やっぱり私らって……ヘン!? 一般人からすると「かなりおかしな」クルマ好きの日常5つ

この記事をまとめると

■クルマ好きがやりがちな5つの変わった行為を紹介

■軽い気持ちでハマったのにいつの間にかエスカレートしてしまうことも

■かたわらから見れば異常でも、本人は本気で行動している場合が多い

クルマが好きすぎる人の変わった行動

 端からみると「あいつなにやってんだ?」なことでも、当の本人は超本気で大真面目。好きすぎるがゆえに自然と身についてしまったおかしな行動を5つ、ピックアップしました。身に覚えがあるクルマ好きも多いのでは……?

中古車の巡回ウオッチ

 カーセンサーやグーネット、ヤフーオークションはもちろん、X(旧Twitter)の個人売買の情報も細かくチェック。気になる個体はブックマーク登録してさらに動向をチェック。しかし、あえなく売約済みとなり、リストから消えるとものすごく落ち込む……(実体験)。日々、この繰り返しだけどどうにもやめられない。そのうち好きなモデルの相場や狙い目の個体を把握してしまい「これは買い」や「これは手を出してしまったらダメ」と、仕事として中古車に関わっているプロフェッショナルも舌を巻くほどの領域に。やはり、好きに敵うものはないんですよ……。

クルマが好きすぎる人にだけ理解される異常な行動5つ

欲しいクルマの関連情報を丸暗記

 かつては雑誌やムック本、そして本カタログ、あとはカーグラフィックTVやモーターランド2、新車情報などのテレビ番組が主な情報源でした。しかし、1990年代の後半あたりからインターネットが普及してからは、手軽に情報が集められるようになり、さらにはYouTubeが普及したことで映像や音でも欲しいクルマや気になるクルマの情報が得られるようになったのです。

 つまり、手に入る情報量が爆発的に増えたことを意味します。ネットオークションを駆使すれば、関係者向けの販売マニュアルや車両解説書、パーツカタログなども入手できる時代。好きなことだし、毎日読み込んでいるうちに自然と丸暗記して、気がつけば歩くWikipedia状態に。

クルマが好きすぎる人にだけ理解される異常な行動5つ

欲しいクルマのミニカーを買う&増える

 欲しいクルマ(実車)は手が届かない。しかし、ミニカーなら……ということで、欲しい仕様に可能な限り近いミニカーを探し出し、無事ゲット! よせばいいのにここでコレクター魂に火がついて、カラーバリエーションはもちろんコンプリート! メーカー特注品と通常品(ミニカー本題は同じでも外箱や台座の仕様が異なる)も当然ながらゲット! そうこうしているうちに立派なコレクションに。

 しかし、かつてミニカーで人気のサイズといえば43分の1スケールだったはずが、どんどん値上がりしておいそれと手が出せない価格帯に。そこで64分の1スケールでコンプリートを狙う作戦に変更。そのお金を貯めて実車の頭金にしたほうがいいような気が……。

クルマが好きすぎる人にだけ理解される異常な行動5つ

憧れのクルマなら無理してでも手に入れる!

欲しいクルマの純正品や取り付けたい部品を買う

 ステアリング、シート、ホイール、エンブレム……などなど。いつか欲しいクルマを手に入れたときのために……というほのかな「未来予想図」を思い描き、純正品やアフターメーカーの部品を手に入れ、「来るべき日のために」準備に余念がないといった経験はありませんか? 筆者自身、「いつか自分の愛車にこのベルトを装着しよう」と決めて10代の頃に衝動買いした4点式シートベルト。ずっと押し入れのなかで眠り続け、ようやく日の目を見たのは26年後のことでした。いまでは絶版品となり、ネットオークションでもめったに出品されません。

クルマが好きすぎる人にだけ理解される異常な行動5つ

 結果論ではありますが「あのとき、無理してでも手に入れてよかった」といまでも思います。まぁ、うまくいったのはこの例だけで、あとは見果てぬ夢で終わりましたが……。

欲しいクルマが売られているお店まで見に行く

 スマートフォンがあれば自宅で寝っ転がりながら簡単に欲しいクルマの売り物を検索できる時代。しかし、実車を見てみたいなら売り出されている販売店まで足を運ぶしかありません。冷やかしを承知で営業時間内に見に行くか(衝動買い厳禁ですが)、なかなかその勇気が持てない場合、深夜など営業時間外に足を運ぶことになります。

クルマが好きすぎる人にだけ理解される異常な行動5つ

 目の前に欲しいクルマがあるのに手が届かないという辛い現実を見せつけられつつも、「頑張って手に入れよう」とモチベーションアップさせて帰路につきます。あ、くれぐれも眺めるのは通り沿いから。店内に侵入するとセンサーが反応して不審者扱いされてしまうので要注意です。

まとめ:周囲には滑稽に映っても本人は超本気だったりする

 周囲のクルマ好きで、憧れを現実にした人を見まわしてみてください。頭金0で120回(10年)ローンを組んででも手に入れたとか、小さい頃から貯めてきた貯金をすべてはたいて購入資金に充てたとか、前オーナーの元に通いつめてほぼ強奪に近い形で手に入れたとか……。それなりの割合で「ぶっ飛んだエピソード」があるはずです。そこまでの熱量がない人からすると滑稽にすら映りますが、当の本人は超本気だったりします。だからこそ、欲しいクルマが手に入ったわけです。

クルマが好きすぎる人にだけ理解される異常な行動5つ

 もしもいま、本気で欲しいクルマがあって、手元に潤沢な資金がないとしても……。諦めなければ案外チャンスがめぐってきます。思い続けている欲しいクルマ、そして憧れのクルマがある場合、遅かれ早かれ「本当に覚悟があるのか?」を試される時期がやってきます。そのチャンスをモノにできるかが運命の別れ道でもあります。

 裏を返せば、多少なりとも他人からすれば、多少なりとも無茶や無謀なことをしないと本当に欲しいクルマは手に入らないのかもしれません。

やっぱり私らって……ヘン!? 一般人からすると「かなりおかしな」クルマ好きの日常5つ