場。今季もここまで19試合で6得点2アシスト…34歳とベテランの域に入っても目立った衰えは見られない。今なおイタリア代表にも名を連ねている。

イタリアカルチョメルカート』によると、そんな健在ボナヴェントゥーラに対してユベントスがここ数日でコンタクトをとっており、「今季終了までの5カ月契約+チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得で契約1年延長」というオファーを提示したという。

ただ、ボナヴェントゥーラとの契約が今季までとなっているフィオレンティーナも強気で、このタイミングで34歳の売却に2500万ユーロ(約39億8000万円)を突きつけたとみられている。ユベントスが鵜呑みにできる金額ではないことは、もはや説明不要だ。

そもそもフィオレンティーナからユベントスへ移籍…というもの自体が過去の苦い記憶を継承し続けるフィレンツェ人にとって受け入れ難いことでもあり、「移籍の実現性はほぼない」とのこと。健在ぶりを発揮するボナヴェントゥーラは、非常に強いフィレンツェ愛の持ち主だという。